寝屋川新婚夫婦殺害事件
はい僕は忘れ物とかしょっちゅうしちゃうんですよね。
家出るのにあれこれ持ってかなきゃって用意したものを忘れ、レジにペイペイで支払ったスマホを忘れ、やらなきゃいけないこともよく忘れてしまいます。
でも自己責任ってどのくらいあるんですかね、例えばバスや電車に家の鍵を忘れてしまった場合、最悪どこかに泊まるとか色々な災難はあると思います。でも、殺されるまではいきませんよね?今回はそんなお話です。
はい渡辺健一って知ってます?
こいつは当時38歳で大阪でタクシー運転手をしてたんですが、タクシーを利用したお客さんの男性が、タクシー内に家の鍵を忘れていったんですよね。
で金がなかった渡辺は、男性が降りた後それを見つけたんですがすぐに声を掛けたりしないでその男性がマンションの自室に入っていくのを確かめます。家には男性と妻と子供たち、合わせて五人が住んでいました。
そしてタクシーを走らせ、いつかその鍵を使って盗みにでも入ってやろうと思ったんですね。
くそやろーですよね。怖過ぎますよね。
そして会社や警察に届けることもなく、その鍵を自分のものにしてしまいます。
すぐにその鍵を使うことはなかったんですがその後しばらくして、この渡辺は保険金詐欺を行います。失業してないのに失業したと偽って失業保険を受け取るんですね。それがバレて返済に追われます。
そんな時に思い出したのが前述の鍵。あの部屋に忍び込んで金品を盗んでやろうと思い立つわけです。
きもっ
更にコイツ偉そうに奥さんがいたんですけど別に愛人もいて、その愛人が住んでる場所の治安が悪いからとコイツに泣きつき引越し費用をせびります。
返済金とそのお金をどうしても欲しくなったコイツは、あの鍵を使って強盗を起こそうと考えます。
通称、大阪寝屋川新婚殺人事件事件って言います
はい事件の詳細です
罪状 住居侵入 強盗殺人
8月の暑い日の夜。
渡辺は鍵と、ある物を持ってマンションへと向かいます。
コイツが隠していた凶器、それは斧でした。
以前部屋の住人を確認した時にタクシーに鍵を忘れた主人と、その中高生の息子二人の計三人の男性が少なくとも家にいることを把握していたコイツは、それに対抗するために斧を持って家に向かいます。
怖過ぎですよね、タクシーに鍵忘れたら後日運転手が斧持ってくるんですよ。
そして鍵を使って玄関を開けた渡辺、全員皆殺しにするぞと意気込んでいたものの入ってみて異様な光景に驚きます。
それは、五人家族で住んでいた部屋が、若い夫婦の部屋に変わっていたということでした。
実は鍵を忘れた主人はその後転勤になり家族と一緒に引っ越しており、分譲で購入していたこの部屋を知人であり今回の被害者に貸しているという状況になっていたんですね。
そして運悪く部屋を借りていたのが夫が23歳と妻が22歳という新婚の夫婦でした。
普通はアパートとかマンションでも新しい人が住むときは鍵を変えているんですけど、これは分譲で知人ということもあり、そのままにしていたんですよね。
ここからは胸糞になりますので閲覧注意でお願いします。
渡辺は部屋に入ると持ってきた斧でまず夫を殺害し、次に金のありかを聞き出すために妻にも切り付け、足首を切断、更に指も斧で切断していくなど残虐の限りを尽くした手段によって痛めつけます。
部屋中血まみれになる中で更にクソコイツは興奮したのか妻を犯そうとするのですがあまりも血が出ていたため滑るということで断念。
少ない金を奪って家を出ます。
切り刻まれながらも渡辺が家を出てから奥さんが何とか警察に電話をして事件が発覚、しかし警察が到着するまでの間に奥さんも帰らぬ人となってしまいます。
まじ気持ち悪いなワタナベ コイツが死ねよ
強盗殺人ということで捜査をしますが通常マンション等だと鍵をこじ開けるかベランダから侵入することが多いと考えられるんですがそのどちらにも手がかりはなく、犯人を特定する証拠が見つからず捜査は難航するかと思われましたが、部屋の所有者である主人が以前鍵をタクシーに忘れたことを証言。
そして乗っていたタクシーを突き止めて渡辺健一の逮捕につながります。
よくやった警察。
はい裁判についてです
裁判は残虐な強盗殺人事件として当然に死刑が求刑されて死刑判決を受けます。当然ですね。
しかし死にたくないと最高裁に上告するも、棄却、死刑が確定します。
そして8年後の1988年6月に死刑が執行されました。
はいコイツの何がくそってね、裁判の時の証言で、
「私は悪いですが殺された方も悪いです。チェーンがちゃんと掛かっていたら諦めていたのに」
と言っています。
は?
って感じですよね。
願わくば、コイツはくそらしく地獄で永遠に苦しむことを願います。
というわけで寝屋川新婚夫婦殺害事件でした。
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