【万年十段だった個人差北斗マンが中伝を取得するまで②】(ランダム練習篇)

まえがき


お久しぶりです。Kusakacci(クサカっち)です。
前回の投稿から大分日が経過してしまいました。
その間にIIDXにはONE MORE EXTRA STAGE楽曲が追加されていたり、
ARENAモードが実装されていたり、
私自身も☆12で初めてEX-HARD(以下灘)ランプがついたりしてました。
(これめっちゃ嬉しかったので年内はずっと擦らせてください)

さて今回から具体的な練習方法について記載していきたいと思います。
前回の記事でもお伝えしております通り、この記事のターゲットは、
個人差系(SOF-LAN・SCRATCH)が得意だけど地力系(NOTES・PEAK・CHORD)が苦手】な十段が中伝を取得する為にとった練習の紹介です。

今回はタイトルにもある通りランダムをつけた練習に特化した内容となっております。
出来たら次のチャプターに進む、出来なかったら1つ前に戻る……
といった感じで進めていってください。

ゲージオプションは不問です。EASY1週できたら次はHARD……でもよいですし、HARD出来るまで次のチャプターには進まない、といった形でも大丈夫です。ご自身に合う形でトライしてみましょう。

各チャプター毎に筆者オススメ楽曲・実際に練習していた楽曲も併せて掲載いたします。各楽曲にそれぞれ鍛えることが出来る(であろう)要素も追記してあります。太字楽曲は特にオススメになってますので、プレイの際に是非参考にしてくださいね。

1.ランダムをつけてみよう/慣れてみよう

はい。鬼門です。
いきなり初っ端から鬼門がやってまいりました。

ランダムとは、その名の通り【降ってくるレーンが無作為な組み合わせになる】オプションでございます。
多分今まで地力向上を目的としてプレイされていなかった方からすれば、
ランダムという単語を聞いただけで意欲が削がれる事と思います
(私もそうでした、ここら辺も記事にしたいと思います)
(2/27 22:00 記事が出来上がりました)。
ですが上達にはここが最初の壁、心を鬼にして立ち向かってみてください。

といっても、いきなり「ランダムをつけて難しい曲めっちゃやるぞ!」といっても、脳みそが絶対についてこないので、
まずは「ランダムをつけると譜面にどういう変化が起こるのか」
これを理解することから始めていきましょう。

慣れよう部門オススメ楽曲

あなたが好きな楽曲(よくプレイしている楽曲)のHYPER譜面
Bloody Tears(IIDX Edition)(H,A)【CHORD】
M.D.Injection(A)【階段】
MINT(H)【トリル】

中伝取得を目指すにあたって、恐らく☆12のいくつかはハードクリアだったりランプがついていると思うのですが、ランダムを初めて触る際には、
【☆(自分がクリアできる最高レベル)-2,3の譜面】から触ると良いです。
下3つの楽曲については、☆9~10の中で正規譜面からの違いが顕著に出る3曲をピックアップしました。

これら3曲をランダムをつけてプレイしてみることによって、
ランダムを付けた場合の譜面のばらけ方の理解
(正規譜面と比較して)自分が押しやすい配置/押しづらい配置への理解
初めて降ってきた譜面への対応力の理解
といった今まで見えてこなかったであろう自分の
地力という言葉に隠れている数多の要素】が垣間見えてくると思います。

また、「あなたが好きな楽曲(よくプレイしている楽曲)のHYPER譜面」をランダムでプレイするのには3つのメリットがあります。
・押す場所がバラけていてもよくプレイしているからリズムはわかりやすい
・ランダムに疲れた時に好きな曲聴いてメンタル回復
・そもそも好きな曲だったら練習って考えずに楽しく出来る

私自身も「練習として」取り組むのはイヤなタイプで、
音ゲーを「音楽を演奏する」と考えてやってる人だったりします。
定期的に好きな曲をランダムだったり、めちゃくちゃ凹んだりした時は正規でプレイしてメンタルを整えております。
そういった意味でも有効だなぁと個人的には考えております。

