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BoP2023を見てヒプステに敬礼する中年格ゲーマー

はじめまして。無名雑魚の格ゲー中毒者、星川実業です。ヒプステの格ゲーを早く作れと叫んでいたら、ソシャゲーが出ていますよと言われたのでそいつの歯を全部麻酔無しで抜いてランダムに刺し直しました。これが本当のガチャ歯ってな

縁あってヒプステtrack5から見初めて、初見感想を書かせて頂いております。先日熱いメッセージを頂きまして、BoP2023千秋楽を視聴しました。その感想を書き残します。

リアルタイムのリアクションは下記から


終了後の感想会スペースはこちら


初回(track5)の記事


2本目(レプライ千秋楽)の記事はこちら


まえがき

・中年男性の素直な感想です。みなさんと敵対する気はありません。

・脳を格ゲーにやられているので、あらゆる作品を見た後に「格ゲーを出せ」と格ゲー版の想像をしています。モルカーも100ワニもサンエックスも格ゲーにしろと騒いでいる異常者です。

・正式名称を覚えるのをサボる悪癖はあり、見た目で勝手に呼称を決めています。決してファンへの悪意ではありません。

・私は刺されても仕方ないと思ってますがせめて本人を刺してください。周囲の人間を刺しても私は一切痛くないです。カヘッ


感想 総括

最初に、強く感じた部分を書いてしまいます。

・俺みたいなニワカがこんなご馳走を味わっていいのか?という申し訳なさとフィナーレ感

・知っているキャラが出た時の喜びと、衣装チェンジ演出の絶妙さ(時間の流れを感じる。過去衣装は顔まで幼く見えてくる)

・短い時間で「こいつはこういうキャラなんだろうな」と理解させるキャラ造形と、構成の親切さ

・生身の人間が関わるコンテンツは寿命がどうしても短くなるが、その分強烈な輝きが出る

・悲しいだろうけど、ちゃんと卒業回で終われるのは喜ぶべきことだと思って欲しい。


以下、自分の感じた要素を言語化し要素を分解してみます。


テーマ1:構成の上手さ

BoP2023の構成を大まかに分けると

①集団で登場しつつ歌うオープニングパート
②各チームが自分の曲を歌いながら登場し、ちょっとマイクパフォーマンスする前半パート
③歴代ヒプステtrack1〜5の戦いをダイジェスト形式メドレーする後半パート
④〆のエンディングパート

この流れの中で、随所で「良い仕事してはるな〜」と感じたポイントがありました。

①ではイベント始まったぞ〜とお祭り感があり
②では各チームカラーや「こいつはこういうキャラなんだな」を理解させつつ、キャラ(演者)同士の絡みが見れるホッコリパート
③で時系列を振り返りながら曲振り返り
④で、あぁ、一旦幕が降りるんだな…というフィナーレ感


特に有り難かったのが②のチームパート。私は顔は見たことあるけど知らないキャラが数人いたので「やっぱりtrack全部見てから視聴すべきだよなぁ」と迷いがあった。しかしキャラ立ちと曲の作りが親切なおかげで「こいつはホストか?」「部下…いや社畜か」「ダーク仏教チーム?!」「武闘派弁護士!?」「ギャンブル依存!」と、ファンに怒られそうな低理解度ながらキャラの輪郭を掴むことができた。

歴史が長いマーベルやガンダム系の作品でありがちなのは「みなさんご存知、私です」という風貌で有名人が出てくるシーン。バシッと決まっていて盛り上がる瞬間だが、完全に新規の人が「誰?!」と置いて行かれてしまう瞬間でもある。説明描写に時間を割きすぎるとテンポを損なうが、音楽とラップが無理なく事前説明に一役買っているのも絶妙な相性の良さだと感じた。

次に唸ったのが衣装チェンジの使い方。①〜②は黒基調でビシっと決まった本気版(イベント版?)衣装で、③で旧衣装に戻る。これで「そうきたかぁ〜ーー」となった。実際に時間が経っているだけでなく、演者もキャラクターも成長している。時系列順にメドレーが始まるので旧衣装に戻るのは自然とも言えるが、なんか顔も若返ったように見える。不思議。恐らく衣装やメイク細部まで拘り続けたからこそ起こせる現象なんだろう。


テーマ2: 卒業回がある素晴らしさ

ファンの方々に怒られる覚悟で書きますが「卒業回がある」というのは幸福だと考えています。

「もう終わりなんて言わないで😭」「終了宣言しなくてもいいじゃん😡」と悲しみや怒りが出る気持ちも分かります。しかし、キチンと終われずに埋もれて行く作品の多さ、誰かの不祥事や作者の死で完結する物語の多さを考えて欲しい。終了宣言は出てないけど事実上終了かな……という感覚の寂しさ。

特に生身の人間が出るコンテンツは寿命が短くなりがちだし、欠員も出やすい。サプライズ演出も含めて、演者がキッチリと最終回をやれたことが本当に素晴らしいと思います。

極端な話、一旦解散ライブで号泣した後に、復活不死鳥爆誕ライブでまた号泣できるわけです。大丈夫、みんなやってるから(?)

