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短歌  長い付き合い Ⅱ

   何とまあ屈託のない電話来て
         思う所は吾にのみあり
   
   同じ木にまた新しき花の咲く
         友の本音も上書きされて

   人はまあそんなものかも デジャヴ
         潜れば遠のく海の底かも


 人付き合いは苦手です。疲れます。一昔前ならすごすごと遠ざかる方を選んだかもしれません。
 けれども、人は思いがけず亡くなるのです。親友 私にとってのラファエル(「アストリッドとラファエル」文書係の事件簿)は 突然の病で亡くなりました。今も気付いたら話しかけていることがあります。そして、十三年経った今も助けてくれるのです。貰った言葉を思い出すたびに…
 今からもう「アストリッドとラファエル」5 の放送を待っています。入り口はミステリー好きからでしたが、すっかり二人の友情と二人をとりまく人間模様の虜です。毎回事件は起きるのですが、謎解き以上の楽しみになっています。

 さて、この歌の友とは 図らずも長い付き合いです。折角続いてきたのですから、七十年の知恵を駆使して、また新しく始めるつもりで続けることにします。あと何年生きるか分かりませんが 友だち付き合いができる時間も限りあるものと知りました。

写真は 君子蘭 蕾が上がってきました。
 
 
 
 

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