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ゲートキーパースキル実習を申し込んだ話。ゲートキーパーは見守る人。

こんにちは、井上真希子です。

※今日の記事は自殺に関する記載を含みます。

私は、キャリアコンサルタントという国家資格を持っています。お仕事についての相談に乗るコンサルタント、カウンセラー資格の一つです。

キャリアコンサルタントは登録をしても、何もしないと5年たてば資格がなくなります。仕事についてのカウンセリングは資格なしでもできるし、資格を失効しても業務ができないわけではありませんが、「キャリアコンサルタント」と名乗ることはできなくなります。

よって、名乗り続けるには所定の更新講習を受け、5年たつときに更新手続きをします(一部講習免除のパターンもありますが、今日はおいておきましょう)。合計38時間分の更新講習を5年間のうちに受講する必要があり、日本全国のあらゆる団体が様々なテーマの講習を提供しています。その中で、キャリアコンサルタントは個々に自分が得たいスキルに合わせて講習を選んで受講します。

私は登録からまだ半年くらいなので、焦って受けないといけないこともないのですが、とあるコミュニティでNPO法人ゲートキーパー支援センターの更新講習を知り、即受けることに決めました。

今回、noteに上記のリンクと記事を掲載することをNPO法人ゲートキーパー支援センター事務局の方にご快諾いただきました。ありがとうございます。

ゲートキーパーという言葉を聞きなれない方もいるかと思います。私も聞いたことはあるけれど、、というくらいでした。

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ゲートキーパーとは、
悩んでいる人に気付き、声をかけ、話を聞いて
必要な支援につなげ、見守る人です。
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NPO法人ゲートキーパー支援センター 
サイトのトップページより

そうして見守る人が増えれば、つらすぎて自殺を考える人を減らすことにつながるのかもと思います。

悩んでいる人に気づいて声をかけ、話を聞き、必要な支援につなげ、見守る。これは、できるようで、いつでもできるとは言いにくいことかもしれません。自分のことで精一杯だったり、とても声をかけられる状況ではなかったり。

ここで私が思うポイントは、「ゲートキーパーが助ける」とは書かれていないところです。「必要な支援につなげ、見守る」んですね。

悩んでいる人のすべてを背負うことでも、自分の力だけで助けることでもない。必要な支援は他から提供できるものだったり、見守られることで安心感を伝えられたりすると思うのですね。

私の経験上、キャリアコンサルタント養成スクールでは、基本的に仕事の相談しか事例として出てこないです。なので、少しイレギュラーな事例として「仕事の悩みから話し始めたけど、実は浮気をしていてもめて、どうしようかと思っている」という事例が出ると、途端に頭が真っ白になって考えられないという受講生もいました。実際の相談の現場で、浮気はまだしも、仕事の悩みから始まって死にたいほどつらいという話になり、どう答えてよいかわからないというケースもあるようです。スクールでは非常に限られた勉強までで終わってしまいます。

その点、更新講習でゲートキーパーについて知ることができるのはありがたい機会で、スキルアップにつながります。コロナ禍に入った頃に大阪府の吉村知事が伝えていたのは、新型コロナで亡くなる人を減らさないといけないが、経済の縮小で自殺者が増えてはいけないので経済も動かさないといけない、ということでした。そのことについてどちらがいいかは意見が分かれると思いますが、経済を回す、仕事をするということが命に関わるのは必然なんですよね。生活にはお金が必要だから。

キャリアコンサルタントでなくても、大抵の人は人を見守る優しさを持っていると思います。ゲートキーパーに興味を持つ方は上記のリンクから見ていただくとよいかなと。キャリアコンサルタント向けだけではなく、他にもワークショップなどが開催されているようです。

そうしたイベントに参加しない場合でも、自分の悩みと他人の悩み、どちらにも優しい人にはなれると思います。そんな優しさを持つことが、小さな悩みをほぐし、喧嘩を減らし、引いては戦争を止めていくくらいの大きな力につながっていくような気がします。とは言え、でかいことを考えすぎても無力感が出ては困りますからね。できることから、小さなことから、無理なく始められるところから手を付けてみてはいかがでしょうか。

まず私は、6月にゲートキーパースキル実習を受講することにしますね。またレポートします。

今日も読んでくださってありがとうございます。井上真希子でした。

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