オリジナルキャラが今後のアニメに逆輸入されたり、劇場版で主人公チームと共闘したり、格ゲーになったり、裏ボスにToyotakaが出たり。きっと色々なギミックが仕込まれているに違いない。早く格ゲー作れ


以下は、各キャラへの雑感です。認識の為、雑に呼び名を付けています。

各キャラ雑感

山田兄弟チーム(イケブクロ)
・一郎
・二郎
・三郎

知ってるキャラがバーーンと出てきた時の嬉しさ。相変わらず顔良いなワレぇ!と爽やかに登場。画像でしか見たことがなかった二郎三郎が動いてる。二郎がやんちゃで三郎がおとなしめで頭良い系のキャラ?

色合いが赤青黄で結束感が強く爽やか。捻くれたオタクの私とは相性が悪そう。


ワイルド権力チーム(ヨコハマ)
・濃いヤンキー→ヤクザ?
・インテリヤクザ?→スパイ警察?
・軍事

インテリヤクザみたいな奴はどうやら司法側っぽい。警察とかそれに準ずる立場で、もう一人は軍事関係のキャラっぽい。大きな反社組織が国側と裏で繋がってる、管理されてるって話は結構あるのでそういうイメージ?

ただのヤンキーがこのメンバーを組むと思えない。左馬刻くんは力が入りっぱなしの濃いヤンキーだと思ってたけど、もしかしてヤクザ?(今更) それぞれ別な方向性で力(権力、法に縛られない武力、軍事力)を持ったメンバー?


闇医者チーム(シンジュク)
・神宮寺さん
・ホスト
・部下?→社畜

3人の紹介パートで、メンバーのアドリブ?に「へっ…」って笑う神宮寺さんをかわいいと思ってしまったのでもうおしまいです。こういうお堅いキャラの砕けた面を出すためには、社畜君や萌え袖ボーイみたいなキャラを絡ませるに限る。よく分かっているじゃないか(何者?)

出た瞬間に立ち振る舞いがホストっぽいなと思ったら本当にホストらしいので、演者とキャラ設定の尖らせっぷりに関心した。もう一人の社畜君は部下(医療従事者)かと思ったが、神宮寺さんがそんな劣悪な労働環境を強いるワケがない(本人が優秀すぎて、激務を平然と命じる展開はありそうだけど)  医者とサラリーマンで接点が生まれるとしたら患者?医療品の営業?

SNSにも大量にいるけど、ブラック企業勤めアピールする前に辞表を書こう。辞表書く決断力が無いのかなって思っちゃうぞ


詐欺師チーム(シブヤ)
・萌え袖
・詐欺
・ギャンブル

正直やりすぎだろ…と思っていた萌え袖のあざといムーブだが、新衣装版だとなんかセクシーに見えてきちゃってるのでもうおしまいです。誘ってるじゃん(誘ってない)

残り2人も明らかに嘘ついてる占い師?詐欺師っぽいやつと、ギャンブル依存な奴。

萌え袖こと飴村の特殊な立ち位置はtrack5で知ってたので、チームメンバーには納得感があった。「人間を信用できない奴は、互いに人間を信用しない奴同士の方が組める」という自分の感覚と合致している。利害関係の無い純粋な好意を受け入れられないの、すごく分かる(何?


ダーク仏教チーム(ナゴヤ)
・トモダチ→赤ボウズ
・ウォッカ(男
・弁護士領域

回想に出るお友達かと思ったらプレイアブルだった赤ボウズ、思ったよりもダーク仏教だった(何言ってるの?)ツイートを遡ってもらうと何が言ってるか分かるかもしれない。喋り方も歌詞も癖が強いな〜と思ったが、仏教か?と気づいてから納得した。

メンタルが不安定な舎弟?は髪型がウマ娘のウォッカみたいだし良い奴なんだろう(破綻したロジック(双方から刺されるぞ

もう1人のゴツいファングジョーカーみたいな色合いの弁護士。依頼人を助ける、というよりは己の正義を貫くために弁護士になった系の気配がある。怪人を倒せそうだし、暴力も辞さない姿勢はナルホド君より強そう。アルカプに出よう。

ナルホド君を使える格ゲーアルカプ。伝説の怪作、合法電子ドラッグ。


大阪ラジオチーム(オオサカ)
・大阪ラジオ(ハザマ)
・インテリツッコミ(先生)
・ワイルド社長

思念体でラジオをやる存在かと思ったら生きてた。喋る量多いな〜とは思っていたが、漫談パートの質が思いの他良くてびびった。舐めてました。

メガネの人は顔つきからインテリヤクザか?と印象を受けるが、服装がカタギ(?)なことと、友人が先生推しと語っていたことで誤解せず済んだ。

もう1人のいかにも悪いことしまっせという雰囲気のワイルドな社長が伏兵だった。そのまま鉄拳に参戦できそうなワイルドな見た目。たぶんコンボ火力が高すぎて古参勢から嫌われるタイプ。それでいて、ササラ氏との漫談にも参戦できる。強い。

