マガジンのカバー画像

まくらのそうし

210
日々の風景、周りの自然などを綴ったエッセイです。毎日更新。1話は原稿用紙1枚ほどです。田舎暮らしの風景をお届けします。
運営しているクリエイター

#家庭菜園

【エッセイ】 ゴーヤの山

 夏野菜のキュウリやトマト、体を冷やすものならば、秋には扱いも困るものだが、その最たるも…

根を張って生きる

 橙の木の、それは接ぎ木苗であったのが、台木のほうが成長し、接がれたほうは滅んでしまう。…

【エッセイ】 田んぼでダーツ

 投げ植えというやり方があると物の本で知ったのは、初めて田んぼの二枚ほどを手植えし、これ…

【エッセイ】 夜盗虫(ヨトウムシ)

 夜な夜な畑の土から顔を出し、野菜を囓るので、夜盗虫の名を付けられたイモムシのこと。  …

【エッセイ】 馬鹿な虫

 果実を取るのに木を切り倒すのは馬鹿のやること、そんな馬鹿は人だけであると思いきや、虫に…

【随筆/まくらのそうし】 梅桃(ユスラウメ)

 今年は日照りが続いたか、ユスラウメが不作である。  不作と言っても、実は成って、赤く熟…

【随筆/まくらのそうし】 ウリハムシ

 ウリハムシという、橙に黒背の虫がいて、ウリ科の野菜を食べてしまう。  穴が開くという程度ならまだいいが、苗を植えれば駄目になるほど、その食欲はすさまじい。  キュウリにカボチャ、スイカにメロン、片っ端から食われれば、見るのも嫌になるほどだ。  ところでこのウリハムシ、ウリ科だけでなく、大豆にもつき、せっかく頭をもたげた芽茎をボロボロに、放っておけば綺麗さっぱりなくしてしまう。  仕方がないので、一時は、ペットボトルに水を入れ、ウリハムシを落とし、溺れさせ、大豆を防衛

【随筆/まくらのそうし】 カメムシ

 ナス科につくのはカメムシで、葉裏にびっしりついた小さなものなど、恐怖症なら卒倒しかねな…