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韓国ワーホリ生活 19

生徒のジヨンさんの実家はアニャンにある市場の八百屋であり、よく果物を持ってきてくれた。

アニャンにも何度か遊びに行った。八百屋に行って、やはりお父さんお母さんに果物を貰った。

市場はアーケードになっていて、通りの真ん中でも物を売ったり飲食店があったり、人でごった返していて賑やかだった。

ジヨンさんはアニャンの市場は面白いと誇りを持っていた。何度かご飯を食べさせて貰った。

地下街もあって、ドクターペッパーのロゴの描かれたパーカーを買った。カセットテープを売っている店があり、セパルトゥラのROOTSのテープを見かけたのを覚えている。

若い人達が買い物したりお酒飲んだりするような繁華街もあって賑やかだった。関西ぽいというか、上野っぽいというか、地元っていう感じの温かみというか安心感みたいなものを感じた。

イデの駅近くにGIORDANO(香港のファストファッションブランド)があって、海外っぽいなと思っていた。チャンドンゴンがモデルのポスターが貼ってあって格好良かった。

僕が初めて観た韓国映画はチングで、とても面白かったのとそれで初めて覚えた韓国の俳優がチャンドンゴンだった。

ちなみに、韓国に来る直前に地上波でパッチギを見て、韓国に行くのに少し不安を覚えた。

ソウルの冬は寒い。マイナスになるのはざらなので、愛知県民からすると随分だ。

それで、GIORDANOで紫のダウンジャケット風のジャケットを買って着ていた。そこそこ気に入っていた。

でも、ソウルで着ていたら誰かと被りそうだなと思っていた。

チャ先生の友達の日本人で、夏に一度旅行で来ていた時に連絡先を交換した女の子が、その冬にまた遊びに来た。

それで、ホンデで夜ご飯を食べる事になった。
もう一人、韓国の友達が来るとの事だった。

当日、ホンデで女の子と待ち合わせをして、後から現れた韓国人の男の子がGIORDANOの紫のジャケットを着ていた。しかも眼鏡をかけている点も被ってしまった。あの時は本当に恥ずかしかった。

女の子を真ん中に似たような男が両サイドだったので、何かのユニットみたいに見えていただろう。昔で言うドリカム状態だ。

悪夢がカムトゥルーだった。

J-STATIONの建物の大家さんは声が大きい老夫婦だった。二人共いつも元気で、話すのが好きな人だった。寒くなりかけて来た時に、息子が前に着ていた服を何枚かいただいた。

教室の前の道をイデの方に5分くらい歩いた所にあるタッカンマリの店に、留学生の日本人が時々行っていた。僕も2回くらい行った。その中の女の子が今大阪でタッカンマリの店をやっているそうだ。あえてタッカンマリというとこが凄いなぁと思う。好きだったんだな。

その道を真っ直ぐ行って、たぶんイデ駅前も過ぎた位の所だったと思うけど、ポン菓子をおじいさんが作っている店があって、先生のお使いでよく買いに行った。花子は爆弾と呼んでいた。

つづく。。。

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