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秋の新宿に雪!だけじゃない!驚きと興奮のダイバーシティパークin新宿体験記
ダイバーシティ・パーク2022in新宿というイベントに、家族で参加してきました。
これが、滅法おもしろかったんです。
ダイバーシティを感じさせてくれるアトラクションが多いのですが、それだけではないコンテンツの数々。
拙宅が参加したもの、楽しんだものをお品書き風に書くと・・・。
・ハンドバイクでロマンスカー運転士
・ハンドバイク試乗体験
・車いすVRサーキット
・車いすレーサー試乗体験
・本物の雪で滑るスキー体験×2回
・ロマンスカー運転席VR体験×2回
・スラックイン体験
・オリジナル缶バッヂづくり
・ネイル体験
・西洋占星術&スピリチュアルタロット
・NPO法人SUPLIFEのパフォーマンス
・片腕のマジシャンHAKUさんのマジックショー
・本気(ガチ)カイピリーニャというお店の超本格カイピリーニャ(お酒)
・クロイツェルというお店のそば粉のクレープで本場ウインナーを包んだヤツ
・日建総業という会社のベトナム料理のつくね
・Y.Y.G BREWINGという会社の新宿地ビール「SHINJUKUペールエール」
・カフェBUNBUNのホットドック
・a luckyfood companyのふわふわかき氷
です。
たくさん遊んで、食って、飲んだ!
あまりに最高な体験だったので、主にダイバーシティ・コンテンツを中心に
ここに書き残しておこうと思います。
来年もし開催されることがあれば、家族のレジャーにぴったりですよ!
秋晴れの西新宿。オフィス街に異空間が出現。もとい。ダイバーシティな街・新宿にはピッタリ!
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東京・新宿区。大江戸線という地下鉄の「都庁前」駅を降りてすぐの、新宿中央公園がイベント会場でした。
もう駅から地上に出るとするぐに、
「あ。あそこでやってる」
とわかる、大々的な構えです。お客の入りも上々。
大盛況といってもいいんではないでしょうか。
それを見た娘もダッシュですよ。
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こんなのぼりもアチコチになたびいてました。
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会場のあちこちで、シャボン玉を大量生産・大量放出している人も。
「きゃーーー!」
「わ〜〜〜!」
そのたびに家族連れが歓声をあげていました。
真っ青な秋空に映える映える。
もうこれだけでも非日常ですよね。
しゃぼんの虹色が、このイベントを象徴しているようでした。
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イベントは3つのエリアに分かれていて、ここはその一つ、メインゾーン。
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ビルの谷間に、緑豊かで開放的な空間。広々としたコート。
これは気持ちいい!爽やか!
実際に、常に多くの人が体験していました。
広々とした空間で、本格的なパラスポーツ体験。初心者も楽しめるよう、インストラクターさんも親切・丁寧。
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こちらは車いすテニスの体験コート。多くの人が参加していました。
パッコンパッコン楽しそうでした。
かなりハードな競技で、車いすを操作するのも一苦労。
小さな子にはちょっと難しいのか、私が行った時間帯は中学生以上が多かった印象です。
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こちらは車いすバスケ。
バスケの選手がガシガシ教えてくれていました。
もちろん車いすバスケの選手と思しき方も。
車いすを両手で操ることが許されているからか、小学生の参加者も多数。
というか、私が見た時はキッズだらけ。
そして、ものすごくクルクルと上手に車いすを操って走っていました。
車いすバスケは、上半身の(なんなら腕だけの)力でボールを放り投げ
シュートを決めなくてはいけません。
「むりーーー!」
みんな楽しく体験していたようです。
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ボッチャの体験コートの様子。
意外だったのは、若者が多く参加していたこと。高校生や大学生でしょうか。
参加者も、インストラクターも、やっぱり若者。
(意外、とか言ってはいけないんでしょうね)
金髪の若者がやるようになったら、メジャースポーツの仲間入りも
遠い日ではありませんよ!これは!
ユニバーサルスポーツの未来をつくるのは、こういう好奇心と感度の高い若者たちであることは言うまでもありません。
このイベントを象徴するシーンでした。
これが目当てでいったのです!本物の雪でスキー体験!
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お恥ずかしながら。
私は娘をあまり旅行に連れて行ってあげられていません。
すみません。ウソつきました。
まったく連れて行ったことがありません。
「本物の雪でスキーの体験をできる。それも無料で。しかも新宿で」
行かない手はない、ということでこのイベントに参加したのですが、
これが大成功でした。
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インストラクターさんが丁寧に、そしてしっかりとサポートしてくれました。
娘も楽しかったらしく。
「スキー、またやりたい」
と。
どうやら拙宅初の遠出旅行は、雪山になりそうです。
垢抜けたことなどひとつもなかった青年期を経て、娘と「私をスキーに連れてって2022」を叶える日が遠からずきそうな予感です。
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スキーのサイズも実に幅広くラインナップ。もちろん子ども用も。
板、短っ!
