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営業ツールとしてのWEBサイト

良い時代に生まれたなとつくづく思います。
ほんの10年前くらいまでは
フリーランスに営業はつきものと言われていましたが、
WEBがあれば待っているだけでお仕事がやってくる時代になりました。

今回は、実際の体験談を交えたWEBサイトの活用方法をお話ししたいと思います(あくまで個人的な所感です)。

営業ストレスから解放された時代へ

新入社員時代に飛び込み営業や電話営業を経験したことがありますが、
(WEBの会社でですよ!(笑))
本当に苦行でした。

もちろん、WEBがあれば何でもOKというのではなく、
どんなサイトにするか、SNSをどう使うかという施策はあるものの、
直接営業をしなくても良いのは、内向的な人にとっては心が楽です。

そのストレスがないので、
本質を考えてWEBサイトを作ることができるのではないでしょうか。

お客さんは、このサイトを見てどういう行動を取るのか、
作品がどのように掲載されていれば、コンバージョンに結びつくのか。

いろいろと考える中で
もしかしてこれはポイントになっていたのかも?
と考えたことがあるので書いておきます。

結論を言うと、
『描いたものはなんでも掲載すると依頼される確率が上がる』
ということです。


何をきっかけに依頼されるのか

私はお仕事をいただいた時、
『何をご覧になってご依頼くださいましたか?』
と聞くようにしています。

自分の中でのベスト3は下記です。

1位  イラストレーションファイル冊子(玄光社)
2位  
装画を担当した書籍を見て
3位  
TIS WEBサイト
4位  Instagram

コロナ後は
イラストレーションファイルのWEB版もちらほらありました。
海外からのお仕事は100%Instagramです。

そしてこれらをきっかけとして必ずホームページをご覧になります
おそらく、上記きっかけは依頼される前にもっと多くの人が見ています。
なので、依頼率をあげるには絶対的にホームページの存在が不可欠です。

ここで、
ホームページにたどり着いた時、何を決め手に依頼するのか?
というお話をします。

決め手1 :  信用できるか(納期を守れそうか、要望を受け入れてくれるか)
決め手2 依頼したい絵が想像できる作品はあるか?
          (描いて欲しい絵を描けそうか)

この2つがメインの判断基準ではないか?と仮定しています。
私が依頼する立場ならそうだからです。

決め手1 : あなたは信用できる人?

まず、『決め手1:信用できるか』につてい見ていきます。

顔写真、実績、言葉 などから判断されると考えます。
ブログやSNSをやっている人なら、それらの文章は見られていると言ってもよいでしょう。
顔写真は、作りがどうこうではなく、印象がまともそうであればOKです。
実績は『決め手2:依頼したい絵が想像できる作品はあるか?』にもかかりますが、
仕事経験のない人の場合、依頼する方は若干不安です。
「実際に仕事になったら、期日までにこちらの要望を叶えてくれるのだろうか?」
依頼者は必ずこの点を心配します。

「未経験だけどどうしたらいいのさ!」
というあなた。
安心してください。大丈夫です。
誰もが最初は未経験からのスタートです。

「要望を期日までに叶えてくれるかどうか」
という点を解決できれば良いので
例えば学校の課題でも良いのではないかと考えます。
課題に沿って、自分なりの答えを締め切りまでに出せる人なんだなと安心してもらえるような作りになって入れば◎ということになります。

あと、ホームページは関係ないですが、
『返信が早い』
というのも信頼に結びつきます。
急ぎ案件もあるので、進行がスムーズにできるというのは、
かなりストレスが軽減されるからです。
私はスマートウォッチを買ってから返信が格段に早くなりました。
返信可能の状況であれば数分後に返信しています(笑)。
自分待ちの仕事を溜め込まない、というのは
自身にとっても頭がクリアになって良いですね◎

決め手2 : 依頼したい絵が想像できる作品はある?

これが今回私が発見したことなのですが、
オリジナルで描いているものを全部載せると依頼者の目に留まりやすいです。
自分ではうまくいっていないように思えても、
それに近しい絵を描いて欲しい場合があるからです。
あとは、
アングルやモチーフのイメージがつきやすい、という理由もあります。
依頼者は『案件に合うイラストレーター』を探しています。
あなたが、それを予測できるエスパーではなければ、
『全部のせ』することで相手に見つけてもらいやすくなります。

何を参考にするのかは見ている人の自由
なので
我々はカタログを作っているような気持ちでホームページを作ればいいのです。

「こんなのもありますよ!」
というのを、見やすくたくさん提示する。
そうすると、お客さんは勝手にそこからピックアップして依頼内容のイメージを固めてくれるのです。
できれば大きめの画像を掲載するのが良いですね。
社内やクライアントに提案する際の資料に使いやすいので喜ばれます。


自分のためのホームページ作り

最後に、おまけで私がこっそりやっている秘密をお伝えします。
私が上記に気がついた、きっかけでもあります。
『オリジナル全部のせ』についてです。

皆さんは自分のホームページをどれくらいの頻度でご覧になりますか?

私は  毎日  です。


「暇か!」って思いましたか?
違います。
自分のホームページに並んでいる絵を見て、
絵から自分がどうしたいのかを伝えてもらっているのです。
突然スピリチュアルな話が出てきて閉じようとしている方、
安心してください。怪しい話ではございません。

客観的に見る。

ということです。
これはデザイナー時代に鍛えられた手段なのですが、
自分の制作物をまるで初めて見るかのような何の概念も含まない視点で見るのです。
そうすると、『本質とズレているな』とか、
『もっとこうしたらいいな』というアイディアが
自然と浮かんでくるのです。

同じように自分の作品に関してもその視点で見ます。
『この人はどういう方向性を目指してるんだろう?こういうテンションだったはずなのに、この絵は様子が違うな。どうしたいのかな?』
このようなちょっとした気づきを
自分のホームページ上から発見するために、私は毎日訪れます。

絵を描いたら速攻アップします。
そして眺めます。
仕事の絵をアップします。
他の仕事の絵、オリジナル作品と並べて眺めます。
またアップして眺めます。
この繰り返しです。

これを行っていくと、
依頼された時に、「この絵を見て依頼した」という
スタメンの絵が必ず出てきます。
なぜこれはよく依頼に結びつくのか?
そいういう視点で分析していくと、
自分の良さというものが少しずつわかっていくのです。

これが自分のブランディングにも結びついていくというわけです。

WEBサイトに関しては
今後、自分のホームページの画像を貼りながら、
わかりやすくまとめたいと思っていますのでお楽しみに✨✨

いかがでしょうか?ちょっと変わったポイントだったかもしれませんが、
私は今のところ気に入ってます。

最後までご覧になってくださってありがとうございました^^
それではまた、ごきげんよう〜✨✨


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