ただ同じ楽曲をプレイし続けると、ランダムとはいえ
同じ要素しか鍛えることができない】ので、
用法・用量を守って正しくプレイしてください。

2.ランダムをつけて地力向上してみよう

さてランダムにそこそこ慣れたそこのあなた。
いよいよ地力向上チャプターとなりました。
前のチャプターは所謂「準備運動」です。
ここからだんだんと自分に負荷をかけていきましょう。

地力向上部門オススメ楽曲

Chewingood!!(A)【NOTES】
quasar(A)【NOTES+PEAK】
THE DREAM OF SPACE UFO ABDUCTION(A)【NOTES】
Ritual of Anubis(A)【NOTES,PEAK,CHORD+皿複合】
ZED(A)【PEAK+CHORD】
Drop It(A)【NOTES+PEAK】

地力向上チャプターというだけあって、前チャプターとは負荷が段違いとなっております。
ここでは主に全体密度(NOTES)・瞬間的高密度(PEAK)を鍛えるオススメ楽曲をセレクト致しました。

太字の楽曲には【皿絡み(皿複合)】の要素も加わってたりしてます。
ランダムで降ってくる鍵盤を捌く+スクラッチ
こういった今まで考えてこなかった要素に対して思考できるのも、
ランダムを使用する強みであるかなと思います。

特にオススメなのがRitual of Anubisです。
ごちゃごちゃした密度,皿複合,同時押し等、本チャプターで鍛えたい要素が1曲にすべて詰まっております。曲もカッコいいHDMサウンド+何度も聴くと思わず口ずさんでしまうほど頭に残るメロディーなので、何回もプレイしてどのパートでも歌えるようにしましょう(?)

3.筆者がやってた練習メニューをやってみよう

さてここまでご覧になられたあなた、
大分ランダム生活にも慣れてきた頃だと思います。
ここでは私自身がランダムをつけて【中伝になった今でも行っているメニュー】を掲載いたしますので、是非挑戦してみてください。
※ここは私自身の苦手分野にフォーカスした内容となっております。

筆者練習メニュー部門オススメ楽曲

Brahma(A)【CHORD+PEAK】
No.13(A)【NOTES+PEAK】
Outbreak(A)
【PEAK+CHORD】
Übertreffen(A)【NOTES】
V2(H,A)【NOTES,PEAK,CHORD】
REVOLVER(A)
【NOTES,PEAK+皿複合】

これら6曲は中伝挑戦時からずっとランダムをつけてプレイしている楽曲となっております。
ここら辺の楽曲から正規でやっても難しい楽曲も入っていますね。

強化する内容としてはNOTES,PEAK,CHORD(上半分)のうち、NOTESとCHORDを鍛える内容となっております。特に自分はその2つが特に苦手だったりするので、敢えて強めの負荷をかけてトレーニングしております。

ここで特にオススメしたいのがBrahmaREVOLVERです。
前者は早いテンポでの同時押し耐性を、
後者はbpm160での複雑なリズム+皿複合+密度の全体難耐性を
それぞれ鍛えることができます。

これらをプレイした後にランプ更新したい曲をプレイすると、大分譜面の見え方が違ってくる(=地力向上を実感できる)と思います(体験談)。

EX.練習にもなる筆者お気に入り楽曲

さてここまで来られた方は大分ランダムとお友達になったと思います。
ここでは趣向を変えて【特に曲もいいし譜面も練習になる】楽曲達を紹介していきたいと思います。
私でいうところの、チャプター1の「好きな曲」にあたる楽曲達です。
(勿論今まで挙げてきた曲にも私の好きな曲いっぱいありますよ!)

