ピカソの言葉「優れた芸術家は…」に思うこと
ピカソの言葉です
『優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」
”Good artists copy. Great artists steal.”』(パブロ・ピカソ)
この言葉の私の解釈は、既にある作品やモノの真似をするのではなく、盗んで、自分にしか見えない景色や色や感情や事柄を発見し、自分のものにする、自分の答えを得る。そして、自分のものにしたものは、自分の中にあるものと融合させて、新しいアイデアを創造する。と、解釈しています
楽曲制作をしているとき、稚拙な事かもしれませんが、迷う時があります
これって誰かのモノマネではないだろうか、自分で作っておきながら、なんだかどっかで聞いたことあるメロディーやなぁなどと感じることがあります
もちろん、その時は努めて冷静に、自分目線の創作なのかどうか、気を改め、振り返っているんですが、でも、多少なりともそうなってしまう事って致し方ない事だとも思ってはいます
それもそうです、全てにおいて先人がいて、先人たちが築いてきたものがあって、その先人たちの知恵や知識を学んできたんだからこそ、似てしまうことは必然なんだろうと
と、開き直っていた時、追い鰹出汁のような言葉を見つけました
『「ピカソは「優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」と言った。
だから僕たちは、偉大なアイデアを盗むことに関して、恥じることはなかった』(スティーブ・ジョブズ)
あーー、こんな凄いことやった人でも、そう思ってたんだぁー
僭越ながら同感です…と呟きました
「盗む」とは、ちょっと直接的過ぎて、誤解を招きそうな言葉だとは思います。「知恵や知識を自分のものにする」と置き換えると、少しはしっくり来るのではないでしょうか
正しい創作家は先人の知恵や知識やを自分のものにする(私の造語です)
ならば「オリジナル」というものは存在しないのかもしれませんね。全ては先人が作ったものを盗んだ、いや、先人が作ったものを頂いたものだからです
何かに触れた時「自分はこう思う」を大切にする
そして、湧いたアイデアを使って新しい作品を作る
次の人が、その作品に触れた時「自分はこう思う」
と、また言ってもらえるようになる
素敵ですね
そんな、出汁のしっかりと効いた作品です
それでは聞いてください 桃山イチ「輝くものは満ちるものかな」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
心のありようを大切に。
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