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俳句 桐始結花 の頃

   深呼吸して大暑の気呑んでいる

   その話呑めぬ水羊羹するり

 大暑(たいしょ)二十四節気
   暑気が極みに達する 

 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)七十二候
     キリの花が結実して固い実がなり始め
     る頃

写真は 風鈴 と 朝顔(墨彩画)
七十二候の言葉に俳句と絵を合わせる挑戦を続行中(37/72)
       ・・・・・・・
 
 連日のあまりの暑さに食料調達の他は外出もせず、家ごもりです。
 水羊羹は 好物ですが、これを食べると いつも思い出すことがあります。
 
 むかし 仕事先での理不尽な要求に、仕事では人生初くらいの NO と言った日のことを。子育て後、意を決しての再就職パートタイム先でのことです。
 上司も無理難題を承知で振る仕事ですから、社食で昼食をとっている所へ 水羊羹を差し入れしながら話すのです。
 それまでに 断れず引受けてきた結果ですから、同僚と話し合い 次は断ろう と決めていました。
 拍子抜けするほど、あっさり引き下がられ その後いただいた 水羊羹は 快哉 の喉越しでした。
 結局 私達には理不尽な要求 に思えたことが、実は 上司は 無理を承知の依頼 だったと分かり (それならそうと言ってくれれば)と 結果は同じでも 気持の面は違ったのに と話したことでした。
 言葉は難しいです。行き違いは 他の場面でも、様々あったように思います。
  

 

  

  

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