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書評エッセイで本探し   連想俳句

[宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本]
というのを読んでいます。新聞に掲載された書評エッセイを新書で書籍化したもの とあります。
その中の一冊
『世界の不思議な音 奇妙な音の謎を科学で解き明かす』という本が紹介されています。それを読んでいて 印象に残る番組(NHK)を思い出しました。
 坂本龍一と日比野克彦が 植物の出す音を採取している実験のような場面と なにより 草が出している音を聞いたのです。かなり衝撃的でした。
 イラクサは不気味な音をだし 夏の草叢に潜む不穏のイメージです。
 草が音を出しているなら木も、ということで
坂本龍一は 年輪がレコードに見えるらしく 年輪から音を採取していました。年輪は音も記録しているかもしれない、というような…
 年輪の出す音色を聞きました。
それを思い出して二句 詠んでみました。
    イラクサの音波の不穏昼下り

    年輪の音の緻密に樫若葉

 これは あくまでも私の勝手な記憶です。

さて、もう一冊
『乗客ナンバー23の消失』
独ミステリーの最高峰 と 宮部みゆきが紹介しています。既読ですが、息詰まるストーリー展開が呼び起こされ 興奮が沸き起こりました。
好みのミステリーではないけれど、一流の作家が選んだところに面白さを感じました。
 宮部みゆき作品も、そういえばホラーっぽいなぁ、と妙に納得しました。


さらに一冊
『ゾンビで学ぶAtoZ 来るべき終末を生き抜くために』人類に襲いかかる二十六種類の災禍
ポップなイラストとポエムの絵本 絵本!
作中のお父さんが小さな息子の不安を和らげるために読む という設定らしい。読んでみたいので、次の本選びの(本の回し読み会)番が回ってきた時の候補に数えました。
 
 書評の一ページから また広がる世界。宮部みゆきの本の紹介は興味がつきません。私の本の地図は広がり続けます。
ありがとう 宮部みゆき さん
ありがとう 出版社さん

写真は 公園の池にあじさい
    コロナの時期に始まった花手水 から
    の流れでしょうか 最近 こういう飾り
    かた 見かけます




 
 


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