「スキー板って、いつからこんなに短くなったんですか?」
と、会場の人にきいたら
「もう身長よりも長い板なんてないですよ」
と、古代人を見る目で答えていただきました
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この体験会場では、車いすスキーの体験もできたようです。
きちんとマシンも用意されていました。
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こちらは1枚板の車いすスキーですね。
これ、どうやって乗るのか。のみならず、滑るのか。
どんな訓練を積めば、それができるようになるのか。
なぜこのマシンは、ここまで精巧になる必要があったのか。
雪を傍に感じながら見る競技用の車いすスキーは、想像を遥かにこえる不思議の乗り物でした。
車いす体験。VRとリアル、ダブルでこぎまくる!
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もうひとつのお目当てがこれ。
VRと車いすをつなげて、楽しく車いす体験ができるアトラクションです。
某ゲーム機に、AR技術で室内をコースに見立て、カメラが付いたラジコンを走らせるゲームがあるのですが、その応用。
ラジコンを車いすでコントロールして、実際のコースを走らせてみよう!という、もう子どもが楽しくないわけがないシロモノです。
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これがそのカメラ付きラジコン。これがコロコロ小気味よく走ります。
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そしてこちらが実際のコース。ガイドにそって車を走らせます。
側で見てると単なるラジコンレースなのですが。
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娘が見ていた画面がこちら。
車いすをこぐと、画面のなかのキャラクターもアクセル全開。
実際のコースの中を駆け抜けます。
キャラクターになりきれるVR、ARによる合成(キノコなんかも出てくる)、そして車いすをこぐ重さ。
もうめちゃくちゃエキサイトして、狂ったように漕いでました、車いす。
ここでしか体験できない、独特の興奮体験だったようです。
で。
とうぜん親としては、モノホンも体験しなさいということで。
このイベントがすごいのは、パラスポーツのエントリーも、本格的な体験も、両方の入り口が用意されていた、ということでした。
それがこれ。
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車いすレースのマシンですね。実際に敷地を走らせてくれました。
実際に走らせると、重い!
ローラーの上でこぐだけのVRと、自分の体重を乗せながら路面を走るのでは、大違いです。
これでもまだ、素人用に座りやすく改造しているものとのこと。
私も体験しましたが、10km/h程度しかでませんでした。
アスリートになると30km/hは出る、とのこと。
こっちもこっちでクレイジーでした。
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ブレーキは前輪部分にしかついていないので、止めるなら腕を伸ばして。
娘曰く
「怖かった・・・」
とのこと。
そう。これ、思ったよりもスピード出るんです。
というか、体感スピードがすごい。
車いすユーザーが、みんながみんなこんな高速マシンに乗っているわけではありません(あたりめーだ)。
ですが、必ずしも可哀想とか、大変とか、そういう色眼鏡で見て欲しくなかったのです。
自分と違う歩み方をしている人には、まずリスペクトを。
それを知って欲しかったのですが、体験としてはかなりハードだったようです。
ハンドバイクも体験。ガシガシこいで、スイスイ走る。爽快感!
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私も初めてみたのが、ハンドバイクでした。腕でこぐ自転車タイプの車いすですね。
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レース用の車いすが「マシン」なら、こちらはさしずめ「メカ」でしょうか。
コクピット的な趣が、いやがおうにもワクワクさせるじゃないですか!
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大人の私が乗ってみると、運転席からはこんな感じ。
お、おう・・・。狭い。足が邪魔。
あ、そうか。かならずしも足が太い方が乗るとは限らない。
というか、足がない人も乗る可能性があるから。
やはり、他人の靴は履いてみるもんです。
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で。さっきのハンドバイクをこぐと、なんと発電するアトラクション。
発電した電気でロマンスカーのプラレール的なものが走ります。
これ、こげばこぐほど気持ち良く走ってくれました。
思わず無心になって手ペダルを回しまくってしまった私。
「お父さん、上手です!」
とブースの方に褒めていただき、ハッと我にかえりました。
そのくらい楽しい!
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もちろん本当に乗って走ることもできました。
これもスイスイ走るんですよね。
三輪車なので、転ぶ心配もあまりなし。
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娘はあっという間に五週を完走。
「んー(自分の)自転車でいい」
とのこと。
正直で良し!
