私がプロの小説家になるまでの経緯と気付き③

私がまったくの素人から小説家デビューに至るまでの経緯を紹介していこうと思います。また、デビューに至る経緯で得た気づきを共有することで、目標に向かって頑張っている方への手助けになればと思いこうして書き始めてみました。
 ぜひ最後まで読んでいただき、目標達成する一助にしていただければと思います。

◆私がとらわれていた合理的思い込み◆

「そうやってすぐにパソコンのところに行くんだから! 家族のことなんてどうでもいいの!?」
「は? 何言ってんだよ! ちゃんと家にいるときと休みの時は家事やってるじゃん? 洗濯やって、料理作って、掃除もたまにだけどして、娘のことだってずっとみてるじゃんか! ねかしつけだって、いつも俺だろ?」
「そうじゃない! 私、そんなこと望んでない! 家事してくれなんていった?」
「言ってないけど……少しでも負担を減らしたいって思ってるんだよ。それに、俺だって自分の時間とってもいいんじゃない?」

 喧嘩が増えた。
 原因は、自分の多忙さとそこからくる妻の精神的な不調だった。

 実は、この頃、「悪役令嬢」というジャンルの流行りがあり、自分のそのジャンルが好きで書いてみようと思い立っていた。
 それまでに、新人賞に何本か出していたけれど、2次審査あたりが一番結果がよく受賞には至っていなかった。だから、少し肩の力を抜いて書いてみようと書いたものが、なんと人気がでたのだ。
 投稿サイトのランキングにのり、感想が毎日書かれた。
 私は、それに気をよくして毎日更新しようと決め、ひたすらに文章を書く毎日だった。

 加えて、少し前から始めた自転車という趣味にも没頭しており、練習時間を確保することもしていた。
 
 さらには、自分が暗黙の了解でやる家事、つまりは食器の洗い物、洗濯、数日に一回の床拭き、食事作り、子供と遊ぶ、子供の寝かしつけをやっていると、小説を書く時間を確保するのはかなりの努力が必要だ。

 やるべきことをやっていれば、自分の時間が取れる。
 そう思っていた私は、妻から叱責される理由が理解できなかった。

 ちゃんと仕事やって、家事もしてるのに。
 休日は、家族で遊ぶ時間を作っているのに。
 妻は自分の時間があるのに。

 そんな理由付けをして、自分の時間を作る正当性を主張したのだ。

 そうやってぶつかり合うことが多くなった矢先、人気が出た小説の書籍化が決まる。
 そして、編集担当から送られたメールにはこんなことが書かれていた。

「全体的に〇〇をしてください。また、ボリュームが足りないので、10万字の文章をエピソードを二つほど加えて15万字にしてください。そのほかの修正点は後日お送りします」

 要約するとこんな感じだ。
 正直、勢いで書いていたから、構成もなにもあったもんじゃない。無理やりエピソードを絞りだすにも、日常がぎすぎすしているから思考はまとまらない。書いていても、妻に責められるという罪悪感もあり楽しくない。

 そんな中、今までのように小説を書くのは難しかった。
 書かなければ、という感情ばかりが先に立ち、筆は進まない。
 自転車のレースも控えており練習もしなければと遮二無二なってペダルを回す。
 妻の体調が悪いから、家事は頑張らなきゃといつも妻がやってくれている分も仕事後にやろうと必死になった。

 朝、六時前には起きて仕事へ。十九時に帰ってきて、子供をお風呂に入れて食事を食べ食器を洗い寝かしつけ。そのあと自転車に一時間のり、洗濯機を回し、小説を書く為にパソコンに向かって寝るのは一時頃。
 休日も、子供の目覚めとともに起き、朝、昼、夕の食事を作り、床にモップをかけ洗濯を回す。当然、子供が休みであれば外にでかけ、夕方帰ってきてからまた自転車の練習をして夜は普段と同じように過ごす。
 妻の体調が悪いときは、数時間話を聞くことも頻回にあった。それこそ、忙しいときには決まって妻の体調は悪かった。

 人生初めての締め切りを前にして、自転車のレースを前にして、妻の体調不良、自分の仕事、子育て、家事を前にして、とうとう私は人生で初めて自分のキャパシティーの限界を超えたのだ。

 妻からも子からも頼られるいい夫、いい父としての自分と、趣味ややりたいことを優先したい自分。
 
 その両方を天秤にかけて、私は初めて今の生活を手放したほうがいいかもしれないと思うようになっていった。


*気づき*


 いやぁ。
 本当にこの時の自分は何もわかっていなかったし、見えていなかったですね。
 
 当然、こういう失敗って何度も繰り返してきたわけですが、同じ失敗を人間は繰り返すものです。
 
 それはさておき、なぜ私がこのような状況に陥ってしまっていたのかを整理すると、

・〇〇をやるべきという自分にとらわれていた
・どれも完璧にこなさないといけない、という想いがあった
・自分主軸でしか物事を考えられていなかった。

 この三点があります。

 〇〇をやるべきというのは、きっと夫として父として仕事をやり養い、家事を一緒にやり子育てもやる。当然、家族サービスもやらなければならんない、ということに固執していたんでしょう。
 そして、友人(職場の先輩でしたが)から誘われた自転車のレースに出るからにはしっかり身体を作っていきたい、小説も本を出すのだから期待されている以上のものを書かなかければならないなどといった完璧主義な側面もありました。

