もしもの日本史。超リアルな人生ゲーム。AIグラスの進化編。パート1。


AIグラスは、

さらに進化して行きました。


今では、

本の中の出来事、

ドキュメンタリーや

小説などの登場人物など、


あらゆる場面に対応する

ようになっています。


それに、

本だけでなく、

テレビのニュースやドラマ、

ネットの映画や動画にも

反応して、

超リアルな人生ゲームを

楽しむ事が出来るように

進化しています。


では、

早速、新しいタイプの

AIグラスを掛けてみま

しょう。


彼の目の前には、

テレビのニュースが流れて

いました。


コロナ禍が長く続き、

その影響で失業してしまう

人が急増していると、

話していました。


すると、

AIグラスが反応して、

自動的に、ある男性の

これからの人生にフォーカス

し始めました。


その男性の年齢は25歳。

大学を卒業後、就活に励み

100社以上に応募しました

が、正社員には成れません

でした。


その後、

とある工場の部品製造の仕事

を見つけて、

寮付きの派遣社員として

働いていました。


そして、

2年が過ぎた頃、

コロナ禍による業績不振の

アオリを受け、

呆気なく、クビになって

しまったのです。


それと同時に、

住んでいた寮も出て行かな

ければならない状況になり

ました。


その時点で、

手元のお金は、15万円程

でした。


彼は、

途方にくれながらも

職探しを始めました。


とりあえず、

しばらくの間は、

ネットカフェに泊まることに

して、求人情報を検索し続け

ました。


そして、

数日が経過しても

再就職先は見つからず、

所持金も底をつき、

ネットカフェを出て行く日が

訪れてしまいました。


今日から、

彼は、

人生初のホームレス生活を

送ることになりました。


絶望的な気分のまま、

あてもなく街を彷徨ううちに

、目の前には大きな公園が

ありました。


よく見ると、

大勢の人が行列を作って

いました。


運良く、

その日は、地元の

ボランティア団体が炊き出し

を提供している場所だった

のです。


列の最後尾に並んだ彼は、

温かい食べ物を口にして、

涙が溢れてきました。


その様子を見ていた

ボランティア団体のスタッフ

は、静かに彼に声を掛けま

した。


親身になって話を聞いてくれ

るスタッフに対して、

彼は、

今までの経緯を、

すべて正直に話しました。


話を、

じっと静かに聞いていた

スタッフは、

彼を、全力でサポートする

ことを決めました。


そして、

スタッフは、彼を、

ボランティア団体が運営して

いる宿泊施設へと案内しま

した。


その宿泊施設は、

ボランティア団体が

生活弱者を支援するために

管理運営している施設なので

、三食食事付きで、

宿泊代も共に無料なのです。


その上、

就職支援のサポート体制も

整っているのです。


この説明を受けた後、

彼は、

また、感激のあまり泣いて

しまいました。


捨てる神あれば拾う神あり


まさに、

そんな状況でした。


そして、

彼は、

心に誓いました。


この御恩に報いるために、

1日でも早く就職して、

次は、

自分が誰かを助ける事が

できる人に成りたい。と。


明けない夜はこない。

どん底まで落ちれば、

後は、上がるしかない。


そんな事を思いながら、

彼は、

静かに微笑みを

浮かべるのでした。



今日も、明日も、

笑顔で過ごせる日に

成りますように。


では、また、


最後までお読み頂きまして、

ありがとうございました。

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