【詩】鉛
実ることができなかった想いは
不発弾となって
どこかに埋もれてしまった
どこに隠れたか
誰も知らない
届かずに絞め殺した想いは
地雷となって
どこかに散らばってしまった
どこに撒かれたか
誰も知らない
早く見つけて
誰か処理をして
目をとじて
耳をふさいでいるうちに
早く
光を浴びて
好きな場所で転がって
恐がらずに
お昼寝をしたいだけなの
水をかけたくらいじゃ
あのくすぶる火は消えない
知らずに踏みつけて
また身体がバラバラになってしまう
早く
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