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蝶の命は一週間とか
自分が生まれ育った小さな空間を
ひたすら飛ぶだけ

なぜ、私の命はこんなに短いの
なぜ、もっと遠い所へ行けないの

そんなことは考えもせず

カメラを向けるとなぜか蝶はさっと姿を消す
で、ブローチで代用


一週間の命を生き
そして消える

硝子戸越しに揚羽蝶が二匹
右へ
左へ
飛んでいる

この庭で命を得て
この庭だけを世界として

神さまに与えられた一週間を
ひたすら飛んでいる、

姿を見せてくれて
ありがとう
貴重な
たった一週間の
命を
私に見せてくれて

            蝶々の写真、撮れませんでした
         
            画像から選ぼうとおもいましたが
            蝶々の写真、ありませんでした。
            蝶々は写真を撮られるの嫌みたい

            
              




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