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【読了】あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

読了しました。

この作品は、映画化された「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」の続編になります。

もちろん、「あの花」も読了済みです😆

実は私、最初この本を読むつもりはありませんでした。

なぜかというと、私の中で「あの花」は、あれで完結していたからです。
少々ネタバレになりますが、あの花の最後で、あの星の主人公「涼」と出会うシーンが少しだけ書かれています。

その時に「ああ、生まれ変わりに出会ったんだ、良かったね」と思い、
私はその後をいろいろと想像するのが好きなタイプなんだと思います。

さて、話を戻します。
「あの星」の主人公は、「涼」という男の子になります。
中二の夏に、涼が百合の通う中学校へ転校してくるところから、お話は始まります。
涼が転校先の中学へ挨拶に向かう途中、不思議な雰囲気の女の子に出会います。
それが百合です。
涼は百合を一目見て、なぜか「やっと見つけた」と思います。

涼の新しい学校生活が始まり、すぐにクラスメイトと打ち解けたり、サッカーを頑張ったりと、穏やかな青春の日々が続いていく。

私の気持ちが引き込まれたのは、涼と百合が(不可抗力で)二人きりで図書館で調べ物をするところからでした。
ここから、ぐぐっと物語に入り込めた気がします。
図書館で二人の距離がぐっと縮まるのですが、

その後の海のデートで、百合が彰への想いを語り、「涼は彰の生まれ変わりだ」と伝えた後、二人の気持ちはそこからすれ違ってしまいます。

私はこの時の「ごめん、無理だ」と言った
涼の気持ちが痛いほどわかりました。

そこから、大学生になるまで、二人はずっとずっとすれ違ったままで。

この二人の結末は、ぜひ読んでお確かめください❣️

最後に。
なぜ読むつもりがなかったのに、この本を読もうと思ったか。
それでも作者の汐見先生の優しい文体が好きだからです☺️テレ


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