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部活動の思い出。

高専時代、俺は部活をめちゃくちゃ掛け持ちしていた。

中学の頃は野球部に入っていたが、下手すぎて副キャプテンであるにも関わらずベンチだった。

高専では野球を辞めて別のことをしようと思っていたのだ。

入学して最初に入ろうと決めたのは文芸部だ。

中学の頃、俺はラノベや深夜アニメにハマっていた。その時に見た『異能バトルは日常系の中で』というアニメが文芸部の話だったのである。

ほとんど部室でだらだら喋るだけやん楽しそ〜、と思い入部した。

文芸部での思い出は、たまに部室に顔を出し、お菓子を食べながらダラダラ喋ったりゲームをして帰ったことくらいである。

一度も小説を書いたことはない。

最近になって文章を書くのはどちらかというと得意と気づいたので、今思えばちゃんと書いておけばよかった。
そうしていれば若くして文才が開花したかもしれない。悔やまれる。

それと同時に入学したのがプロコン部だ。
プロの昆布ではない。
高専特有の部活で、プログラミングコンテスト部の略だ。

一般的に有名なのはロボコン部の方で、高専のロボコン大会は毎年テレビでも中継されていて面白い。

プロコンの方はロボットではなく、プログラミングを競う大会があるのだ。
体験に行ったらゲームとか作れるようになるよと言われ、楽しそ〜!と思い入部した。

しかしこちらはすぐに飽きて幽霊部員となった。
ゲームをやるのは好きだが、作るのは違ったようだ。

さらに同時に、鈴鹿総合工学同好会という同好会にも入った。
なんでもいいから発明を発表する部活だ。

特に興味もなかったが、部員が少なすぎて存続の危機だったらしいので入ってあげた。

先輩方は本当にすごい発明をしていたが、俺にそんな能力はない。
文化祭で展示するからなんか作って来てと言われたので、竹とんぼにモーターを取り付けて飛べないタケコプターを作っていった。
先輩方は爆笑していたが、文化祭では子供に大人気だったのでかなり貢献したと言えるだろう。

これは部活動ではないが、学生会にも入っていた。

普通の高校でいうところの生徒会である。
高専生は大学生と同じように生徒ではなく学生らしいので学生会と呼ぶのだ。

高専交流会とかで泊まりに行くのは楽しかったが、これは色々大変だったので2年で辞めた。

2年生になってから入ったのが、野球部だ。
こんな人間はあまりいない。

中学の後輩が入学してきて、「東くんも野球やろよ〜」と言われた時、消えていた野球熱が再燃した。

一年生が入部したくらいの時にしれっと入部したので、最初は驚かれたがいい感じに馴染めた。
だが、野球部に入って以降は流石に他の部活にはあまり行けなくなった。

そんな中、3年生になって新たに動画同好会に入った。
というか、創設メンバーとなった。

3年時の担任が映画が好きすぎる先生で、おすすめの映画の魅力をよく語ってくれるので俺も映画にハマった。

そんな時に同級生が俳優になろうかなと言い出したので、同好会で動画を作り賞に応募しようということになったのだ。

当然、顧問はその担任の先生が引き受けてくれた。

俺は野球部の練習があったので動画制作のメンバー集めしかしていないが、たまに先生にオススメの映画を聞きに行ったりして楽しかった。
また高専に赴くことがあればその先生には話に行きたい。


3つの部活と2つの同好会、それと学生会で計6つも掛け持ちしていた。

どれも全部、楽しい思い出である。

当たり前だが部活動は学生時代しかできない。
別に今後の人生に役立つわけでもないし、必ずしもやるべきことではない。

だが、限られた期間しかできないことは何か特別だ。

おしまい。

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