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初めてヒプステを見た中年格ゲーマー

星川実業と申します。格ゲー中毒者の無名雑魚です。ポムポムプリンの行き過ぎた肛門営業に警鐘を鳴らし生計を立てています。

故あって、突然舞台版ヒプノシスマイク通称ヒプステtrack5を視聴しました。色々と新鮮だったので忘れないうちに感想を残します。ネタバレ有りです。

前書き

・一中年男性の素直な感想です。敵対する気はありません。刺さないでください。

・脳を格ゲーにやられているので、あらゆる作品を見た後に「格ゲーを出せ」と格ゲー版の想像をしています。ヒプステに対しても、ちいかわも、モルカーも、100ワニも格ゲーにしろと騒いでいる異常者なので刺さないでください。

・正式名称を覚えるのをサボる悪癖はあり、見た目で勝手に呼称を決めています。決してファンへの悪意ではなく常にそうなので刺さないでください。


予備知識

・ヒプノシスマイク ヒプマイ

声優ラップバトルに主眼を置いたプロジェクトの総称?めちゃくちゃ売れてるらしく名前は知っていたが、キッカケが無くて見てなかった。

日本は女性が政権を得て暴力が禁じられ、特殊なマイクを使ったラップバトルで領土争いをするようになった。その中での戦いが話のメイン?暴力以外でも人は傷付くやんけ、をテーマにしている?勝手な読みです

・ヒプステ

舞台版ヒプノシスマイクの略称。炎上しながらもクオリティが高すぎて人気になりチケット代も高騰、すごいらしい(低い語彙力)

・時空院さん

やばいくらいキャラが濃い…殺し屋?何?私がヒプステを見る原動力になったキャラ。

TwitterでフォローしてるAさんがハマってるキャラ(時さん)、濃すぎるけどオリジナルかな…世の中にはおらんやろ→おったわ…

流石に設定は妄想だろうな。そんな言動するやつ出んやろ→その言動しそうやわ…

と段々興味が湧き、なんとアベマプレミアムで無料でヒプステが見れちまうんだと完璧な宣伝を受ける。


これは食わず嫌いで見ていなかった私も見なきゃな、と家のモニターで見ようとした所、アベマプレミアムが見れなくてイラっとしたのでアマゾンプライムで買いました。金はこういう時に使う。中年を舐めるなよ。時さんが出るtrack5を購入。

当日の感想

なんかリアルタイム感想?を見ると界隈の人は喜ぶと噂を聞いたので、ヒプステtrack5を見ながらTwitter(今はエックス、か😃💦(なぜか懐古したがる中年ムーブであえておじさん感を出していく、高度なウェザリング)で騒いでました。

生の反応を見たい方はこのツイート(ポスト、か😃💦略)から遡ってください。


「舞台」としてのヒプステ

真面目な感想。想像していたよりも見やすくてクオリティが高い。

・ラップ、という形が舞台と相性が良い説?

ミュージカルとか、歌に場面説明やセリフを乗せる表現は古くからある。が、慣れていない人は気恥ずかしさや違和感を覚えるんじゃなかろうか。日本人はミュージカルと相性が悪い〜みたいに語られてる記事を見た気がするけどソースを忘れてしまった。

これがラップになると、受け止めやすい気がした。何よりテンポが良くて、言葉の数が多い。つまり短時間で多くの情報を入れることができるので、間延びした印象が無く話が進む。これが最初の発見だった。ラップ、もしかして舞台と相性良いのか?と。

物語シリーズのアニメで「はよ要件言えや!」と言ってしまう私はテンポが良いとかなり甘めに査定してしまう。スピード感、好き。

しかし、観客への配慮なのかラップ中に歌詞を表示してるのはヒェ〜〜と驚いた。ミスったのバレるじゃん。アクションとセリフに加えてラップまでこなさなきゃいけない演者の負担を勝手に想像してお腹痛くなってた。


・想像よりも繊細で真面目な演出

メインがラップバトルだし、キャラクターを目立たせる演出が多いんだろうな〜くらいのナメた感覚で見始めた。甘かった。広くない舞台でアクションをするために段差やトランポリンを使ったり、タブレット?系の表示を使ったりと随所に細かい工夫が見られて「おっ」となった。真面目に「舞台」しとるやんけと(何様だ

絶妙だな〜と思ったのが、世界観的にバックダンサーやチンピラがウロウロしていても違和感がないので、そいつらが黒子的な役割をしていても背景に溶け込んでいること。バトル=ラップの世界観のおかげで「こいつら斬り合いながら喋っとるわ」的な違和感が無くて、かつ高密度で喋れる。よくできとるわ。


