どんぐりは幸せを見つけたのか

こんにちは、P山です。
夏日もあったりする変な11月が始まりましたが、秋は秋、どんぐり、めちゃ落ちてますね。

うちの娘はまだ拾ったり集めたりはしないのですが、拾うようになったら大変そうだ。
夜な夜などんぐりを煮沸する日が来るのでしょうか。
それもちょっと楽しみです。


さて、どんぐりころころ…という歌について。
これを歌うたび、私は子どもながらに空恐ろしくなっていた記憶があります。

お池にはまったどんぐりは、どうやってもお山には帰れないよな、と。
どんぐりって子どもだし(どぜうも「坊っちゃん」って呼んでるし)。
しかも、歌詞は2番までで、泣いてどぜうを困らせたところで終わっている。
子どもながらに、自分がどんぐりだったらと思うと怖くて仕方がなかったのです。笑

大人になって長らくそんなことは忘れていたのですが、娘が生まれて散歩のときに歌い、ふと思い出しました。

子どもときは、何かの奇跡が起きて、お山に帰れますようにと、そればかり祈っていました。
大人になった今は、お池で幸せを見つけてくれていたらいいな、という考えに変わっていることに気づきました。

どぜうに、池の畔まで運んでもらって、草の上で泣き止むまで、めだかや陸にいる虫なんかに宥めてもらって。
そのうち芽が出て、根を張って、少しずつ木になっていき。
春はどぜうやめだかがおしゃべりしに来てくれ、夏は木陰を作って皆を日差しから守り。
秋はまたどんぐりたちを旅立たせ、冬は葉を落として、土と池を肥やす。
与えられた場所で、できることを精一杯。
そういうのを、幸せって思えてたらいいな、と、考えたのでした。


ちなみに、気になって調べました、どんぐりのその後。
そしたら、あった!幻の3番!

どんぐりころころ 泣いてたら
仲良しこりすが とんできて
落ち葉にくるんで おんぶして
急いでお山に 連れてった


あー、やっぱりお山に帰るのか。そうだよね、こどもだもんね、、笑
詳しくはウィキペディアで。

他にも、「どんぐりころころ おやまへかえる だいさくせん」という絵本を見つけました。

作家のスギヤマカナヨさんが、やっぱりこの歌の続きが気になって、ならば作ってしまおうと作ったのがこの絵本だそうです。
しかも全部、どんぐりころころの節で歌えるらしい。
なんだそれ!かわいすぎる!

娘がもうちょっと大きくなったら、ぜひ読んであげたい。
いや、その前に私が読みたい。

※お写真お借りしました。朔月さん、素敵なお写真をありがとうございます。

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