「関わるすべての人を幸せに」する仕組みが「ビジネスモデル」 ~ 京都大学「ものつくり講義2019」ご報告
本年も、昨年に引き続き、
「京都大学工学部機械系」(母校の出身学科)
での講義を行いました。
川崎重工時代から現在まで、ほぼ毎年、設計演習か本講義か、いずれかを担当させていただいております。ご縁ですね。
以下、過去開催分についてのご報告です。
「発明塾」
が目指すところは
「世の中を、より良くする」
ことです。
これは、僕が大学時代から、常に考えていることです。
マズローは、以下著書の中で、
「人が、社会と接する、ちょうどよいサイズの接点」
が企業であり、企業が、世の中をより良くする活動の受け皿として、ちょうど良いのだ、という趣旨のことを述べています。
(私の解釈です)
自身とその仲間にとって、より良い世界をつくっていく、それが企業である、そのように述べています。
(私の解釈です)
マズローは、そこまで述べていませんが、僕は
「顧客も、また、企業を作り上げる仲間である」
と考えています。ですので、企業活動の拡大、すなわち
「顧客を増やす」
ことは
「仲間を増やす」
ことです。
「仲間にとって、より良い世界をつくっていく + 仲間を増やす = 世界がより良くなる」
という、割と単純な方程式で、僕は、企業活動をとらえています。
(あまり複雑なことを考えても、結局実行できません)
「ビジネスモデル」
というと、いかにして
「相手から、小銭をむしり取る」(ちょっと口が悪くてすみません)
か、みたいなイメージで捉えている方を、ちょいちょい見かけます。
僕としては、
「関係するすべての人を、幸せにする仕組み」
のことを、ビジネスモデルと呼ぶ、そう考えています。
誰も損しないから、勝手に広がる。
そして、勝手に世の中がよくなっていく。
理想的(Ideal)です。
ちょっと小銭稼ぐ仕組み、みたいなのは、またそれに適した言葉があるんでしょう、そう思っています。
少なくとも学生さんには、
「関係するすべての人を、幸せにする仕組み」
を、日々考えて欲しいなぁ、と思っています。
そういうお話を、1.5時間。
楽しんでくれたかなー。
どうなんでしょう。
レポート課題を拝見するのが楽しみです。
楠浦 拝
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