私「パン粉はそのまま食って良いんすかね?」
天「良いんじゃねぇの」
簓「生はアカンやろ」
私「ダメなんすかね」
天「ダメなんじゃねぇの」
簓「いや〜大丈夫やろ」
私「食っていいんすかね」
盧「いつまでやんねん!!」

みたいなじゃれ合いをしていたい。


アウトローチーム(アカバネ)
・バンダナ兄貴
・子DIO
・ハイブランドマン

レプライでは他2人のお守り役という印象であまり動いてなかったバンダナ兄貴が元気に踊ってて安心した(親?

ある意味最終回、卒業ライブと言える今回のイベント。感極まってキャラとしてではなく演者として泣いちゃう人も居るだろうな〜と思っていたが、それをアウトローチームがやるのはズルいじゃん。泣いちゃうじゃん。

ヒプステ初期はすごい荒れて炎上していた、という話は聞いていたが、その初期から演じ続けたNBは尚更感慨深かったはず、という話を聞いて納得した。ようやり切った。


タイガー兄弟チーム(アサクサ)
・タイガーバスーカ
・タイガーパーカー
・タイガーバンダナ

抜群の安定感と声量。レプライと比較すると3人とも穏やかというか、みんなの兄貴分感があった。

人類がまだ文字を持たなかった頃。夜は焚き火を囲み、声を上げることで群れとしての結束を強めた。その原始の形、それがセイヤソイヤゲームである(大嘘)

ヒプステ界の一本締めというか、妙な結束感がある。格ゲーに出たらセイヤとソイヤの2種類だけで高火力コンボしてコメント欄が湧く未来が見える。


糸の会
・蜘蛛教祖

相変わらずキャラが濃くて安心する。レプライではギャグ感が強い扱いだったが、今回は余裕のある立ち振るまいを一貫していた気がする。…時さんに絡まれなかったからでは?(抜群の推理

アントニオ猪木の「1、2、3、ダァー!」に近い盛り上がりが教祖ダンジョウゲームにはある気がする。ヒプステ界のアントニオ猪木、それが大蜘蛛弾襄なのです(大嘘)

見落としたかもしれないんだけど、三つ目のサングラスってあれは本気版衣装なの?あれ好きなんだけど


道頓堀ダイバーズ
・ボケ
・ツッコミ
・脚本(ボケ)

自己紹介とボケツッコミの紹介を繰り返すので流石に覚えたが、あまり自分はボケツッコミというポジショニングに捉われない方が良いネタができるんじゃないか?(誰?

レプライでは不参加だったメンバーも合流した。明るい若手お笑い感がウリのチームに見えるが、お笑い部門では大阪ラジオチームが強すぎたので何か武器は欲しかった。しかし道頓堀ネタを前面に出すと叩かれる風潮になったので、正しい嗅覚だったな(本当に誰?


D4(ライバルチーム)
・谷さん
・有馬くん
・時さん
・冬帽子マン

俺たちのD4!! 自分の中で、出てきた時に最も盛り上がったチーム。それはそう。俺たちのD4だから。

公演のたびに時さんが暴れ回っていたらしく、ネットに上がるイラストを追っているだけで満足感があった。もはや時さんじゃないと許されない領域に達しているように見える。キャラが濃すぎるので単独で外伝をやれそうだし、他作品への出張もこなせるだろう。デットプールと絡んだり、アークゲーに参戦したり。スマブラは厳しいかもしれない。キッズが絶対真似する(給食のハチミツを直飲みし殺しますよ発言、その他奇行)

正しくライバルチームというか、王道ヴィランチームとしての立場を作ったと思う。短い出番でキャラの確立をできたのは、構成の上手さと演者の気合い、完成度だろうか。


これから

ヒプマイ界は作品数が多く、楽しむ視点も可食部も多い。人を選ぶ側面があり、味わいも変わるでしょう。自分が美味しいと思う部分を食べればいいし、食べてみたら違う味の魅力に気付くかもしれません。

それはヒプマイに限った話ではなく、他の趣味でも学問でも同じだと思います。食べて不味い文句を言うのではなく、美味しい部分を探した方が人生の幸福度は高いし、口に合わなくても自分の好みを再認識したり知見を広げたりと無駄にならないはずです。

私は知的好奇心が強く食わず嫌いは良くないと思う性分なので、今回のヒプステ視聴にたどり着きました。今まで避けていた酸辣湯麺を食べてみたら意外に美味しかった、という感覚でした(個人的すぎる

各々主義思想はあるだろうけど、とりあえず何事も食べてみては如何でしょうか?というお話でした。


星のカービィ!!


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