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【詩】交錯

待ちくたびれた
待ちくたびれたよ

1つのことしか
視界に入れることができない
不器用と呼ぶのか
誠実と呼ぶのか
それは
あなたが決めればいい

ひまわりが泣いている
笑うように泣いている

少しだけ気にしている
今日もまた
待つだけで過ぎていく

笑いあったのは
片手で足りると思い出して
現実に横たわる

自分勝手に浮き足立ったりしないように
鳩が背中で呼んでいる
ついておいでと呼んでいる

ひまわりに降るのは
優しすぎた言葉と
曖昧すぎた眼差しのあられ
使い古された台詞ですら
あんなにも魅力的に響くほど

短針が 12 を指して

長針が 12 を追い越した

カチリ

また今日がおしまい

叶えられない願いは
期待となってまた明日
今日をたくさんやりすごしたら
両手で袖口をぎゅっと掴んで

目の前の今日を
たくさんたくさんやりすごしたら
願いはいつか
叶うかもしれない

そして それは明日かもしれない

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