全力で夢中になる
沼津はまた、強風だ。暴風か。
昼に起きて散歩に出て、公園へ行ったら満開の桜があった。
葉っぱが無くて枝と花だけなんだなぁと思った。
公園は微かに花の香りがして空気がうまかった。
なのでベンチでゆっくりした。
太めの木の枝が落ちていた。風の強い日が多いから公園には折れた枝が結構あった。BASEで売れたりするのかなーと思った。
1本の枝を拾ってまじまじと眺めていたら面白かった。これは良い趣味になりそうだ。
表面はうっすら光沢があった。皮をめくると馬みたいな素敵な茶色がでてきたり黒い部分、どうやって皮との間に入ったのか、緑の小さなカビのようなものもあった。まさか内側から湧いたのか?菌は不思議だ。
匂いを嗅いだらちょっとこんがりした木のいい香りがした。
そんな事をしていたら、自転車でお兄さんが現れた、公園の前の線路際にキュッと自転車を止めてまたがったままスマホをいじっていた。鉄道オタクかと思った。
電車が通った時、スマホの画面を連打していた。電車の方は見ていない。電車の音をサンプリングしているのか?そんな事ないだろうなあ。
しばらくして、しゅーっと走り出した。
またしばらくぼーっとしていて、振り向くと、公園の真ん中の方でスマホをいじくっていた。
蠅みたいだと思った。
スマホに脳みその主導権を取られた人間は蠅になった。
駅前を歩いているとゾンビみたいにふらついた人間がよけてるのに突っ込んでくる事は日常茶飯事。
木をいじくって匂いを嗅いでる自分はチンパンジーか?
勝った!
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