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髪型と衣装を変えた感想。

芸歴3年と8ヶ月。
髪型と衣装を大幅に変えた。

俺の髪型は養成所に入った頃からずっとロン毛で後ろに縛っているのが基本的なスタイルだった。

ヘアドネーションした後は少し短い時期もあったが、こちらで出会った友達からすれば俺と言えばロン毛のイメージだと思う。

ロン毛は似合っているとよく言われたし、人からイケメン側の扱いをされることもあった。
学生時代では一度もされたことのない扱いである。

それでも髪型を変えた。

理由は以前もnoteに書いたが、見た目と自分の人間性が合致していないと感じたからだ。


今までの髪型と、新しい髪型を見比べてみる。

養成所の頃(2019年)
ヘアドネーション後(2022年)
伸びて来た頃
最近まで(2023年)
新しい髪型(2024年)

正直、この髪型の俺をかっこいいと言う人は今後誰1人いないだろう。

しかし悲しいことに、それが正解なのである。

かっこいいと思われて得をする芸人もいるが、俺はそうではない。

ロン毛でシュッとした感じの佇まいはどちらかと言うと寡黙なセンスで戦う系の芸人だと思われやすい。

俺は学生時代からずっとイジられキャラだったのに。
見た目が変わることでいつの間にかそういう風に見られるようになっていったのだ。

まあネタ上ではカッコつけていても支障はないのだが、問題は平場である。

平場で本領を出せない、前に出られないというのがずっと悩みではあった。

コンビ内では確実にイジられるなら俺だし、相方が俺をイジって笑いをとることも多い。
だが、いざ平場でそれをやろうにも俺がスカした雰囲気を醸し出しているが故に、俺を責め立てるような流れに持っていくのは難しかった。
むしろボケである相方の方がイジられて変な風に終わることが多々あり、不完全燃焼感は否めなかった。

このままではまずかった。
今後ネタがもっと良くなっていって賞レースを勝ち上がることができても、いずれ平場で壁に当たると思った。

ネタがいいだけでは売れることはできない。
ネタはむしろ売れるためのきっかけに過ぎず、もっと大事なのは平場の方なのだ。

俺が自分らしさを出せていない状況。
それをまず変えるべきだ。

ロン毛を辞めて、ポップで目立つ髪型にすることを決めた。
衣装も同じように変えた。

髪型も衣装も、まだこれが正解かどうかはわからない。
今後また試行錯誤していく可能性はあるだろう。

だが少なくとも今週この髪型にしてから初めて出たライブの平場は、今までの芸人人生で1番楽しかった。

別に大爆笑を取りまくったとかそういうわけではないが、他の芸人にイジられたり、相方がそれに乗ってボケてきたり、それにツッコんだり、自分たちのいつもの雰囲気を出せた感じがした。

お笑いのためとはいえダサい髪型にするのはしんどいかもと思っていたが、今はむしろ大好きな髪型だとすら思えてきた。

しばらくはこれでやってみたい。

おしまい。


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