『Audible 桶川ストーカー殺人事件 遺言』
もしも、我が父の人となりを単語一つで表現しろといわれたら。
思い浮かぶフレーズは数あれど、やっぱり私はこれを選ぶ。
ストーカー
前科があるわけじゃないし『ぽい』だけなんだけど。
ストーカー風味。
ストーカー属性。
ストーカーの素質。
父の放つあのねっとりと危うげな、迷惑極まりない『ストーカーっぽさ』の正体とは?
今回は犯罪ノンフィクションをチョイス。
実際にストーカー認定されている人物と父とを比較し、共通点を探ってみようという試み。
被害者猪野詩織さんの元交際相手・小松和人はとても暴力的な男だったようだ。が、うちの父は気弱で大人しい。
よって今回は『暴力』以外の領域から両者が「似てるなあ」と感じるポイントをあげてみた。
・執着心が強い
・依存的
・情緒不安定
・被害妄想
・他罰的
・突如の激昂
・自分を大きく見せたがる傾向
・繊細
・疑り深い
と諸々ある中で、私が群を抜いて気になったのがこれ。
「話が通じない」という謎。
わかるっ。わかりますっ。同じ日本語を話す者同士なのに、いったいなぜああも話が通じないのかっっ(悔)
以下は私目線で小松案件の中に探した父との共通点。気づきを2つ。
1.ご都合主義的曲解の甚だしさ
関係者の談によれば、詩織さんが小松に別れ話を持ち出したのは「彼が怖かったから」だ。浮気じゃない。
同じ時間、同じ経験を共有しているはずなのに、右と左から別々の物語を読み上げているかのよーな強烈な空振りが相互に発生。ゆえにどんだけ話しても平行線のまま話が前に進まないのだ。
うちの父もそうだけど、彼らには『普通はこう』とか『妥当な解釈』みたいなモノは一切通用しない。妄想的なご都合解釈に固執し決して譲らず、周囲の人間にも力ずくでこれをおしつけてくる。
2.ご都合主義的記憶喪失の不思議
え? 無罪? なんでどうしてどういう意味?
どうしてこんな言葉が出てくるのだろう。被害者の詩織さんや彼女のご家族に「ウチの息子が申し訳ありません」って思わないのだろーか。
という時系列は、この事件を知る者たち(大多数の日本人)の共通認識だったハズ。それなのに小松の家族は、Aをまるっと無視してBのみで構成された世界に生きている(ように見える。私には)。
なぜだ。いったいなぜなんだ。
誰か偉い先生に、彼ら彼女らのメンタリティを解説してもらいたい。
ちなみにうちの父の場合は「覚えていない」のだそう。「人から言われた(された)ことは覚えているが、自分が言った(やった)ことは覚えていない」という(本人談)。
なんつーやりくち。改めて凄い手口だ。
だってこのご都合論法を振りかざせば、スティック一振りですべての悪事をチャラにできる。そやって己の加害行為を消し去った上で、偽りのストーリーを捏造しているとでもゆーのか。わからない。
これがわざとじゃないってんなら、父、マジでビョーキかもしれないな。
*****
こんなことをゴチャゴチャ考えたところでさして意味などないのですが、頭の整理くらいにはなったかなと思う。
はーあ。毒吐きすぎた。
そうだなあ。次の読書はガラッと路線を変更して、愛と勇気とーーー
〇ンパンまーーーん!
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