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腕時計貯金の意外な結末

WBCがおもしろい。
準決勝最高でしたね。

W杯もWBCも見られるなんて素敵な2022年度。
決勝、がんばれJAPAN。
観るために半休取りました。笑

2022年1月の記事~腕時計貯金

昨年1月、↓↓のような記事を書いた。
人生で初めて長期でファッション関連の貯金をして、腕時計を買う計画を立てた。

だれも興味ねーよ!と思われそうですが、書きっぱなしもちょっと気持ち悪いので、どうなったかお伝えしておこうと思う。

上の記事を書いた後、順調に貯金と欲しい気持ちは育まれ、最高の「自分へのご褒美」になるといいなと思っていた。

腕時計貯金記事にも書いたが、ここで復習。
●私が欲しい時計は、パシャ ドゥ カルティエ 35㎝ 77万円
●2022年1月から2023年1月まで13ヶ月間、ちょうど77万円貯まるように貯金をしていく
●途中で気持ちが薄れたら無理せずやめる
●価格改定がされない限り、途中で購入せずきちんと貯金を極める

まさかの価格改定

今となっては、まさかでもなんでもなく想定の範囲内である。。
ハイブランドは腕時計でだけではなく、バッグやジュエリーなども容赦なく円安による価格改定(という名の高騰合戦)が行われているゆえ。

それでも、13ヶ月きちんと貯めて…貯めるのは「お金」と「気持ち」。
途切れないパシャ愛を確かめてから購入したかったのだ。
それでも価格改定されるのであれば途中で買うことを自分の中で認めていた。

・・・って言うてますけれども、なんとワタクシ価格改定後に改定を知るという失態をおかす。
しかも10万円以上あがってる!!!!!!
gyaaaaaa!!!!!!!!!!

パシャか、パシャ以外か

これがハイブランドの容赦ない値上げかと。
円安なら円高になったら安くなる可能性もあるけど、しばらくあるとは思えない。
ちなみに、2023年3月現在の価格…更に改定があり90万7,500円。

価格改定チェックをマメにしていなかった理由を考えてみた。
簡単に答えが出た。

おそらく自分の中でパシャ熱が冷めていたんだと思う。
そんなことない、毎月貯金していたし、何度も実物を拝みに行ったし、1月がくることを楽しみにしていた…んだけど、本気で欲しかったら、少しでも低価格で買いたいと思うはず=マメにチェックするはず。
私の性格なら。

というわけで、私の腕時計貯金は終わりを告げた。
そう、「パシャ以外(=パシャを買わない)」を選択したというわけ。

あんなに張り切って貯金を始めたのに間抜けな話ですがこれがリアル。
これが10月頃の話。

タイミングって大事

自分の性格でおめでたいな〜って思うのが、コレクター気質やコンプリート気質に憧れるものの、マジ大雑把でマメじゃないのですぐ途切れる。
そしてすぐ忘れる。笑

縁が無いものを無理やり手繰り寄せることはしない。
それで「吉」と出ることが少ないと経験上分かっているからだ。
大好きだったけど、タイミング合いませんでした。
その時は本気で地に手をついて「あああああ!!」と言いたくなるけど、ほとぼりって結構すぐ冷める。
そして次の出会いを待つ。
アンテナ張ったり張らなかったりしながら。

パシャ以外の時計は必要か

次に考えたのは、「パシャを買わないなら他の時計を買う必要があるか?」である。
それは「急がないが、仕事用に欲しい。でも急がない。」である。

仕事では腕時計をしたい。
リモートワークの時は不要だが出社した時はしていたい。

カバンのように旅には出ないが気が向いたらネットを覗いたり、時計店を見てみよう。
とのんきに構えていた。

時計はカバン以上に疎いので、ブランドに詳しくないが候補はいくつか出た。
●OMEGA・・・昔シーマスターを愛用していた、今回はコンステレーション
●HAMILTON・・・パンダっぽい白黒のクロノグラフ
●JUNGHANS・・・マックスビル
価格はまったく異なるが上記3つはずっと気になる存在だった。

