他人の特許を邪魔する!「情報提供制度」についての面白いお話
楠浦です。先日、以下記事を見て、
「なるほどー」
と思ったので、皆さんにもお知らせしておきます。
以上!で済ませてもよいのですが、なんで、なるほどと思ったかなど、備忘録兼ねて、少し書いておきます。
特許に明るくない方のために書いておきますと、ここで語られている
「情報提供制度」
とは、
「この特許、うぜーなー」
って特許に対して、
「それって、特許にならないんじゃないすか」
みたいな情報を、特許庁に提出できる、という制度です(ザックリ・・・
僕がこの制度を知ったのは、前職のナノテクスタートアップ時代で、
「へー、そんなことできるんだったら、早速やりたいよ」
ということで、当時、
「日米欧」
3極でしのぎを削っていた競合の一社である、スウェーデンの企業の日本出願に対して、情報提供をしてました。
(当時、その技術に本気で取り組んでいたのは、日本は弊社だけ、アメリカに巨大ベンチャー、スウェーデンに老舗企業、で、この3社で先陣争いしてました)
その時は、邪魔してやったぜ、ぐらいのことしか思ってなかったのですが、後日専門家の方にいろいろ伺うと、上の記事にある通り
「この権利が邪魔だ、と思っている人がいる」
ということがばれてしまい、かえって強い権利が成立してしまう(分割されたりとか)可能性というか、リスクがあるよ、とのこと。
うーん、確かにその後、関連特許がめっちゃ出てきたけど、、、それって、、、
思い当る節あり(泣
上の記事では、それを見越して
「目くらましになるような情報提供をしたら、どうか」
と仰ってます。具体的にどうするの、はさておき、僕はこういう考え方をする知財部の方が大好きです。
「知財=戦略ツール=めちゃくちゃオモロイし使える」
が、前職スタートアップ時代からの、僕の考え方です。
こういう知財の方が、前職時代にもっともっと周りにいたら、楽しかっただろうな―、と思いました。
え?それだけかって?
はい、以上です(笑
備忘録ですし。
楠浦 拝
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