私がプロの小説家になるまでの経緯と気付き⑤

 私がまったくの素人から小説家デビューに至るまでの経緯を紹介していこうと思います。また、デビューに至る経緯で得た気づきを共有することで、目標に向かって頑張っている方への手助けになればと思いこうして書き始めてみました。
 ぜひ最後まで読んでいただき、目標達成する一助にしていただければと思います。

◆その日の目的は、一行でいい◆

 妻と和解した私は、もう一度、何を自分がするべきか整理することにした。
 話し合った結果、家事は妻もできるから無理のない範囲で、子どもの時間を作るようにすることに加えて妻と二人の時間も作ること、自分を追い込んでイライラされるよりも穏やかでいるほうが大事だということなど、お互いの意見をすり合わせて小説を書く時間を確保することができたのだ。

「よし! これで締めきりまで頑張れば、俺の本が出るんだ!!」

 そう意気込んで腕を振り上げる。
 その時の自分は、時間さえ確保できれば、ストレスの原因さえなくなれば当然書けるだろうとおもっていた。

 しかし、それは到底甘い考えだった。

「え? もう締め切りまでこれしかないのか?」

 元々の文の量を、一.五倍にする。
 この難題を本当に私は甘く見ていたのだ。

 というのも、もともとの小説はそれなりに攻勢を考えて十万字で区切りよく終えられるよう考えていた。それこそ無駄なく。
 だが、それを五万字増やすのだ。
 それまで考えていた構成や登場人物の心情の変化など、すべてにおいてカスタマイズが必要で、単なる五万字を書くのではないほどの労力が必要だった。
 それこそ、すべて新しい設定で最初から書き直したほうが楽なくらいだった。

 私は、その労力と向かい合うのを避け、パソコンから自分を遠ざけていた。
 大変だ。だから嫌だ。
 そんな子供のような感情に支配され、ついつい手がキーボードへのびない。
 書きたくない、という仄暗い感情が、私の心を埋め尽くしていった。

 一度でも文章を書いたことがある人はわかるかもしれないが、思考を文にするということは、結末のわかっている物語を脳内イメージからかなり劣化させた状態で文章にする、ということに他ならない。
 想像そのままに文章にできるとしたらそれは天才である。
 私なんて、文章スキルが高くないのだから、脳内イメージと、実際の文章とではかなり描写がかけ離れてしまうのだ。
 そんな状態で、さらに五万字を書けという。
 そんなもの、意志の弱い私では無理だった。

 書き続けることでの弊害がもう一つある。
 それは、飽きるといことだ。
 イメージからの劣化文章を読みながら書き進めていると唐突に飽きる、ということがある。
 特に、中盤のついつい中だるみしてしまうパートや、書きたいシーンの直後などに起こるのだが、これは本当に厄介だ。

 飽きてしまい、さらには劣化したイメージをまざまざと見せつけられて、さらには誰に見せるでもなく評価されない環境では、書きたいという感情すら浮かんでこないときだってある。
 
 そう――。私は、その時まさにこの状態だった。

「いや、書かないと……。でも、のってこない」

 楽しいときは、それこそ時間も忘れて書き続けられるのに、そうじゃないときの落差といったらない。
 しかし、時間は刻一刻と過ぎていく。

 どんどん失われる自信と焦りで、余計思考がまとまらない。

 そうやって苦しんでいた私の目を覚まさせてくれたのは、家族の会話だった。

「パパのね、本が出るんだって。すごいねぇ」
「ほん? パパの?」
「そうよ。ほら、未だって頑張って書いてるじゃない?」

 たまたま私が何をしているかという話題になった妻と娘は、こちらを見ながら話している。
 その時、娘は五歳だったから本を出すということについてどれほど知っているかわからない。けれど、娘はその時満面の笑みでこういったのだ。

「すごーいね! パパ! えらいね!」

 その無垢な視線を向けられて私はまた間違えようとしていたことに気付く。

 本を出すのはずっと目標にしていたことだったのだ。
 小説家になるという夢を、大人になって抱いたのだ。
 それが叶う寸前にあるのに、飽きたとかモチベーションだとか、些細なことにとらわれすべてを投げ出すところだった。

 それではダメだ。

 そう思って私は、一つのことを自分に課した。

 それは――

 「一日一行、納得のいく文章を書く」

 だった。


*気づき*


  何かを長く続けているひとはわかってくれると思うんですが、やっぱり人間って飽きませんか? 特に私は飽きっぽい性格で、昔から広く浅くの精神で生きてきました。 ですから、何かを極めるために没頭する、ということが本当に苦手だったんです。なんで、小説書いてるのかって話ですよね。今でも不思議だ。

 まぁ、話はそれましたが、とにかく続けることが苦手だった私は、どうすれば小説を書き続けることができるのか、それを考えることになります。
 そこでヒントにしたのが認知行動療法でした。
 
