もちこの感受性

”わたし”を元気にする日々の気持ちと向き合うためのミニエッセイ。茨木のり子さんの「自分…

もちこの感受性

”わたし”を元気にする日々の気持ちと向き合うためのミニエッセイ。茨木のり子さんの「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」を心に言い聞かせています。東京から九州に最近移住してきてほやほや。

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  • ひなたぼっこクラブ

    • 3本

    ひなたぼっこって最近してますか?ただぬくぬくと、日当たりの良い場所でぼーっとするだけで「あぁ幸せ〜」と感じさせてくれる最高な遊び。ひなたぼっこにルールは一切ありません。ひょんなことから佐賀で出会い、「ひなたぼっこしよう!」で集まった私たち4人が織りなす、それぞれのひなたぼっこストーリーです!

最近の記事

『わたし』を失わないために腹から声を出す

大晦日。SNSを眺めると多くの人が1年を振り返って様々な投稿をしていて、そんなムーブに駆り立てられるような気がするけれど、そうじゃない、と自分に言い聞かせる。誰のためでもなく自分のために私は言葉にしなくてはいけない、と。なぜかというと、この1年、言葉の持つ重要性に大きな気づきを得たからに違いない。そして、自分をより強くしていくための覚悟のようなものを持ちたいからなのだ。 私自身は現在、こどもや若者の居場所感をどのように作っていけるのかということに専ら関心を寄せて普段活動をし

    • 美しい桜の美しさを知る

      4月になった。気がつけば桜に若い緑色の葉をつけて揺られていて、桜が散りゆく早さに心なしか儚さを覚えてちょっぴり悲しくなってしまう。毎年、澄み渡る青空を背景に息を呑むほど綺麗な桜並木が続いているのをみると「日本人に生まれてよかった」と心底思う。だからこそ、この綺麗な瞬間をずっと見続けたくて、写真のようにこの景色で時が止まってほしいような気分になるのだ。 進級、進学、就職、異動など世の中が新しく前に進む風に乗ってゆくようなこの時期。この風にちゃんと乗れているかしら、と焦る気持ち

      • 東京という言葉がつくる壁

        「東京から来たとですか」「すごかですね」東京人に向けて、口を揃えて言う言葉である。東京人というのは私のことだ。東京というのは、地方からするとハイブランド化されていて全国の最高峰のような場所である印象を持っている人が多いのかもしれない。 確かに、人口もお店の数も圧倒的に多いし名だたる外資系の企業から大手日系企業のビル群も立つ街並みは都会ならではだろうけれど。ただ、「東京」という場所がそこまで美化されていることに対して違和感を拭えずにいる自分もいるのだった。 東京にいるからと

        • 海辺のコーヒーと深呼吸。

          地方に来たけれど、今の時代オンラインでどこでも繋がれる。テクノロジー技術の恩恵を受けて、情報も人も圧倒的に少ない場所でも脳みそがワクワクするかのような友達に遭遇することができるし、遠くにいる子どもたちのために何かをすることだってできる。 とはいえ、パソコンに向き合うというのは生身の人間に向き合うのとはやっぱり違う限界があって、目ん玉と頭を画面の奥の日のと目線へと向けるのだけれど、心がどこか違う方向に向いてしまうことがある。それでも、やっぱりそっぽを向くことなんて出来やしない

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          only is not lonely.

          1人で東京から地方にやってきた。そういうことが、生き方が、興味深くうつって見えて話を聞かせてほしいとか、その勇気がすごいよねという声を聞くことがある。そうなのかなあ。 ネオンの広告、隣の人のスマホの操作、電車に乗る人のファッション、街中に流れる流行りの音楽。そういったものに自然とさらされて、その度に頭がくるくる動いていた。だから大きな空の下をぴゅうと流れる風に吹かれて自転車を足速に漕ぐ今の私はどこかゆったりとしている。頭の中もゆっくりになった。 いかんせん、こちらに来てか

          only is not lonely.

          オープンサンドにキュウリと卵がすき

          ついこの間、東京から1人で九州に移住をしてきた20代半ば女子。それが私。東京で生まれ育って、根っからの都会暮らしをしてきたけれど色々と思うところがあって、東京を出ることにした。どんなことがあったのかは、機会をつくって話すことにしよう。 1月からは新しい場所で、自分のワクワクすることをやるって決めてる。ついつい周りが求める声を早くキャッチして、解とする行動をしようとするのが私の癖だから。だから、”敢えて”自分の心の声を聞くために言葉としてちゃんと残すことで向き合うことから逃げ

          オープンサンドにキュウリと卵がすき