【ファッション アイテム探訪⑦】コットンスーツ

梅雨は嫌だ!

と某アイドルグループの叫びみたいなはじまりになってしまいました。

先日九州は梅雨入りしたばかり。不快指数は高くなんとも過ごしにくい季節となっています。ジメジメした毎日はテンションも下がります。

そんな気分をなんとか持ち直してお話する今日のテーマはコットンスーツです。

コットンスーツなんて服道楽の極致のようなアイテムの代表と言ってもいいのではないでしょうか。アパレル人かよほどの洋服好きか、スタイリストに着せ替え人形にされた芸能人ぐらいしか着ることはないものだと思います。一般の人には縁もゆかりもない、きっと一生着ることなく終わる人がほとんどと言っていいものであることに違いないでしょう。

そもそも、着る季節は春夏がメインとなるアイテムなので、ゴールデンウィークあけるとすぐ暑くなってTシャツまつりとなる街中で着用するにはあまりにも暑く、まったく不必要なものです。私が住む九州の田舎では、着る意味が分からないと思われること間違いなしのアイテムなのです。

そんなコットンスーツ、実はとっても魅力的です。スーツと名はつきますが当然ビジネスの場で着るにはあまりにもカジュアル。通常のウール素材のスーツと違い、コットン素材であるがゆえに、すぐにシワくちゃになります。違和感ありまくりです。

ですが、そのシワが味であり、天然素材の象徴でもあります。肩の力が抜け、リラックスしていることを表現することにつながっており、実際に装っている人を見た時には、なかなかの佇まいに目を奪われる人が多いと思います。

個人的にオススメは、ベージュ、カーキのもので、タイドアップしたスタイル。ローファーやタッセルを素足で履き、ややイタリアンなコーディネート。全体のバランスをとりながら着た時には、ちょっとだけ別世界で生活しているような気分になります。

もし勇気があるならば是非チャレンジしてみてください。コロナ禍がおさまって、旅行に行くときなどは、TPOにも合致します。

映画俳優気取りもたまにはいいかもしれません。

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