 細かい部分は割愛しますが、

・人は何かをやりはじめるときが一番エネルギーを使う
・その障壁が低いほど、試すのが容易になる
・自分ができると思ったものしか、人はできない

 といったことが書かれていました。

 私は、すぐに、小説を書き始める障壁をさけ、自分ができそうなことは何か。それは考えてみたんです。
 そうすると答えはでました。
 それが、「一日一行、納得のいく文章を書く」でした。

 私は、おそらく文章をかく速度は一般的ですが、いくら遅いひとでも一行書くのに一日かかる人はいません。
 だいたい私なら一行書くのはよっぽど難産でもなければ長くても数分です。
 まずは、パソコンに向かい小説を一行書く、という自分でもできそうだとおもったハードルを設定し、それを遵守することにしました。

 正直、最初の一週間はきつかったです。
 ですが、だんだんと日数がたつにつれ、その行動が習慣化されていきます。
 そうなると、一行を書くことが苦ではなくなり、そのまま二行、三行を書ける日が増えていきます。

 こうして私は書き続けられないことを克服しました。

 必要なのは、ハードルを下げることと習慣化させること。
 これさえできれば、人はどんなことでも続けていくことができます。(まぁ、これをやる前提に思考の土台が必要なのですが、それは今は置いておきます)


 そして、その習慣化をさせるために必要なものがもう一つあります。
 それは、書く目的です。
 習慣化するまでは本当にきついので、そのきつさを乗り越えるために、小説を書く目的を強く意識したのも覚えています。

 私の目的は本を出すこと。そして、その理由は「小説家になってすげーと言われたい」でした。
 なんとも程度の低い理由でしたが、人ってこんなものです。
 娘にすごいと言われて舞い上がっている人間には、これくらいの目的しかないのです。

 私も、最初は、本を出して人を楽しませたい、とかいうんですよ。
 けど、なぜ楽しませたいの?
 それはなぜ?
 と掘っていくと、人間が何かをする理由って、独善的なものがほとんどです。
 
 独善的でもなんでもいいので、本当に自分が望む目的を明確にすると、やはり初心にかえれます。
 初心を忘れないでいると、ちゃんとつらいことは乗り越えられるもんです。
 乗り越えられない人は、初心を忘れてしまうか、そもそも掘り下げが不十分で、心からの目的ではないのです。


 初心を忘れず、しっかりと自分の目的を明確にしておく。

 困難を乗り越えるコツの一つですよね。

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 看護師、小説家、カウンセラー、コーチ。
 
 看護学生時代から心に興味を持ち、看護師を続ける傍ら精神看護、認知行動療法、カウンセリングを学んでいく。
 1200人の精神疾患患者からの学び、セルフカウンセリング、コーチング理論を用いて、人間関係、仕事、そしてプロの小説家という夢をかなえていく。

 自分を心の見方を変えるスキルを様々な人に発信しようと考え、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチ」として活動を始める。

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 高校受験の失敗を皮切りに、自信が持てず孤独で、自分の人生を他人のせいにし、仮面を貼り付けることだけはうまく、こうして人を欺きながら生きていくのかと、将来に希望を持てず生きていました。
 ですが、看護学校で出会った友人は、そんな私の過去さえも受け入れてくれたんです。
 それから、私は人を傷つけるばかりではなく、自分が与えられる存在になりたいと思うようになりました。
 そこから、私の心への興味が芽吹いたのだと思います。

 求めるばかりの私は、恋愛においても同様で相手を傷つけてばかりでした。仕事でも、認めてほしいが先に立ち、空回りする日々でした。何事にも飽きっぽい性格で、浅く広くを体現したような生き方に、心底嫌気が刺していたんです。

 そんな中、私は、精神看護、認知行動療法、カウンセリングやコーチング理論を学び、1200人以上の精神疾患を持つ患者さんに様々なことを学び、どんどんと自分を変えていくことができるようになっていきました。
 その変化は、私にストレスの少ない世界と、明るさと、希望をもたらしてくれました。

 その全ては、自分の変化から生まれました。
 私は、自分の体験と今まで学んだ理論、そして精神疾患を持つ患者さんから学んだすべてを言語化し、人がどのように変わっていけるのか、それを知ることができました。

 最初は、自分が幸せであればそれでいいと思っていたのですが、癌であった母が教えてくれたことで、また私の考えが変わったのです。
 母は愛情豊かな人でした。
 そして、私はその愛情の深さに、母の死をもって気づくことができたんです。
 
 私は、今までたくさんの愛情を受けて育ってきた。
 そして、多くの人の愛情で今の自分があるということも知ることができました。
 今の私は、どうすれば人が変わっていけるか、目標達成できるかもわかっています。

 ですから、私は、すこしでも幸せになる人が増えたらいい、自分を変えたいという人の手助けをして、おなじように幸せな人生を歩んでいってほしい。
 今度は私の番だと思っています。
 私が関わる人に幸せになってもらいたいのです。
 
 そう思って私は、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチング」をお伝えしたいと思っています。
  
 すこしでも皆さんが変化し、良い方向に変われるように、ぜひお手伝いをさせていただければと思います。
 よろしくお願いします。

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