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高級デザインはいかにして販売する?

やぁ、お疲れ様。今日もよく来たね。

気持ち、暑さもちょっとマシになってきた気がする。
ちょっと前までとんでもない暑さだったし、夏って感じだった。

いや、油断するとまた暑くなるんだろうけど。
こう言ってる間に涼しい日が増えていくんだろうね。

夏休みももう終わりが近いよ。

デザインという仕事。


一言では表現しづらい領域のデザイン。

今回はグラフィックデザインのお話となる。

文字・絵・図・写真等を利用し情報やメッセージとして作成し、視覚に訴えかける。ジャンルによっては美麗さを伴うビジュアルコミュニケーション手段の一つとされているそう。

また、これらの市場規模は約3000億円と上昇中。

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フリーランスデザイナーの参入、web3.0の進行によって更に洗練された技術とマーケットが開拓されていくと見られる。

またデザインといえばAIによる自動作成も顕著で、カテゴリ分けも進み始めている。

人が作るのが良いかどうかは買い手が決める。
作り手としてはいかに自己の技術とブランディングに勤しむか。

グラフィックデザイン(高級)。


S氏は人づてに知り合ったグラフィックデザイナー。
主にやや効果なこだわりのあるデザインをメイン販売にしている。

もともと、大手OA機器メーカーのデザイン部門で勤めており、コロナ禍で働き方を見直した末に昨年独立。

企業ロゴやカタログ、パンフレット、名刺、のぼり、メニューなど平面メディアの作成。印刷まで行う事を得意とする。

依頼内容によっては、活版印刷や石材への印刷なども可能。
件数の兼ね合い上、聞いた話では実績は少ない。ただ大体印刷系なら対応出来ると言う。

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正直、そこまで関連のある業界ではないので初耳な事も多い。

元々依頼者側の大半が一般的なデザインを想像してくる為、一見となるとS氏の強みを出しづらい。というかグラフィックデザイナー全般がこの悩みはあるんじゃないだろうか。

「私だからこそ、こんな提案が出来る。」

この前提で付き合えるお客さんが多いほど、S氏の強みを活かすことが出来るのにという悩みを聞くことが出来た。

案外、協業が出来る。


S氏のクライアントは一般企業もあれば、接客業なども結構ある事を聞く。

特に懇意にしているところであれば、定期的に打ち合わせを行うことになる。その時に毎回デザインの話ばかりになる訳ではない。

デザイナーだってフリーランス駆け出しの頃は営業だ。クライアントのお困りごとなどを伺ってアンテナを伸ばしていく必要がある。

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一例になるが、数店舗のチェーン展開をしている飲食店相手のお話。

S氏としては攻めを促進させるような斬新なデザインを採用してもらいたい。だがしかし、相手方としては集客や求人の改善をしておきたい。

S氏を紹介された経緯はそこにある。

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T業者はガンガン営業してくるタイプと、顧客とのハブとなる人とアライアンスを組むタイプがいる。

私は後者のタイプで、距離の近い関係性の方にはよく知ってもらっている。
というより、営業部隊を抱えている会社は攻め営業を途切れさせることが出来ない。

コンパクトに纏まっている方が、紹介されることに振り切ることも出来る。
まずまず時間はかかったが、構築するまで結構な努力があった。

あなたの価値とは。


S氏は飲み込みが早く、商材の理解を比較的早くしてくれた。

規模によってやるべき課題が出てくる。
が、そこに至るまでにやっておくべきことをスルーしている企業も多い。

その基礎の甘さが後々、失敗に繋がる例もある。
ある程度の実績で留まることもある。

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俯瞰で見ると丸わかりなのに、当事者からすると気付かない。
伸び盛りの経営者の方としては、このあたりをフラットに助言してくれるバディの存在がありがたいと思う傾向を感じることが最近多い。

S氏はデザインを売りたい、それは分かる。高級なやつね。
でも、何故S氏に頼む必要があるのか。

この段階の足切りにかかるようでは、まだまだ信頼関係が出来ていない。
だからこそ、S氏の口から相手方の悩みの解決の提案や相談が出来ると相手方も話す甲斐がある。

実際の作業は我が社に振ってくれればいい、過程と結果を共有してS氏は先方と共に歩みだす。

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「次のステップで必要になるものが、私のデザインだ。」

それなりに結果がついてくるなら、何人かに1人くらい高級デザインの提案も受けてくれる人だっている。

相手方からすれば、S氏の価値はデザインではなくそこまで相談が出来た信頼があるという図式になる。自分を売るとも言うよね。

俺のターン。


聞く姿勢になれば、後は丁寧に自身のフィールドを提案すればいい。

S氏と話していた時、面白かったのが印刷された厚紙を見せてくれた。
切り取って組み立てると、六角形になる。

それをいくつも重ねていくとハチの巣のように、キレイな形になる。

「ハニカム構造」というらしいが、六面が分散している為、外圧を反らすことに特化し、相当な力でないと潰れることはない。

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それを看板やパンフレットに応用して、見えづらいメッセージを潜ませる、

こういう引き出しを多く持っている為、聞く姿勢になったクライアントであれば自分に合う表現を選ばせることも可能。

みんながみんな、知らないものを買うと言えないからね。
お膳立て、結構大事だと思うよ。

S氏とのミーティングは随分タイトに設定させていただいた。
まぁまぁ大変だったが、ある程度浸透してくれた今では自分で動いてくれている。

これから。


S氏から結構お仕事を頂く機会がある。

もちろんそれによってS氏は収益を得る。
でもその収益は目的ではなく手段。

目的は自分のフィールドであるグラフィックデザイン(高級)。
徐々に作品を見せてくれる機会が出てきている。

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何気なく紹介された相手だったが、では私にとってもありがたい存在。
玉石混交、玉との出会いは必然。

時間がかかる人もいるが、すぐにモノにする人もいる。
こればっかりはタイミングやセンスの問題。

ブレずに一歩ずつやるべきをやる。
私はこれからもそうしようと改めて、考える。

もちろん、あなたも。

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ここまで見てくれてありがとう。

楽しんでもらえたら最高です。
いつも来てくれることの感謝を禁じえない今日この頃。

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それでは、また。

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