報国寺。ミシュラン三ツ星の竹林の庭園は圧巻!【鎌倉殿の13人ゆかりの地を巡る日帰り旅#3】2022年10月
報国寺の開門少し前に到着しました。
待つかなあと思ったのですが、早めに開門していただけました。
それでは入って行きましょう。
入るとすぐに、美しい庭園が目に飛び込んできます。
一般的に竹の庭として知られている報国寺。
全てが竹で覆われてるお寺とイメージがありますが、入ってすぐ目にできるのは竹林でなく枯山水庭園です。
この枯山水庭園もよく手入れされていて見ごたえがあります。
この庭を見るだけならば無料で見学できます。
さて、報国寺は、1334年臨済宗の僧である天岸慧広(てんがん えこう)の開山に創建された、臨済宗建長寺派の寺院です。
開基は足利尊氏の祖父、足利家時と言われています。
それでは、「報国寺の竹林」へ参ります。入場には300円かかります。
報国寺の竹は孟宗竹(モウソウチク)という品種です。孟宗竹は日本最大級の長さを誇る種類の竹で、報国寺で空を見上げるとどこまでも続く竹の景色を見ることが出来ます。その数はなんと約2000本。ミシュラン・グリーンガイドでは、「報国寺」は鎌倉で2箇所しかない三星を獲得しています。
報国寺には苔もたくさんあります。苔の濃淡のコントラストがとてもよく見ごたえがあります。
また、この報国寺には横穴式の墓、やぐらがあります。
1438年の永享の乱において足利義久がわずか10歳で自刃し、ここで関東の足利公方が滅亡しました。
このやぐらに、開基足利家時と足利義久、その他足利一族の墓があるのです。
土地が狭く、平地に墓を作るのが難しかった鎌倉で崖の斜面を切り抜いて作ったとっても珍しいお墓です。
敷地内には、休耕庵(きゅうこうあん)という茶席があり、抹茶をいただくこともできます。
また、かつて報国寺近くに川端康成が転居し、こちらをよく散歩していたそうです。
非公開ではありますが、こちらのお寺に、川端康成が「山の音」を執筆したといわれる小机が残されています。
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