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明るい兆し🔆

みなさんおはようございますこんにちはこんばんは♪kuruchanです。
前回、出産予定の病院から無理矢理転院させられた話をしましたが、ちょっと明るい兆しが見えてきたので記録します。



  ▼目次

  ・やはり転院先は遠かった

  ・転院先の先生、ナイスです👍

  ・人との出会い


◾️やはり転院先は遠かった

10日朝9時に大学病院に行けと、産婦人科宛と心療内科宛の紹介状を2つ持たされ、病院を追い出された私。

家からだと単純に高速で約1時間半はかかるので、今日の朝上の子を近所の友達の家に預け、7時半に出発。
高速道路が混んでいて、序盤から絶望的。お仕事だったり、今日からお休みの方とかたくさんいたんでしょうね。

ノロノロになったり急に空いたり止まりそうになったりを繰り返しながら、なんとか進んでいたのですが…

あと40分くらいで着くというところで、旦那のお腹の調子がグルグル…🌀実は前日、壮絶にお腹を壊していたくせに、今朝コンビニでアイスコーヒー買ってたので、お腹大丈夫なのかなとは思っていましたが、案の定、そこから渋滞&腹痛との戦い。笑

調子にも波があるようで、まだマシな時は何か適当な事を喋り続けて気を紛らわそうとしている旦那。かと思ったら急にお腹をさすって、腕には鳥肌、こっちの話も無視で急に喋らなくなる旦那。笑

今思い出すと笑えますが、本当にキツかったんだと思います🙄でも絶対アイスコーヒーのせいだろ、馬鹿だなとは思ってました。

なんとか高速を降りたところで、どっかトイレ見つけたら寄っていいですか…と。
もうナビの到着時刻は6分程遅れていたのですが、車で漏らされたら困るので途中コンビニに寄りました。

スッキリ顔で帰って来た旦那に若干のイラつき。笑
結局病院には10分程遅れて到着。

確かにすごい大きく立派な病院。しかし少し古いせいもあって、あんまり綺麗ではなく、混んでいてごちゃごちゃして、薄暗くて、なんとなく空気も悪くて、うわー、ここに入院すんのか…と着いた瞬間から萎えな私。とりあえず初診受付に向かいました。


◾️産科の先生ナイスです👍

旦那と産婦人科に向かいました。9時に行って下さいと言われていたので(若干遅刻気味だったけど)受付に行ったのに、なぜか、予約は入っていないようでした。どうやら紹介状を持っていても自分で予約して来るシステムだったようで…きっと病院側の説明不足でしょうと言われました。(ほんとにどこまでイラつかせるのか…)

産科はとりあえず予約しなくても受診は出来るとの事だったので、受付し、問診票を書いて旦那と待ちます。ちなみに心療内科の紹介状ももらっていたので、てっきり心療内科も受診出来るのかと思っていたら、やっぱり予約システム必須だったようで、心療内科は今日受診出来ませんと。最短でも9月以降になりますって…予定日8月なんですけども。
もう意味が分からず、旦那の怒りも頂点に達しそうで、問診票を書いている横でずっと文句を言ってました。笑

基本的に妊婦しか入れない産婦人科だったので、旦那には待っててもらい、私だけ診察室へ。
中に入ると、男の先生が2人がなにやら話しており、奥に助産師さんが1人パソコンに向かっていました。
こっちが失礼しまーすと言っても忙しそうで、何も言われず、とりあえず座りました。
私が座って、先生と対峙した瞬間「あなた、そんなに調子悪い?僕にはそうは見えないんだけど」と言われました。私はびっくりして、いえ、ここのところは…と話そうとしたら、「さっき歩いている所を見かけて、表情とか見ていたけれど、全然普通のお母さんに見えた。うちに来る患者さんは本当に重症な人ばかりだから、あなたは、本当にここで見る必要性があるのかなぁと思ってね。僕、昔そちらの方に住んでいたから分かるけど、ここまで来るの遠くて大変だったでしょ。逆にその方が負担になって不安になりそうだけどね。」と。
いやまさに!まさにそうなんです、先生!
先生は分かってくれていました。
最近は、1日の中でも波はあるものの、夜は普通だし、前よりは確実に良くなっていて、出産が近づくにつれてもう少しだから頑張ろうと希望も出てきていた矢先の転院のお話しだったのでショックで…とお話ししました。すると、「向こうの病院の先生は頑固な人が多いからねぇ。何かあるとすぐこっちに送ってくるのよ。
産科としてはこちらでも受け入れ可能だけど、僕としては充分、前の病院でも対応出来ると思ってる。」
「それに、抗うつ剤も、今となっては飲んだって関係ないよ。こちら側は少し慎重に診ていく必要がある所もあるけど、何よりも母体が大事だし、お母さんが元気なのが1番だから。」と。安心できる言葉をたくさんくれて、すごくほっとしました。
それからは旦那も交えて対談。先生が前の病院に、私達の前で電話して下さいました。
「紹介で来てるkuruchanさんて方、僕にはそんなに悪いようには見えないし、本人的にもここ最近は良くなって来ていると言ってる。ここまで来るの大変だから、そちらにお戻しした方がいいと思うんだけど。」
まさに的確な判断。そして元の近くの病院に戻れるかもしれない兆しが見えてきました。
電話先での話のやりとりはいまいち分かりませんでしたが、その後、元いた病院の産科の部長の先生から私に電話があり…「そこまで悪くなさそうだし、確かにうちでもやれると思っていた、ただ心療内科の副部長が決めた事だから転院が決まってしまった。でも、大学病院の先生が大丈夫そうと言うなら、散々振り回してしまって申し訳ないが、またうちで診させてもらえますか」と。ただ、大学病院の心療内科の先生にも診てもらい、お墨付きをもらってからでと言われたので、2日後、また大学病院の、今度は心療内科へ行ってくれと言われました。
大学病院の心療内科はとても混み合っており、普通はこんなにすぐ診てもらえないそうですが、出産が迫っている事と、産科のトップの先生が心療内科のトップの先生と連携を取ってくれたお陰で、なんとか2日後、診てもらえる事になりました。