 こうやって、〇〇すべき、とか完璧にこだわるというのは本当にいらない価値観だったと今は思います。

 この時何が一番大事だったのか、すぐ後に気付くことになるんですが、こうやって〇〇すべき、にとらわれると人は不幸せになっていきます。

 心理学の世界では、合理的思い込みという言葉があります。
 これは何かというと、例えばあなたが、困っている人がいたら助けなければならない、と思っているとします。とても素晴らしい考えですし、見習いたいとも思います。
 ですが、こう思っていない人もいますよね?
 
 では、そう思っていない人は間違っているのか?
 それは違います。

 人は、何かを見るとき、考えるときに自分自身のフィルター(価値観のようなもの)を通します。すると、同じものをみていたとしても、感じ方は人ぞれぞれになるんです。
 この感じ方の違い=合理的思い込みと言います。

 この合理的思い込みが強い人は、〇〇すべき、〇〇としてこうあるのが正しい、〇〇やる必要がある、といった風に物事を考えがちです。
 これがどんどん強くなると、ほかの考えを受け入れることは難しいですし、同じ考えをしていない人をみるとイライラしたり攻撃したりしたくなります。
 〇〇すべきと思っているから、それから自分も外すことができない。人も責めて自分も責める世界ができあがってしまうわけです。

 こんな状況で幸せ、と感じるひとはきっとごく少数でしょう(本当はこれさえも思い込みなのですが)。

 ですから、まずは、〇〇すべきをやめる。完璧主義をやめる。
 これで困る人は実はいません。
 やらなくても誰も困らないんです。困るのは自分だけ。価値観から外れた自分を、自分が責めているだけなんです。

 ですから、この時の私のように、他人もせめて自分を責めるようなつらい構図はやめませんか?

 次で書いていきますが、これを捨てられると人生は途端にイージーモードに早変わりです。また、自分主軸でしか考えられていないことの何が悪いのか、も次に解説していきます。


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 看護師、小説家、カウンセラー、コーチ。
 
 看護学生時代から心に興味を持ち、看護師を続ける傍ら精神看護、認知行動療法、カウンセリングを学んでいく。
 1200人の精神疾患患者からの学び、セルフカウンセリング、コーチング理論を用いて、人間関係、仕事、そしてプロの小説家という夢をかなえていく。

 自分を心の見方を変えるスキルを様々な人に発信しようと考え、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチ」として活動を始める。

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 高校受験の失敗を皮切りに、自信が持てず孤独で、自分の人生を他人のせいにし、仮面を貼り付けることだけはうまく、こうして人を欺きながら生きていくのかと、将来に希望を持てず生きていました。
 ですが、看護学校で出会った友人は、そんな私の過去さえも受け入れてくれたんです。
 それから、私は人を傷つけるばかりではなく、自分が与えられる存在になりたいと思うようになりました。
 そこから、私の心への興味が芽吹いたのだと思います。

 求めるばかりの私は、恋愛においても同様で相手を傷つけてばかりでした。仕事でも、認めてほしいが先に立ち、空回りする日々でした。何事にも飽きっぽい性格で、浅く広くを体現したような生き方に、心底嫌気が刺していたんです。

 そんな中、私は、精神看護、認知行動療法、カウンセリングやコーチング理論を学び、1200人以上の精神疾患を持つ患者さんに様々なことを学び、どんどんと自分を変えていくことができるようになっていきました。
 その変化は、私にストレスの少ない世界と、明るさと、希望をもたらしてくれました。

 その全ては、自分の変化から生まれました。
 私は、自分の体験と今まで学んだ理論、そして精神疾患を持つ患者さんから学んだすべてを言語化し、人がどのように変わっていけるのか、それを知ることができました。

 最初は、自分が幸せであればそれでいいと思っていたのですが、癌であった母が教えてくれたことで、また私の考えが変わったのです。
 母は愛情豊かな人でした。
 そして、私はその愛情の深さに、母の死をもって気づくことができたんです。
 
 私は、今までたくさんの愛情を受けて育ってきた。
 そして、多くの人の愛情で今の自分があるということも知ることができました。
 今の私は、どうすれば人が変わっていけるか、目標達成できるかもわかっています。

 ですから、私は、すこしでも幸せになる人が増えたらいい、自分を変えたいという人の手助けをして、おなじように幸せな人生を歩んでいってほしい。
 今度は私の番だと思っています。
 私が関わる人に幸せになってもらいたいのです。
 
 そう思って私は、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチング」をお伝えしたいと思っています。
  
 すこしでも皆さんが変化し、良い方向に変われるように、ぜひお手伝いをさせていただければと思います。
 よろしくお願いします。

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