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就活はオフィスのにおいも考慮、消臭剤で吐き気。嗅覚過敏の日常

最近立て続けに消臭剤を買ったその日に捨ててしまった。
私は嗅覚が異常に敏感だ。わずかなにおいも敏感に感じとる。

我が家はワンルームだ。部屋の中に台所があるため、生ゴミの処理を怠ると布団の上場で臭いがやってくる。
生ゴミの消臭剤を店頭で見つけ、柑橘系のにおいだったため、そこまできつくなだろうとおもい購入してみた。
しかし、あけた瞬間香料のにおいが鼻を突いた。
そのにおいに酔って、耐えられず、その日のうちに捨ててしまった。

また、トイレのにおいも悩みの種だ。空間消臭だと無香料のものもあるのだが、トイレのにおいには効かず、仕方なく、トイレ用の消臭剤を買ってみた。
店の品揃えにもよるだろうが、トイレ用のものになると無香料のものはない。
微香タイプを購入するも、トイレに入る度にむせるほど苦しくなりこれも数時間で廃棄。
ちなみにトイレの便器に貼り付けるジェルもにおいがきつすぎて断念した。


香りつきのコスメやフレグランス、香水も使えない。
ファンデやリップでにおいがするものがあって、使えずに捨てたこともある。
シェアハウスのときは住人がおいたルームフレグランスのにおいで気分が悪くなってしまった。
また、同僚がデスクに置いたフレグランスでも目眩がした。
おまけに偏頭痛、生理のときは普段よりさらに嗅覚が過敏になる。
職場でにおいのきついものをそばで食べている人がいると気分が悪くなってしまう。
電車内で香水のきついひとに遭遇したときは軽くテロだ。
あやうく吐きそうになる。

また、就活のとき気にしたのがオフィスのにおいだ。最終面談までいかないとオフィスにいけない場合はとてもやっかいだった。
一次の段階でオフィスにいけるととても助かる。
大きい会社ならともかく、小さなオフィスは独特のにおいがする場合があるからだ。
例えば、中古車のようなにおい。また、喫煙所との境界が曖昧で、オフィス中が煙草くさいところもある。さすがに辞退の理由をにおいとは伝えないが、実際オフィスのにおいが原因で辞退したこともある。どれだけやりたい仕事で、人間関係や待遇がよかったとしても、においがきつい職場では1日と持たないだろう。

実際、大学生の時、1週間で辞めたバイトはにおいが原因だった。ホテルの受付で、すぐ後ろが喫煙所だったのだ。
上司がヘビースモーカーで、口臭はもちろん体臭もたばこそのものだった。
教えてもらっていると頭が痛くなり、耐えられずに退職した。

洗剤や服のスプレーは残り香がないものを。においのあるものは基本フローラル系以外。
まれにアロマ系でいやにならない香りに出会うこともあるが、数ヶ月後には使えなくなったりもする。
感覚過敏は生きづらい。激しく生きづらい。
香害という言葉がある。香りによって、不快感だけでなく、不快感のみならず、咳・喘息や頭痛、吐き気といった身体症状が出る場合もある。
化学物質過敏症といって頭痛や倦怠感、不眠など多岐にわたる症状があらわれる疾患の人もいる。
洗剤はいかににおいを強くするか、持続するかに力点がおかれているものもある。
しかし、においに敏感な人は、他人が発するにおいでで体調を崩したり、日常生活が困難になってしまうことがある。
消臭剤が使えない生活は正直本当に大変だ。
においに敏感な人も使いやすい消臭剤が開発される日が、早くくるといいな。

ちなみに私は、触覚と聴覚も非常に敏感で、毎日耳栓が無いと眠れず、着れない服もたくさんある。感覚過敏の日常も、また書くことにする。

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