吾輩は猫であるを読んで
いやー、暑くなりましたね。
今回は夏目漱石作の吾輩は猫であるを読んでの感想を描きたいと思います。
まずBOOK・OFFでこれは人生において一回は読まなくちゃいけない文学作品だけど手に取った時の分厚さが尋常じゃなく分厚くて500Pぐらいあるのでなかなか手が出し難かった作品です。
実際に読んでて面白いけど長いし明治の作家のため難解な表現や文章が出てくるので読むのに苦労し読破するのに二週間ぐらいかかりました。しかし、自分の場合はこういう難しい文章を読んでいると眠くなってくるので暑い夜中寝れない時などにこの作品を読んだらすぐ寝れました笑、睡眠薬飲んでる人は難しい文章で眠くさせる方法も試してみてはいかがでしょうか。
感想から話題がそれてしまったので元に戻すとして第一に思ったのが漱石の文章は人間の言葉で言い表せないような行動や心情を的確に分かりやすく説明出来ているということに驚きました。
他の人が書いたらだらだら続く心理描写をピシャッと一節などで表しているのでやはり一流の作家だなと感心しました。なんでこんな一節でピシャッと表せる事が出来るんだろと考えてみて思ったのが漱石の語彙力が高いからなんだろうなと思いました。語彙力が高いため簡潔に表現できる漢字や言葉を知っていると言う方が正しいかもしれません。
また、この作品は一言でいうと猫の目線で人々の日常を滑稽・風刺的に書いた作品でそんなにシリアスな作品ではありません。ひたすらに日常の場面がだらだらと続きます。
正直にいうと途中で飽きちゃう方は大勢いると思います。しかし、読んでいくと面白い描写や格言、禅宗的な考え、個性豊かな登場人物が出てくるので読みごたえがあります。
特に吾輩の主人の友人である迷亭という人物の癖が強く法螺吹いたり支離滅裂なことを言ったり面白いなと思いました。
自分としては小説を読んでいるというより国語の教科書を読んでいるような感覚でずっと読んでいました。
暇な人はこういう作品もたまには読むとよいかもしれません
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