歴代の日本車デザインで「1位」だと思う、2代目「日産キューブ」の話
こんにちは。
今日は私が良いと思うデザインのクルマについてお話しします。
日本車は、昔はよく「欧州車のモノマネだ!」とも言われて、
特にクルマ好きな方からは、あまり評価されていなかった印象です。
しかし歴史を振り返ると、とてもバライティーに富んだデザインが多く、
「プロダクトデザイン」の観点から見ても、良いデザインが多いんですよ。
一般的に良い言われる「欧州車」のデザインは、
とにかく「プロポーション」にこだわっているクルマばかりです。
「プロポーション」の詳細は割愛しますが、(こちらをご覧ください)
とにかくクルマは「スポーティ」に見えなければならないという、
一種の刷り込みも感じます。
それに比べて、日本人はカタチに対して寛容で、
カタチより機能面を重視する傾向があります。
ミニバンがここまで一般的な国は他にありません。
そんな中、私が歴代の日本車で、1位だと思うクルマは、
2代目「日産キューブ」です!
このクルマが出た2002年は、私が会社に入った年でした。
左右非対称のリア周りに驚愕したのですが、
このような四角い、家電的デザインなのに、
欧州車的なプロポーションのように
しっかり「タイヤが踏ん張って見える」デザインが秀逸でした。
デザインが構成される線や面は、従来のクルマのそれではなく
まさに家電のように静的なので、動きが無いんですが、
プロポーションが良いので、しっかりクルマらしい佇まいになっています。
でも、なぜ歴代1位かというと、
圧倒的な「オリジナリティの高さ」ですね。
実に日本らしいデザインでありながら、
欧州車的プロポーションもしっかり表現されているという、
完成度の高さもポイントです。
また、商業的にも成功していることが重要です。
カーデザインは、一般の方に受け入れられて、
初めて評価されると思いますからね。
そういう意味でも、このクルマに勝ったデザインは
まだ無いのではないでしょうか?
このクルマ、まだ中古車で探せます。
私も欲しい1台なんですよ🤔
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