それぞれの楽曲が【レーダーの6要素とは一味違う要素】を持ってたりするので、余力があれば是非挑戦してみてくださいね。
※ここで挙げた楽曲は正規譜面もオススメなのでトライしてみてください。

筆者お気に入り楽曲部門特にオススメ楽曲

Hat Surprise(A)【NOTES+皿複合,キメ精度】
Ventriloquist(A)【NOTES,CHORD+ズレ,キメ精度】
Afterimage d'automne(A)【CHORD,CHARGE+ズレ,混フレ】
Xyndrome(A)NOTES,CHORD+皿複合
XENON II~TOMOYUKIの野望~(A)NOTES,CHARGE+混フレ
Saturn(A)【CHORD,PEAK+キメ精度,混フレ,縦連】

※キメ精度とは?
曲中に出てくる特徴的なリズム(=キメ)を光らせる精度のこと(筆者の造語)。
キメ精度と書かれてる3曲は、楽曲中に特徴的なキメが出てきます。
(シルクハット! シルクハット!とか序盤の5回裏打ち皿複合とか)
このような楽曲のキメを光らせる事により、高難易度楽曲に挑戦する際に起こる「リズムが分からなくなる」場合の認識修正、
(特にハードや灘使用時の)ゲージ回復力の向上にもつながります。

レーダーには含まれてないけど譜面を構成する要素として必ず存在する、
【混フレ】【皿複合】【ズレ】を中心に、私が特に好きな楽曲をピックアップ致しました。

特にAfterimage d'automneについては、
世にも珍しい【シャッフルとイーブンの混フレ】といった非常に癖が強い譜面となっておりますので、是非挑戦してみてください。

4.出来たらすごい!筆者が大苦戦した楽曲

さて幾多もの壁を乗り越えてここまでご覧になられたあなた。
あなたはもうこの記事を読み初めの頃とは見違えるほどの地力を手にされていることでしょう。

そんなあなたに私から最後の課題です。
私がハードランプをつけるまでに苦戦に苦戦を重ね、
時に涙し、時に奇声を上げ、時に楽曲自体を嫌いになる程(!!)苦戦した楽曲3つを、最後の課題としてここに残します。
(因みにマジで曲名聴いたりイントロ聴いたりしただけで今でも苦虫を嚙み潰したような表情をすることがあります。)

ここまで来られたあなたには楽勝かもしれません。
もしかしたら一番苦戦するかもしれません。
今までの努力と自分を信じて、挑戦してみてください。

最後の課題

Wanna Party?(L)【CHORD+NOTES】
錬成人間トリコロイダー(A)【CHORD,NOTES+皿複合】
Bahram Attack -猫叉Master Remix-(L)【NOTES+PEAK+CHORD】

NOTES数もさることながら、特にCHORDの傾向が強い3曲をピックアップしました。
前述の通り、この3曲は筆者が特に苦戦した3曲となっております。
これらが【ハードゲージでクリア】出来れば、
あなたはランダム練習篇卒業となります。おめでとうございます。
因みに筆者はランダムをつけると崩壊するので全部正規譜面でハードつけてます。

さいごに

ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。


この記事を最後までやり遂げた方、おめでとうございます。
その地力と精神力があれば、最早あなたは中伝です。
段位認定が認めてくれなくても私が認めます。おめでとうございます。

途中のチャプターで止まっている方、おめでとうございます。
あなたは今中伝という目標に向かって歩き出している。
中伝を取ろう今より地力をつけよう前へ進もう
そういった意思があるからこそ壁にぶつかり止まっている。

成長の意思がそこにある時点で、あなたはもう立派な中伝です。
段位認定が認めてくれなくても私が認めます。おめでとうございます。


ピックアップした楽曲以外にも、練習になる楽曲はいっぱいございます。
これはあくまで【筆者自身のランダム練習】なので、
自身の得意・不得意によって、自分だけのランダム練習チャプターを作成してもよいかもしれません。

また、この記事の最初の方にちょっとだけ書いてある、
【なぜランダムをつけるとやる気が削がれるのか】
これについても実体験をある程度含めて、
ちょこっとコラム程度の記事にしようかと考えております。

また次の大きめの記事については、
プレイカスタマイズを活用した練習法
スクラッチ譜面の練習方法
ソフラン譜面ってどうやって見えるようになるの?
上記のどれかから記事を作ろうかなと思っております。

このnoteが自分と同じようなタイプのプレイヤーへの、
成長の一助となれば幸いです。
Kusakacciでした!


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