ヒプステのキャラクター

初見で、時さんがヤバいという情報しかないのでまずは登場人物の把握が急務。前述のラップ仕様のおかげで情報量が多く、こいつは大体こういうキャラだ、と印象付けるのが早い。以下、勝手な呼称と所感

主人公サイド

・爽やかヤンキー

主人公イチロー?友達思いで明るくて素直。適度に先輩に可愛がられて爽やかさがある。真っ当にイケメン。顔が好きかも(問題発言)

格ゲーだったらリーチは平気的で追加入力が多くて、攻めてる時が楽しく使いやすい系のキャラ。アシストが優秀で上級者からも選ばれる。そう、ブレイブルータッグのナオト君のイメージに引っ張られています。

参考 ナオトクロガネ 対空アシストがとにかくデカい。


・濃いヤンキー

俺様キャラでずっと口が悪いし、ずっと気合いが入り続けている。令和版昭和のヤンキーのリブート(?) 銃撃たれながらラップ続ける人。

暴力が禁じられた世界だから、マイクでバリア(仮)を剥がさないと銃弾が当たらないのかな〜と勘違いしていたが、そんなことはないらしい。銃弾避けながらラップを続けるのヤバいじゃん(今更)

この手のキャラは動きの小回りが効かない分コンボリターンが高い傾向にある。総合的なキャラランクは低いけど実戦だと勝ってる、大会で当たりたくね〜ってタイプ。つまり投げキャラ。巽完二くんのイメージです

参考 ワンパクな投げキャラ。試合が荒れる荒れる


・医者?→神宮寺さん

白衣っぽいデザインと長身、眼鏡、スマートな敬語。さてはお前、頭良いな?(頭悪い考察) 神宮寺さん。格ゲーならこいつから使うわ!と感じさせるキャラ。適度な速さとリーチの長さ。最強キャラではないけど使いやすさと立ち回りの幅広さで長く使い込める良キャラっぽい雰囲気。まるでカイキスクやな。

そう思っていたら、本気出すと強い設定とか元殺し屋?とどんどん高スペック情報が出てくる。声も言い回しもカッケェ。抱いとくれ!わしゃお前の子を産みたいんじゃ!

参考 俺たちのカイキスク。十字架?もそっくり

・萌え袖ボーイ

飴村。典型的なあざとい裏面あるボーイかと思ったが、喋り方や仕草が徹底していて(内股とか)だんだん癖になる。

格ゲーなら弱そうだな〜と思いつつ、所謂分からん殺し(相手の無知を付く奇抜な戦術)が豊富そうなので、対策しないと厄介なキャラだろう。対戦前から「対策すんのめんどくさそうだな…」と感じさせるのは、カオスコードのケット&シーのイメージ

参考 テクニカルだけど弱い、のイメージ


・関西弁ラジオ

ササラ。回想?で登場した関西弁ラジオで、濃いヤンキーを煽ってた。刺さるのか刺さらないのかどっちなんだい?!なにが?!

細目で緑髪で煽ってくる。情報が少ないけど、格ゲーでも素直な動きはしなそうだ。ブレイブルーの特殊移動のあいつを連想する

参考 蛇の人


・友達?

回想で出てきた親友?モブキャラかと思ってよく見てなかった(失礼)

・研修医?

ナレーター?かと思ったら神宮寺さんの弟子?生徒?みたいな立ち位置だと知る。非戦闘要員みたいな服装してるけど本編で立派になって戦ってる系か?


敵サイド

凶悪犯?が脱獄してD4というチームを組んじゃったぞ?!という話。バキの最凶死刑囚編みたいなイメージです(本当か?)

track5が本編有名人達の過去話?らしい

・敵のオシャレヤンキー

谷ケ崎くん。回想に出てくる兄の格好が地味でびっくりした。悪人だけど言説はストレート、王道なライバルポジションの印象。

見た目に反して動きにやる気があり、格ゲーでも強そう。ハイスタンダードでコンボリターンも高そうなので、ヒプステ界の八神庵ポジション(格ゲー的な性能で)で頑張って欲しい。早く格ゲーを作ってくれこのnoteを書き切る前に

参考 みんな大好き八神庵。男女から人気


・半グレ銃

有馬くん。普通に銃を使ってくる普通にヤバい人のはずが、後述する時さんへのツッコミ&リアクションをするせいで常識人に見えてしまう不思議。常識持ってるやつは銃持ってないやが

女装させる権利があるなら有馬くんか時さんの二択。女性ものの和服似合いそうだよね有馬くん。なんだ?やんのか?