ちょっと休憩。期待してなかっただけに嬉しかった。充実のフード&ドリンク(というかアルコール)
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あまり、というか、まったく期待してなかったんです。飲食系は。
そこまで気にしてなかったということもありますが。
どっこい。かなり充実していました。
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とくにおいしかったのが、こちら。カイピリーニャというお酒。
かなり本格的、かつハードなカクテルでした。
香りは爽やか、グイグイいけます。が、油断禁物。アルコール度数高め。
気づいた時にはデキあがってます。
妻と一杯を回し飲みしましたが、かなり飲みごたえがありました。
というか、妻と一つのお酒を回し飲みするなんて、いつぶりでしょう。
それだけでも、このイベントのご利益があったってもんです。ありがたや。
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キッチンカーやブースなど、たくさんの飲食店が出店。
そば粉のクレープで本場ウインナーを包んだヤツが、バカうまでした。2本食べました。そば粉のクレープって、甘い香りがするんですね。
ベトナム料理のつくね。つくねっていっても、豚肉にエビとかいろいろまざってるもの。エスニックな風味が最高でした。こちらも2本ごちそうさま。
Y.Y.G BREWINGという会社の新宿の地ビール「SHINJUKUペールエール」。
え!新宿に地ビールとかあるんですね!ということで、もちろん飲酒。
フローラルな香りと軽い口当たりで、とても飲みやすかったです。
この他、やれホットドックだ、やれふわふわなかき氷だと、
舌鼓を打ちまくった、食い意地の張った家族でした。
スポーツだけじゃない。エンタメコンテンツも充実。
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予期しなかったガチハマりアトラクション。
それがこちら。
ロマンスカーの運転手さんが見ている車窓を、VRで体験できるというもの。
小田急電鉄さんのブースなのですが。
娘が
「すごいー!」
「こわいー!」
「ひゃー!あぶないー!」
と、叫ぶ叫ぶ。
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どんなもの見てるんだ?と思って、VRのヘッドセットを覗かせてもらうと、
こんな感じでした。
あーこれは迫力あるわ!
5歳児が奇声をあげてアガるのも納得です。
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こちらはSUPLIFE(サプライフ)というNPO法人のパフォーマンス。
歌やダンスなどのエンターテイメントで、障がいのある子とない子をつなぐ活動をしているとのこと。
この日も、ダウン症の子も、そうでない子も、美保さんの歌に乗せてダンス。パフォーマンスはキマっていました。
飛び入りで舞台に上がって、歌い、踊る子たちも。
お酒のせいでしょうか。私、ちょっと目頭が緩くなり。
来年3月には「バディウォーク東京」というイベントが東京・代々木であるみたい。行ってみようと思いました。
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この日、初めて娘が
「お父さん、肩車して」
とねだったのが、この方のマジックでした。
片腕のマジシャンHAKUさん。
本当に右腕がないの。でも、マジックがすごいの!
子どもはシビアなので、腕があろうがなかろうが、そのマジックが驚けるかどうかしか興味がありません。
でも、
「あー!マリオになったー!マリオだー!」
娘はばっちり驚いていました。
それがHAKUさんのすごいところ。
子どもをロックできるアーティストは、ほんとにすごい。
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なんで?と思いました。
このイベントにネイル体験。
とうぜんおませ盛りの娘は、ブースに飛んで並んだわけですが。
どうやら、ネイリストさんのお一人が、車いすユーザーでした。
おそらく、そのご縁でこのイベントに参加されたのではと。
小さな娘にも優しく施術してくださいました。
じっと指先とネイリストさんを見つめる娘。
こういうトキメキも、とても大切なんですよね。
その横で妻はずっと「あんたこれ本当やったら高いんやで?高いんやで?」と、値段でありがたみをわからせようとしていましたが。
なんか、このイベントの懐の深さを見た気がしたのです。
スポーツ一辺倒じゃない。文化系のアトラクションがあったっていいじゃない!と。
それを許容する守備範囲の広さ。
なんか、いいイベントだなーと。
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で、見てくださいよ、これ。
ダイバーシティ・パークのロゴ。このために作ったんですって。
かわいーでしょ。
娘のお気に入り。
家まで、なんなら今も、右手の人差し指を庇うように生活しています。
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オリジナルのバッヂもつくりました。
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別にイベントの回しものではありませんが、
こちらもやはりダイバーシティ・パークのロゴを描いたみたいです。
でも「れご(LEGO)」の文字が・・・。
勘違いもご愛嬌。
このほかにもいろいろなブースにお邪魔して、それは楽しい時間を過ごしました。
(とくに妻が言った西洋占星術&スピリチュアルタロットは、たった15分間でかなり当てられたらしいです。たまげてました)
それだけじゃなく、時間が足りずに行けなかったものも多々。
(とくにブラサカ体験とカヌーは行きたかった・・・無念)。
もし来年も開催されるようであれば、今度は娘のお友達も誘っていこうかと思っています。
それくらい最高なイベントでした。次回の継続開催も心から願っています!
やっぱ、新宿はいいな。
帰り道にて
このダイバーシティをテーマにしたイベントは、
とても明るくて、キラキラしていて、楽しくて、未来を感じるものでした。
しかし、本イベントが開催されたのは西新宿。
かつてのホームレス強制退去の舞台の一つにもなったエリアです。
おそらく今もこの公園や路上で生活している人もいるはず。
都庁前から中央公園にいくたった数十mの歩道にも、それらしき人たちがいました。
「お父さん、あの人たち、何やってるの?」
「このにおい、なんのにおい?」
もし娘にそうきかれたら、私はどう答えていたのか。
無自覚に娘を連れ出したのは、間違いありません。
ダイバーシティや多様性の名の下に、明るくて、キラキラしていて、
希望を語る視点からだけでは見えてこない人も必ずいる。
それもまた忘れてはいけないことだなと、元・西新宿の住人としては、考えた次第でした。
来年またここに来るまでに、きちんと娘に説明できるようにしておく。
正しく、誠実な回答を。誰かを切り捨てるような言葉ではない何かを。
親としての宿題を感じながら、家路につきました。
おわりです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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