低グレードのモノを選択する難しさと意外なメリットの話
みなさまこんにちは。
今回はモノ選びについて書いていきます。
グレード選びの罠
賃貸物件やクルマ・家電製品やサービスなどを選ぶときに、お安めなグレードのモノを選ぶのは以外に難しいことではないでしょうか?
高いモノの方が性能や利便性は上がるわけですが、価格も上がります。当たり前ですよね。
ネットを見ると高いモノを勧める情報に溢れていますし、ローンというバグ技が身の丈に合わないものを買うハードルをどんどん下げてしまっています。
そんな誘惑をかいくぐって身の丈に合った買い物をしてみると、とても満足度が高いのではないかと近頃思うのです。
低グレードの一眼レフを買った話
ごく最近の例でいうとカメラです。
デザインの仕事をするにあたって、写真が持つ表現力や訴求力は無視できないと思ったことをきっかけに購入することにしました。
カメラ探しはなかなか難しくて、調べれば調べるほど高いカメラが欲しくなるのです。最終的に選択肢に入ったのは、一眼レフの中で最低価格帯の9万円から中級の40万円のモノ。
さまざまな誘惑に流されながらも3周くらい悩んで決めたのはその中で一番お安いカメラでした。
思わぬ付加価値があったりする
結果的には最善の選択だったと思います。
一つ目は、工夫の余地があること。
室内や暗い場所の撮影については上級のカメラと比べて劣る部分がありますが、逆に他の手段で工夫しようという発想になりました。
具体的には画像編集ソフトを勉強して表現をコントロールしたり。不便さをカバーする過程でスキルを磨くことができたのは喜ばしいことでした。
二つ目は、気軽に持ち出せること。
高性能なカメラはその分大きくて重く、持ち運びにも気合いがいります。僕のカメラは軽量だし、(高性能なカメラと比べて)お高くないので、精神的にも気軽に扱うことができています。
撮影の仕事がないときでも小さなレンズを付けて常に持ち歩いています。撮りたい対象といつ出会うかわからないので、持ち運ぶ機会が多いのは良いことだと思っています。
カメラを持ち出すのがしんどんなったり、丁寧に扱うばかりに写真を撮らなくなるのは悲しいですよね。
さいごに
今回はカメラを例に出しましたが、迷ったけれどいきなり金銭的に負荷の高いモノ選びをしなくてよかったと思えたエピソードでした。
情報に流されず、はじめは低コストで始めて、夢中になったり技術が追いついてから高いモノを選べばいい。工夫する喜びなど、ちょっとした楽しみもおまけで付いてくるかもしれないという教訓を得ることができました。
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