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ココロに積もったホコリをはらった時に、見えてきたものの正体

「君には、愛着障害の影響があります。」と言われました。

経営コンサルタントの方とのオンライン面談にて

 ”数奇なご縁” というと、相手に失礼なような気もします。といいつつ、自分にとってはそんな感じがするのも事実、経営コンサルタントの方とのオンラインで面談していただく機会を得ました。

 25分の面談でした。ありがたいことです。一流のビジネスパーソンの25分といったら、何万円でしょう。それをタダでというのですから、この機会を使わない手はありません。

 職場の問題について、相談させていただきました。

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 相談の内容は、結局大した問題ではないかな…、むしろ自分の受け取り方の問題であったような気もします。

 それはそうとして…。

 面談の中で、こんなことを言われました。

 「君には、愛着障害の影響がありますね。」


 これは、ショックでしたね。とくにオブラートに包んで伝えられるわけでもなく、ドストレートにそう言われたので、なおさら衝撃的でした。

 いまは、はっきりそう言っていただけて良かったと思っています。言われないとわからないことだったので。


愛着障害

 あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、よくいる人みたいです。

 愛着障害とは、『養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、子供の情緒や対人関係に問題が生じる状態です。 主に虐待や養育者との離別が原因で、母親を代表とする養育者と子供との間に愛着がうまく芽生えないことによって起こります。』(HPより引用)

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 思い当たることがあって、下2冊の本を読みました。まぁ、認めたくない気持ちと他人事のような気持ちの、両方を抱えながら読みました。

 『毒になる親 一生苦しむ子供』  スーザン・フォワード (著)

 『愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ 』 岡田 尊司 (著)


 これらを読んだのは、先の面談のずっと以前だったわけです。そのときには、「へー、毒親ってのがいるのか」程度に思っていたのです。

 ついでに、そのときには、こんなことを思いました。

 『うちの、母親みたいだな。』


 なんにせよ、うちの母親は、変な親でした。

 まぁ、よく説教されましたね。2時間3時間は当たり前です。よくそれだけガミガミ怒りに任せてしゃべれるものだと、思いつつ、「自分はなんてダメな人間なんだろうか」と骨の髄まで叩き込まれるような時間でしたね。

 今となっては、何の価値があったのか、わかりません。

 夏休みには、妙にたくさんの宿題をやらされたものです。感想文、作文、創作童話、絵画、ポスター、工作、標語、自由研究…。やらなくてもいい課題として挙げられる、応募課題のようなもの、だいたいすべてやらされました。

 もっと、友達と遊べば、もっといい人格を形成できたのでしょうかね。

 独特の世界観があるのはわかっていましたけど、当時は、「どこの家庭もそんなものなのかな…」とわかったような気になっていました。

 周囲とのトラブルも、枚挙に暇はありません。周りが敵だらけになっていきました。親戚は離れ、近所づきあいにもトラブルを抱え…、小学生時分の頃から、「この世は、こんなにも生きにくいものなのか…」と思った記憶があります。


 自分の親は、もしかしたら、毒になる親かもしれない…。


 それは、薄々わかっていたことではあったのかもしれません。明確に認知はしていませんでしたけど…。

 だから、ショックだったんでしょうね。


 まさか、自分がその影響をうけているなんて。

 考えていませんでした。

 考えていなかったと言いつつ…、実際は、わからないふりをしていたのかもしれませんね。


 「君には、愛着障害の影響があります。」


 よく言ってくれたと思いました。

 どおりで、生きにくいわけです。

 人と付き合うのは、苦手なんですね。

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 へんなやつだと、言われることがありました。

 まぁ、そんな風に思われることがあるのは仕方ないこと、と、くよくよしながら割り切っていました。

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 年に何回か…、なにか失敗したことが、頭の中から離れなくて、何日もそのことだけ考えてしまうようなことがあります。

 (みんな、こんなふうに思うのかな。みんな苦しいのかな。)


 なんてことはありません。自分の持つ、特殊な性質だったわけです。


少しスッキリしてきたので。

 上の面談は、先月の半ばだったので、3週間ほど前になるでしょうか。

 まぁ、いろんなものが腑に落ちましたね。

 (あのときのあれは、そのせいだったか。とか。)


 もう、全てを愛着障害の影響のせいにする勢いです。

 でも、おかげでちょっと楽になりました。


 ヒトと話をしていて、かすかに恐怖を感じる瞬間があります。(きょうもありました。)その時に、「あぁ。これは愛着障害の影響だな。まぁ、実際には大したことはないよ」と、自分で自分を諭すことができたことがあったのです。


 あぁ、こうすればよかったのか。


 果たして、解決になったのか…、実際のところはわからないわけなのですけれど…。

 ちょっとは前向きな気持ちになる方法が、わかったような気はしています。


自分が、自分の親になる。

 「自分が自分の親になる。」

 愛着障害を克服する方法として紹介されていました。

 だいぶん抽象度高めではありますけど…、理想とする自分の姿をイメージして、理想と自分とが対話するようなイメージでしょうか。

 なかなかいい方法だと思いますが…、どうなんでしょうね。


 まだまだ、人生。

 楽しんでいきたいものです。


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 愛着障害にはいろんなタイプがあります。

 自分のタイプ別診断によると…、どうやら、「夏目漱石」に近いタイプのようです。

 まぁ、なんともありがたいのか、そうでもないのか、わかりにくい話であります。



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