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2度目の病休

こんにちは。

タイトルの通り、9月に入ってから約1ヶ月病休を取ることになった。

思うように動かない身体

第1土曜日の朝、身体を起こすことができなかった。出かける準備をしなければならないが、身体が拒否しているようだった。その日は残り少ない有給を使って休んだ。

その次の出勤日も休むことにした。出勤時間になるとおなかが痛くなる。朝ごはんを食べても、ヨガをして身体を動かしても、その時間になると身体は言うことを聞かない。

9月は好きなアーティストのライブに初めて行くというビッグイベントがあった。
それのために仕事を頑張る気力は無かったにもかかわらず、ライブには行けたし楽しめたので、ずる休みしてしまったという感覚だった。

ライブの次の日こそ仕事に行こうと決めて、買う予定のなかったライブTシャツを買って、次の日それを着て出勤できた。
しかし、出勤しても、子どもたちと関わる気力は無く、一人で部屋にこもって自分の仕事をしていた。ライブの後の静けさというものだろうか、気分はなかなか上がらなかった。時々、Tシャツを見て握りしめて、「あと少し」「これだけやれば」と言い聞かせながら1日過ごした。

諦めモード

やっとの思いで出勤できた次の日、やっぱり身体は動かない。

前日にお風呂に入る気力もなくそのまま起床し、準備を始められず、だんだん時間がなくなっていく。もうここまでくると焦りもしなくなる。どうにでもなればいい。
本来であれば、出勤する日に出勤するかしないかの選択肢など無いはずだが、その選択をする気もないし、判断力が無かった。

それからずっと出勤していない。

その間、いろんな人と話す機会を作ったり、好きな物を食べたり、好きなだけ車を走らせたりしてどうにかして自分の気分を上げる努力をして過ごしていた。
それでも次の日から出勤するという行動にはつながらず、もう休んでもすることがなくなってきた。
カフェに居候するにも毎日通っていればすごい出費になった。お金が無くなるとさらに精神的に追い詰められる。

家は居場所じゃない

そんなに出歩いていたらお金がかかって当たり前だと思うし、家から出なければお金を使う機会も減るだろう。
だが、私の家は心安まる場所ではない。

最近、祖母と意思疎通をするのが難しくなってきた。体力的にはまだ元気な祖母は、少しずつ認知機能に問題が出てきているようなのだ。だから、自分で言ったこと、さっきあった出来事、人が言ったことをすぐ忘れてしまう。

それに加えて過保護だ。
私は1年以上一人暮らしの経験がある25歳なのだが、たとえば家を出る時には鍵を閉めることは当たり前の防犯対策だと思っている。そんな当たり前のことをやる前から釘を刺して言ってくるので腹が立つ。そういう自分は電気をつけたまま外出するのでなおさらだ。

自分で決めれることもあれこれ指図してくるし、何か答えれば何でも「口ごたえ」になる。いつも当たり前にやってくれて助かることもあるが、それに感謝できないほどイライラしてしまう。気に入らない。好きになれない。とにかく家の中にいるときでも物理的に距離を置いている。

母はそういうときに緩衝材になってくれたり、私がイライラでパニック気味になるとなだめてくれたりするように最近なった。私がADHDでどんな時にどういう状態になって、どういう助けが必要なのか手探りで助けようとしていくれる。母とはあまり喧嘩をしなくなった。

だから、母が仕事で家を出ている時には家にいないようにしている。祖母と二人になって良いことなんかない。ストレスが増えて自分が壊れてしまう。

ついでにいろんなものと距離を置きたくなった

自分のストレスの元になっている物や人間関係とこの際距離を置きたくなって、半ば衝動的に動いた。17年続けてきた空手もその一つだ。

ここ数年特に、私が所属する空手道場の雰囲気や風土、何なら稽古自体変わってしまった。時々稽古に行っても全然空手が楽しめない。こんな稽古したことないし何の意味があるのか分からなくて、何のためにお金払ってここににいるのか分からなくなってしまった。
初めのうちは道場に行くだけ行って稽古はしないというスタイルで、いずれ復帰できるように頑張ろうとしていたが、見学質で見ている時間さえももったいないと思うようになってしまった。

過去に執着している私が悪いのだろうか。
私が空手に夢中だった頃は周りのみんなも夢中で、活気があって、明るくて、キツい稽古もやりがいがあって必ず自分の力になっていたし、結果も出ていた。今の道場はそんな雰囲気が時のこ子どもたちから感じられない。先生は憧れだったし、ちゃんと見ていてくれるし、的確なアドバイスをくださる。いつか先生みたいな黒帯になりたいって思わせてくれた。けれどもうそんな先生はいなくなった。とても失礼なことを承知で申し上げると、黒帯なんてなるもんじゃないって思ってしまう。

いろんな人と話すと、それぞれの見方を知れるから自分考えも整理されるし、より的確な判断ができるようになるなと思った。どちらか一方の話だけを聞いて信じ込んでしまうと危険だと思った。私が今まで築き上げてきた人脈を駆使して、今、答えを出そうとしているところである。

調子自体は回復傾向

仕事に行けなくなった、まずい!と思ったときにすぐに病院に電話をして診察日を早めてもらったのは我ながら良い判断だったと思う。今の先生に罹ってからラツーダを飲み始めて、「気分の波が緩やかになってきているよね、いいね」と言ってもらえたが、ラツーダの分量は増えた。

やっぱり一度うつ状態になると再発するんだなと思った。
今回の大きな気分の落ち込みは、ちょっとサボりたいというのではなく、病気によって気分が落ち込むタイミングだったのだ。波が穏やかになっただけで波は来る。でも、本当に以前に比べてその頻度も程度も落ち着いているし、薬を飲み始めてからやる気が出てきて、後回しにしていたことがすんなりできたりして嬉しかったことが何度もあった。

私は、薬の服薬は賛成派というか、薬を飲むことで生きやすくなるなら飲んだ方が良いと思っている。もちろん副作用の心配はあるが、合わなかったら他に合う薬を探せば良いと思う。ただ、どうしても微妙な体調の変化によって一定の効果が得られないときはある。続けることで効果が出るので、諦めずに飲み続けるしかない。

薬を飲まずに自分の努力で克服したりコントロールしたりできるならばそれに越したことはない。鉄分が足りない貧血気味の人が鉄分のサプリを飲むのと何も変わらないというのが私の感覚だ。


あと1週間休むことになっている。仕事ができそうな体調ではあるが、家にいるとストレスでおかしくなることがあるので不安定ではある。
薬を増やして特に副作用が強く出るわけではなかったが、増量して1、2日はテンションがバカ高かった。何でもできた。

どうやら私のテンションは自分ではコントロールできないことの方が多いみたいだ。
一度立ち止まって考えてから行動できるようになることが今の私の目標。

今まで仕事を病休になって復帰したことはないが、今回は薬のおかげでできそう。自分に合う治療法といい先生に恵まれた。感謝。

今月の収入はほとんど無いので焦っている。メルカリで不要品販売をしてお小遣いを稼ごう。ライティングでもっと稼げたらいいな。こういうときに副業があると助かるなぁ。がんばろう。

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