地の果て、はたまた、海の底

「"戦略" の教科書」 に学ぶ。

プログラミングをやってみよう

 昨年の10月に思い立って、Udemy で教材を買った。

 Python講座 の中で探し続けて、その中から一つを選んだ。これがわたしのプログラミングの始まりだった。

 自分には向いていないだろうな、と思わなくはなかった。なぜなら、パソコンに向かっていると、衝動的に苦痛に感じることがあるからだ。まれに言いようのない不快感になって、外に飛び出したくなることもある。

 などと、書いてみると…、まるで精神に疾患を抱えている人のようだが、字面で言うほど深刻ではない。要するに、ときどき、外の空気を吸いたくなるのだ。


 でも、やってみたいと思ったのだ。

 なにかきっかけが欲しかったから。

 自分はこんなものではないぞ、と。

 自分自身に、示してみたくなった。


 そこから、いまに至る。

今この瞬間は、なんのため

 とはいえ、あれから半年近くが経とうとしている今。

 想像と、だいぶ違うな、と薄々とながらも、気づき始めている。


 これはこのあと、なんになるのだろうか。

*****

 できることは、けっこう増えてきた。

 スクレイピングのやり方が少しずつ分かってきたし、それなりに楽しんでできている。機械学習の手始め程度の体験もできた。

 つぎ込んだ時間に合わせて、相応の知識が身についた。


 なのに、この先、どうしようか、と。

 いまさらながら、そんなことを

 考えるのだ。

この先どうすればいい


 「あたらしい戦略の教科書」 酒井譲 著

 「現在地」と「目的地」を設定し、その間のルートを決める。そのルートが”戦略”。

*****

 この本を読んで、「全然、戦略が無い…」とショックを受けた。実際は、わかっていたことではあるので、そこまでではなかったが…。改めてそれを自覚させられてしまった。


 この先、どうしようか。

*****


たどり着きたい場所があるなら


 「なんで、プログラミングをやろうと思ったんだったかな」

 そう思って、もともとの、思考の始まりまでさかのぼれば、不満がそこにはあった。仕事に対する不満。

 要するに、仕事が嫌いなのだ。


*****

 サラリーマンをやっている限り、それはずっとそうだ。

 給料が多くないのは、まぁいい。

 休みはそこそこあるから、まぁいいだろう。


 一番嫌なのは、辞令一つで、配置をぶっ飛ばされることだ。

 転居を伴うようなこともある。


 これは、本当に苦痛なのだ。

 ただ、言ってしまえば、理由はそれだけだ。

*****

 結局、自分は稼ぎたかった。

 つまりはそういうことなのだ。


 現状に不満があるから、だから変えたかったのだ。

*****

 まだまだ人生は長い。


 自分のいまいる場所。

 これからたどり着きたい場所。

 それらをつなげていくための

 満足できるような戦略という道を。



 見つけていたい。

 

撰石積記 voL.35 ~プログラミングの行方~

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