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 家まで続く細い小道は、コンクリートで白く固めたのであった。その道を毎朝、毎夕、部屋着のままでふらふら歩く。

 道にはうんこが落ちている。外を好き勝手出歩く、飼い犬のものだけではない。未消化の木の実の入った鳥のものや、タヌキ、アナグマ、どこかの猫やムササビのものもあるだろう。

 サンダルで、それを避ける。

 あるいは、季節の花や実、ミミズ、潰れた沢ガニ、太陽が顔を出さず、まだ上手く動けない蛇、とかげ、腹の赤いイモリを。

 コンクリートを敷いたのがいけない。そこを車の走るのがいけない。

 コンクリートを敷いたおかげで、私は草むらの営みを目撃し、喜び、憂い、何よりも、うんこを避けることができるのだけれど。

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