【詩】手触り

飛び方を間違えて
ついに落下する
まだ朝はこれからだというのに

繋がれる自信は
いっこうに訪れず
自由落下に身を委ねる

シャリシャリのコオリのように
酷くどこかが優しいあなたは
あたしを理解したと誤解して
欲しい言葉を
持っていないのか
隠しているのか

境界線が薄まり始める

聞かれたことに
的確に
僕の質問に答えなさい
沈着でかつ責め立てる手順

恋に輪郭があるのなら
あなたの気持ちも手触りで
間違うことなく確信をできるのに

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?