格ゲーだと銃を使うシューティングキャラ…と見せかけて、銃は大技枠で基本的には立ち回りが弱くて捕まえた後のリターンの高さで戦うキャラと見たね。GGSTのバイケンみたいな

参考 歳考えて服着ろよカーちゃん…って言われがちな人気キャラ


・時さん

時空院さん。本当にキャラが濃すぎて、画面に映るのが楽しみになっちゃう凄い人。ヤンキーやラッパーみたいな人が多いんだろうな〜というこちらの甘い予想を裏切ってくる。なに?中世ヨーロッパ方面の殺し屋?錬金術師?懲役刑に留めちゃダメでしょ脱獄するでしょ?(するらしい)司法は何やってんの?生かしてくれてありがとう(?

常時糖分を欲していて、ガムシロップをボトルに入れて常飲してるし、飲みます?と勧めてくれる。優しさなのか?甘味異常者が作った産物、シベリアを食べさせてあげたい。

格ゲーなら糖分ゲージを管理しつつランダムな糖分補充アイテムを使い分けなきゃいけない、異常な難易度のテクニカルキャラになってる確信がある。使いこなせれば強くて、文句言われてちょっとずつ弱体化しそうな感じも想像できる。

おかしい言動と異常なキャラ立ちと変なカッコ良さ。妙な飲み物を勧めてくる感じ、完全にハッピーケイオス。私が絵師ならミルピコとガムシロを交換して飲んで、う〜んなるほどね??って顔してる2人を描いて双方の界隈から刺され絶命してたと思う。

参考 みんな大好きハッピーケイオス。このままヒプマイ出れそうだもん(?


・冬帽子マン

D4のリーダー?参謀?頭良くて人を駒のように使う知略系悪党なんだろうな〜と思っているうちに「あれ?冬帽子マン出番少ない?時間後半だが?」と思ったら負けバトルの空気で戦闘開始(タイマンでいい勝負なのに4vs1は無理やろ)

がんばえ冬帽子マン〜って応援虚しく、そのまま負けて笑った。寒さに強いとか、もうちょっと強みを見せて欲しかった。

格ゲーだと北斗のユダみたいに、テクニカルにダムを破棄したり部下を破壊して戦う卑劣な知略キャラになるんだろう。対策知らない相手をハメる能力が高そうなので、特に画面端の連携は対策必須だ。


参考 ユダ様。こんなにダム壊すの似合うキャラ貴重ですよ(?


疑問点、笑ったポイント

・バリア的なもの、ないんだ…

てっきりSF的な要素で「暴力はバリア的なもので防がれる世界だからマイクでラップバトルせんかぃ!」という世界なんだろうな〜と思い込んでいたが、どうやらそうでもないと聞いて笑った。じゃあ銃強いじゃん!?(2回目)

つまり、通常の暴力に加えてマイクの精神攻撃ができるようになった?攻撃手段、増えてない?


・女、聞き取れず

国王?の女性がアニメで喋るんだけど、なんか聞き取りにくいし字幕も無くて笑った。この世界、女出てこれるの?!(オタク向け百合アニメには男性が存在できない理屈と同様)と驚いたのも束の間、それ以降出番がなくて安心した。

・惨めな弱者男性、ラップに挑戦

あの世界、ただでさえ居場所がない我々弱者男性中年がさらに肩身が狭そうだなと。ラップできる弱者男性なんてレアケースだもの。私もラップバトルのディスり?に挑戦しようかな、という話を友人にした所「お前は名誉毀損で訴えられるからやめた方がいいよ」と止められました。

おかしいにょ。リズムに乗せて誹謗中傷するのがバトルなんじゃないのかにょ?まずは相手の家族構成と出身校から調べるんじゃねぇのかにょ?ディスりとの違いってなんにょ?バカがよ(急な攻撃性

おわりに

・ヒプステを勧めてくれてありがとう!

歳を重ねると新しいものに触れるハードルがどんどん上がる。で、昔は良かったとか今のモノは分からんと言い始める。それが嫌なので視野は広く持とうと心がけていますが、キッカケが無いとなかなか購入して作品に触れるまでは至らない。その機会をもらえたことにお礼を言いたいです。

私はこれからも「昔は良かった」とウザい老害になるのではなく「えっtrack5見てないの?俺は見たけど?」と煽ってくるキモくて厄介な老害でありたい。しぶといぜ俺は(何?

・他界隈の接点が生まれたらいいな

例えば今回の記事で「格ゲーは興味ないけど、キャラがちょっと気になるからググってみるか…」とか「ヒプステは女子のものだと思ったけど意外に面白いのか…?」とか、触れてなかった界隈への興味につながったのであれば書いた意味があったし、自分が生きてきた意味もあったのかなと思える。あわよくば。

私は普段から様子がおかしいので不快に思っておる方も多いでしょうが、格ゲーの火を絶やしたくない、俺達の心身を燃やし続けて欲しいという気持ちは本当なので、そこが1人でも伝わってくれたら嬉しいです。薪なんだよ俺もお前も。


知らないことも多いので、語らせろor語れって方はお気軽にお声がけください。



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