でも「価格的には懐に優しいけど、やっぱりパシャの方がいいよなあ。」と思いとどまっていた。

ある日突然新星現る

私はECサイト好き。
店舗をめぐってショップ店員さんの話を聞くのは購入の参考になるので嫌いではないが、得手不得手でいうと不得手。
そんな人見知りな性格と、返品はまったく面倒だと思わないので返品可能なECサイトをめちゃくちゃ頼りにしています。
ECサイト7、店舗3って感じでハイブリッドかつ悠長に構えていました。

国内セレクトショップのECサイトの中でも「ベイクルーズ」贔屓。
●L'Appartement(アパルトモン)
●Deuxieme Classe(ドゥーズィエムクラス)
が長年好きで、特にDeuxieme Classeの方は地元に路面店があったのでかなり課金しております。

そして今、ベイクルーズの中でいちばん好きなのが「AP STUDIO」。
L'Appartementの派生ショップと知ったのはごく最近。
エレガントに憧れつつ、カッコイイ感じをやっぱり求めてしまうワタクシに肩の力が抜けた感じのAPさんはとってもいいです。

そんなAP STUDIOからSEIKO、HIROB(ベイクルーズの時計ショップ)とのトリプルコラボの腕時計が出まして。
価格55,000円也。

公式サイトから画像をお借りしています

ドがいくつ付くんだって感じのシンプル、SEIKOは候補にあげたことすらない、どこにでもありそう、、とほぼ関心はなかった。

ただ、、日にちが経ってもなぜか心に引っかかっていることに気づく。
何がいいのか分からないけど(失礼)、なぜか忘れられない。
APのスタイリングにことごとく登場していることも原因かもしれない。

そして、、どうしたか

一度見に行こう。
APさんは地元にないが、HIROBがあるので早速詣で。

正直、実物を見ても試着をしても「コレだーーーーー!!!」とは思わなかったので購入せず。
ひとつ、フェイスの厚みが薄いのがとても良かった。
直径41mmだからボーイズというよりメンズなのに薄いから圧迫感がなかったのだ。

日がしばらく経ち。
やっぱり熱烈に好きじゃないはずなのにずっと忘れられない。
一目惚れではないけど、じわじわスルメのように私の心に入り込んでくる憎いやつ。
瞬発力はないが、長続きする感じなのか。

よし、買おう。
こんな感情で買うことなんてホントにない。
でもどうしても付き合いたくなったのだ。

白い無地のTシャツを買う時って、そんなにドキドキしない、、ことってないですか?
あるあるー。(勝手に言うな)
ドキドキはしないけど長く付き合うから吟味して買う。
それと似た感じかもしれません。

届いて、使ってみて

主に仕事で使っている。
使い心地がとてもいい。
着けるたびドキドキはしないけど、なんだかとてもうれしい。

ここ数年仕事で腕時計を使っていなかったが、とても気分がシャキッとすることに気が付いた。
そして、時間をスマホでもパソコンの右下でもなく、アナログの腕時計で確認することの心地よさ。
その所作がとても好きです。

最後に

奇しくも仕事で主に使う「カバン」と「腕時計」を同時期に探し始めて同時期に購入した。
●YOHJI YAMAMOTO:TULIPS
●SEIKO:Exclusive AP STUDIO×HIROB
オンオフのどちらかで使うと決めて買うことは少ないが、この2つは結果仕事メインで使っている。

どちらもシンプル。
どちらもまったく予想外のブランドで購入。

すみません、SEIKOさんにまったく罪はないんですが、少し前の私ならカルティエをやめてSEIKOを買うことは考えられなかった。
この時計に出会うまでブランドも価格も魅力も突き抜けた感じがしなかったからだ。

それでも気になりすぎたこの時計を買ったからこそ、本当に納得して使えているんだと思う。
YOHJI YAMAMOTOも同じく。

どちらももう少し使ってみたらもっと良さが出てくるんだと思う。
不満も出てくるかもしれないけど。
それでも今回、じっくり自分の気持ちと向き合いながらこの2つに出会えたことに感謝。

仕事をするときに使うアイテムに幸せな気分をもらう。
大事なことだと思って使っていこうと思う。

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