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メディアは抹茶味である

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[メディア時評]ゼロから作るのではなくすでにそこにあるものとの対話によって価値を生み出す技術=編集から考える、pubulication=出版とpublic=公共性のことなど
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Say Nothing Board 無言板[2]

Say Nothing Board 無言板[2]

街のなかにひっそりとたたずむ、文字の消えた白い看板たち。伝達内容を喪失した役立たずの板も、見方を変えれば、現代絵画のように大きな時代精神や小さな無意識までをも映す鏡になる。ロードサイドの芸術談義は、路上に始まり禅に向かう──"言うことなし"の無の芸術とは?

ブラックフライデーと無買日
 文字の読めなくなった看板を、物言わぬ板=Say nothing board(無言板)と名付ける際のヒントになっ

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Say Nothing Board 無言板 [1]

Say Nothing Board 無言板 [1]

街のなかにひっそりとたたずむ、文字の消えた白い看板たち。伝達内容を喪失した役立たずの板も、見方を変えれば、現代絵画のように大きな時代精神や小さな無意識までをも映す鏡になる。ロードサイドの芸術談義は、路上に始まり禅に向かう──"言うことなし"の無の芸術とは?

はじめに: 無言板とは何か 文字が消えた白い看板を見ていたら、Say nothing boardという英語が閃いた。何も言わない無言の看板。

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メディアは抹茶味である

メディアは抹茶味である

 冒頭から駄洒落のようなフレーズですが、これ、前から一度言ってみたかったんです──「メディアはマッチャージである」ってね。

 マーシャル・マクルーハンが『メディアはマッサージである The medium is the massage』というタイトルのペーパーバックを、編集者のクエンティン・フィオーレとアート・ディレクターのジェローム・ナイジェルの全面協力で(というか、おそらく全部このふたりで構成

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「雑」であること──雑誌の多様性

「雑」であること──雑誌の多様性

 「ていねいにやってください。雑にやってはいけません」。

 雑はていねいの反対だと、子どもの頃に刷り込まれたせいか、ぼくたちは雑を悪だと思っている。乱雑や粗雑はだらしがなくいい加減で、雑多や雑然はまとまりがなく扱いづらいので整理を必要とし、混雑や煩雑は避けるべきだと教えられてきた。「雑」は秩序や合理性に反するものとして、どうやらかなり嫌われている。雑音は耳障りで、雑事は慌ただしく、雑学は余計な知

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