私がプロの小説家になるまでの経緯と気付き⑥

 私がまったくの素人から小説家デビューに至るまでの経緯を紹介していこうと思います。また、デビューに至る経緯で得た気づきを共有することで、目標に向かって頑張っている方への手助けになればと思いこうして書き始めてみました。
 ぜひ最後まで読んでいただき、目標達成する一助にしていただければと思います。

◆自己評価と他者評価、そのズレ◆
 

 一日一行作戦で毎日なんとか書けるようになった私は、なんとか五万時を書き終えて締め切りまでに提出することができた。
 もう、疲労困憊で仕事にも支障がでるかも、と思っていたので本当にほっとする。

「やっと書けたよ。本当に、ありがとね? 正直、すっごいしんどかったわ」
「頑張ってたもんね。編集さんからいい評価、もらえるといいね」
「ああ」

 そういって、一息ついた私のもとに数日後。ある封筒が送られてきた。
 その送り主は、編集さんであった。

 私と妻はその封筒を前にして唾を飲み込む。
 互いに視線を合わせると、再びテーブルの上に鎮座している封筒への視線を戻した。

「これか……」
「メールで連絡きてたってやつだよね? ゲラっていうんだっけ?」

 そう。
 その日、送られてきたのはゲラ原稿というものだった。
 印刷された原稿に、編集さんが直接青や緑で書き込みをしてあるのだ。それに目を通し、質問や追加などに対応するのが次の作業なのだが――。

「多っ!! 書き込み多っ!!」

 私は思わず叫び声をあげた。
 それは、原稿に書かれていた修正点の多さだ。
 それこそ、紙全体に色がついているように見えるほど密集しており、膨大な量に眩暈がする。

「編集さん……少ないほうですって言ってたけどまじか?」
「……慰めじゃない?」

 妻から見ても、その多さは尋常ではなかったようだ。
 しかも、修正点だけでなく、ごっそり一ページ書き直しだったり、追加のエピソードだったりもある。
 五万時足したことに比べれば作業量は大したことないが、精神的につらいものだった。

 なぜなら、自分の書いた文章がほぼ直されているのだから。
 誤字脱字なら抵抗など何もない。
 けれど、気合を入れた言いまわしだったり表現だったりがばっさり削除されているのをみると少しばかりショックだ。

 一つ一つが些細でも、それが数百、いや数千と積み重なっていけばその心労はそれなりのものになる。
 ちりも積もれば山となる、をこんなところで実感したくはなかった。
 もちろん、そのままで、と指定すればそのままでもいいらしい。
 が、自分は処女作、むこうは数多くの作品を手掛けてきたプロだ。
 客観的に考えて、どちらの意見を優先させたほうがいいかは明白だった。

「まじかよ……すこしは書くのうまくなったと思ったんだけどな」

 そんなことを呟きながら、私は今度は毎日原稿に向かった。
 
 向かう度に、自分への否定を飲み込む覚悟、を持つことは相応にストレスではあったのだが。


*気づき*



 ゲラに書かれた修正の多さ。
 これには本当に驚かされました。
 今では、慣れてきたのもありますし、修正された文章をどこか他人事のように受け止めている自分がいますが、最初はなかなか難しかったですね。

 皆さんならどうでしょう。
 自分が書いた文一つにつき、二つ以上修正がついていたら。
 まぁ、それくらいしっかり見てくれているという証でもあったのでありがたい気持ちも多大にあったのですが。

 ここでお伝えしたいことは、自己評価と他者評価のギャップはすごい、ということと、それを受け入れる素直さ、についてです。

 自己評価と他者評価のギャップについてですが、これは本当にありますよ。
 どこかで見たものなのですが、なんでも、自分より少し下手だなぁと思っているのは自分と同じぐらいの力量で、同じくらいと思っているひとは、自分よりもうまい力量なのだと。

 私は、編集さんと顔を突き合わせて話す機会があったのですが、私の癖や直したほうがいいところなどを一つ一つ聞く事ができました。
 それを改めて振り返ると、やっぱりその通りで、しかも自分と同じくらいと思っていた人は同じことやっていないんです。
 正しいな、と私は体感で感じています。

