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読書のあとに待っていたもうひとつの感動


映画でも小説でもドラマでも
その人の人生を静かに描いたようなものが好き。

ハラハラドキドキしたりショッキングな場面の出てくるものは好きではない。

何年か前にリビングのテレビを処分した。嫌なニュースや派手なコマーシャルがしんどくなってほとんどテレビは見なかったから。

その代わりに地元のFMラジオや好きな音楽を聴き、見たいなぁと思うドラマはアプリから見る。

それと読書。

意外とストレス解消になりハマった。

頭の中で情景をイメージしながら物語を読み進めるのが楽しくて、特に気に入った作家さんの本は片っ端から読んでいる。

いろんな作家さんのストックが何冊かあり気分で選ぶ。買ってから少し経っていた本を読んでみた。

「純喫茶トルンカ」

珈琲店を舞台にした3つのお話で、私が珈琲好きなのもあり、どんなお店だろう?どんな味だろう?と想像も膨らみ、物語もとても楽しくてもう1度読み返したいと思った。

毎月お取り寄せしてる嵯峨焙煎所の豆
お気に入りのカップにブラジルを淹れた


その続編があると知り先日購入。

「しあわせの香り 純喫茶トルンカ

この本に今回noteに書こうと思った理由が。

装丁も素敵


1話目、1巻にも出てきた常連の80歳位のお婆さんの話で、そのお婆さんの語り口調で書かれている。

比較的若い人が主役だった1巻とは随分違う年配女性の丁寧な言葉遣いなので新鮮な驚き。

純喫茶トルンカで流れるショパンある曲が鍵となっていて何度も出てくる。

ショパンは好きだし途中で曲を調べて聴いてみよう!と思いながらも、頁をめくる手が止められなかった。

結局そのお話を読み終えてから検索して聴いたことが大正解となる。

結末のお婆さんの気持ちをそのまま表したような、あまりにもぴったりな曲
でまるで物語の中にいるような感動!

読了後に耳でも楽しめた驚きと嬉しさと言ったら!

しばらく余韻は続き、誰かに話したくてこの文章を書いた。



*このお話を読んで是非聴いて欲しいので曲名は書かないでおきます。

フレッシュだけ入れる派

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