また2時間かけてここに明後日来なければならない…
死ぬほど面倒くさいけど、近くの総合病院に戻れるならもうなんでもします、という思いで、大学病院の先生に感謝しながら、帰りました。


◾️人との出会い

2日後、また大学病院へ行き、心療内科の診察を受けてきました。

先生は一言で言うと神。
そんじょそこらの先生とは格が違うというか、まず患者に対する礼儀がある。しっかり目を見て話を聞いてくれ、豊富な知識と経験値を感じさせてくれる、自信をもった説明の仕方と診断。分かりやすく、とても安心して診察室を後にする事が出来ました。
医者とはこうあるべき、まさに医者の鏡のような存在だと思いました。

そして何より心がとても温かくなる出会いがありました。
心療内科に着き、問診票を書いていた時に話しかけてくれた看護師さん。女性の方でした。
「この度は遠くからお越し頂いてありがとうございました。こんな大きなお腹で大変だったね。今何週なの?」と。私が週数と、双子だと言う事を話すと、とても素敵な笑顔で「まぁー、そうなのね!双子ちゃんで、精神疾患かかえて、よく34週まで頑張ってくれた。実は私は、ちょっと前まで産科にいて、精神疾患を抱えた妊婦さんを対応していたんですよ。今は心療内科にいるけど、来週には産科に戻る予定なんです。本当によく頑張ったねぇ。」もうウルウルする私🥹
昔、私が今住んでいる辺りからここまで通っていた事があったようで、「早くても1時間半はかかりますもんね、私も早く上がっても家に着く頃にはすっかり夜だった。ここに通うのは精神的にも不安だよね、元いた近くの総合病院に戻れるといいですね。本当に今日は遠くからありがとう。」と。
なぜこちら側がお礼を言われているのかわかりませんでしたが、すごくすごく温かい気持ちでいっぱいになりました。

診察後も話しかけてくれて、「戻れる事になった?良かったぁ🥹」と手をさすって下さいました。「実は私ももう30年うつ病で、薬を飲みながら働いているんだけどね。精神疾患を抱えた方は、感受性が豊かだから、ある意味、お子さんの良い所に良く気付けたりするからね。うちの心療内科のトップと、産科のトップがタッグを組んで大丈夫と言っているんだから、自信を持って。必ずいいお産になりますよ。気をつけてお帰りくださいね。」
もう私は涙が止まりませんでした。自分もうつ病で辛い思いをしながらも、患者に対してこんなにも優しい声掛けが出来る人。そんな人には初めて出会いました。きっとうつの辛さが分かるから。精神疾患を抱えた人の気持ちが分かるから、こんなにも温かい声をかけられるのかなとも思ったし、私も、人に優しい人でありたい。こんな思いやりのある人間になろうと思いました。

転院先予定の病院は、少しボロで、薄暗くて、何より遠い、絶対嫌だと思っていましたが、問題は見た目とかでは無く、先生の質や連携性、経験値や診ている患者さんのレベル、そういった中身が大事なんだと気付かされました。
大学病院の先生やスタッフはどの人も皆一流。近くにあったらぜひ転院したかった。そして、ここまで来るのは大変だったけど、良い先生といい看護師さんに出会えて本当に良かった。
それだけで、来た意味、価値があったと、今はそう思います。

そんなこんなで元の総合病院で出産出来そうですが、この出来事にむしろ感謝しつつ、あと少し踏ん張ろうと思います。

長い文章、最後までお読みいただきありがとうございました😊

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