 そう。
 自分の筆力って本当に見えないんです。
 恋、ではなく自分に対しては盲目なのです。
 それだけ、客観的にみるってむずかしいな、と思いました。

 ですので、もっとうまくなりたい、と思うのであればかならず他者評価は必要になります。 
 そうしないと、いつまでたってもギャップに気付くことなく生きていき、うまくなるチャンスを失うのです。

 だれでもいいですが、しっかりと自分に意見を言ってくれる人がいいですね。
 自分に対して客観的な評価をしてくれる人を見つけておくと、文章力を上げる近道になるかと思います。


 あとは、そうですね。
 本当に素直さって大事だと思います。

 私は、やたらと感想を書いてまわったことがあるのですが、その時におもったことは、小説を書く人間は我が強い人が多い、といことです。(あ、私も含めて)
 やっぱり、自分が作り上げた作品に対する愛着なのでしょうね。
 どうしても曲げられない一線をもっているように思います。

 ですが、本当に素直さは大事です。
 正直、こだわっている部分って本当にどうでもよいことだったりしません?
 言わせてもらえば、読者にとって大事なのはストーリや面白さであって、その一文ではありません。

 ですので、とにかく人のアドバイスを聞く、そしてかみ砕いて、本当に必要なことはどんどん吸収していく。
 これができると本当に伸びていくと思います。
 私は、インターネット上でやり取りのあった長月達平先生に教えていただいた「誤字は悪」という言葉を本当に大事にしております。(しかし、私の誤字脱字の頻度は高いままですが……精進せねば)

 皆さんも、ぜひ客観的視点と素直さをもってどんどん上達していただければと思います。
 上達すると楽しくなりますから、やっぱり続けることにつながると思います。

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 看護師、小説家、カウンセラー、コーチ。
 
 看護学生時代から心に興味を持ち、看護師を続ける傍ら精神看護、認知行動療法、カウンセリングを学んでいく。
 1200人の精神疾患患者からの学び、セルフカウンセリング、コーチング理論を用いて、人間関係、仕事、そしてプロの小説家という夢をかなえていく。

 自分を心の見方を変えるスキルを様々な人に発信しようと考え、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチ」として活動を始める。

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 高校受験の失敗を皮切りに、自信が持てず孤独で、自分の人生を他人のせいにし、仮面を貼り付けることだけはうまく、こうして人を欺きながら生きていくのかと、将来に希望を持てず生きていました。
 ですが、看護学校で出会った友人は、そんな私の過去さえも受け入れてくれたんです。
 それから、私は人を傷つけるばかりではなく、自分が与えられる存在になりたいと思うようになりました。
 そこから、私の心への興味が芽吹いたのだと思います。

 求めるばかりの私は、恋愛においても同様で相手を傷つけてばかりでした。仕事でも、認めてほしいが先に立ち、空回りする日々でした。何事にも飽きっぽい性格で、浅く広くを体現したような生き方に、心底嫌気が刺していたんです。

 そんな中、私は、精神看護、認知行動療法、カウンセリングやコーチング理論を学び、1200人以上の精神疾患を持つ患者さんに様々なことを学び、どんどんと自分を変えていくことができるようになっていきました。
 その変化は、私にストレスの少ない世界と、明るさと、希望をもたらしてくれました。

 その全ては、自分の変化から生まれました。
 私は、自分の体験と今まで学んだ理論、そして精神疾患を持つ患者さんから学んだすべてを言語化し、人がどのように変わっていけるのか、それを知ることができました。

 最初は、自分が幸せであればそれでいいと思っていたのですが、癌であった母が教えてくれたことで、また私の考えが変わったのです。
 母は愛情豊かな人でした。
 そして、私はその愛情の深さに、母の死をもって気づくことができたんです。
 
 私は、今までたくさんの愛情を受けて育ってきた。
 そして、多くの人の愛情で今の自分があるということも知ることができました。
 今の私は、どうすれば人が変わっていけるか、目標達成できるかもわかっています。

 ですから、私は、すこしでも幸せになる人が増えたらいい、自分を変えたいという人の手助けをして、おなじように幸せな人生を歩んでいってほしい。
 今度は私の番だと思っています。
 私が関わる人に幸せになってもらいたいのです。
 
 そう思って私は、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチング」をお伝えしたいと思っています。
  
 すこしでも皆さんが変化し、良い方向に変われるように、ぜひお手伝いをさせていただければと思います。
 よろしくお願いします。

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