3行日記 #141(矯正、古い自転車、砂かけ祭)
二月十一日(日)、くもり時々晴れ
起床、冬至をすぎて太陽の軌道が戻り、またビックリマークらしき光がではじめる。まだ形は整っていないけど。
朝、フレンチトースト、ブリトー、粉ふきいも、まさえさんの千枚漬け、バナナ。粉ふきいもが喉につまり、うっ、てなる。まさえさんの、最後だから心して食べてね。ブリトー、パンがラスト一枚のとき、出現しがちやねん。パピロンの姿勢が傾いてきたので、隣の枝と太い輪ゴムでぐるぐる巻きにされ、矯正されている。
午前、奈良県立美術館で不染鉄の展示を観る。
昼、JR奈良駅までの商店街にあるパン屋でいろいろ。
午後、法隆寺の駅から歩いて廣瀬大社へ。途中の川の堤防で、梅が満開だった。香りが流れてきた。砂かけ祭。砂を浴びるので皆、雨合羽、水中メガネ、マスクなどを着込んで守りを固めているのだが、ひとり、スーパーのビニール袋を頭からすっぽりかぶり、目のところだけ破ってそこから眼鏡をだしているおばちゃんがいた。神事がはじまる。境内にはあらかじめ砂が撒かれていて、中心には竹と縄で神事をおこなう場所が整えられていた。そこへ白装束の男が現れ、手には鍬を持っている。鍬の歯を地面にあてて準備が整う。男が道具を鋤に持ちかえると、地面の砂を掬って空中に飛ばす。妻はまだ水中メガネをしておらず準備が追いついてなかったのだが、そこへ砂の塊が直撃した。少し痛い。私たちも砂を掬って球をつくって、やり返した。松葉と餅をお土産にもらった。帰りも歩く。堤防にライオンとパンダの遊具があった。川が少しどぶのにおいがしたのを、妻が感じた。私はなにも感じなかった。
夜、ピーマンの肉詰め、手づくりプリン、伊予柑。チャックの散歩、左右左、京阪の踏切をまたいで、図書館で本を返し、区役所をかすめて南へ。公園を通り抜けるも、出たところで再び前の通りに戻る。商店街を抜けて帰宅。家の前で駐車場のほうへ行きたそうにしていたので、連れて行くと、葉っぱを食べた。妻がサラミとチーズで惣菜パンをつくっている。
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