見出し画像

歯医者にも色々いる訳で。

やぁ、いらっしゃい。今日は何にする?みたいな。

毎日記事を書いていて気付く。
サムネから目次まで。ここを済ませておくとペースがいい。

何だかんだ、重い腰を上げるっていうけどあれはがち。
ここを済ませておくと、だいぶペースが早い気がする。

2記事目、3記事目とかになると重さは倍増していく。大事。


歯科業界。


多くの人が歯医者に一度はお世話になったこともあるだろう。

普段から当たり前に口腔内に実装されていて、そのありがたさに気付くことなく日頃から仕様している。

ケアを怠ると虫歯になり、その痛みは想像を絶する。
そうなってから駆け込むように歯医者に訪れる急患も多いよね。

--------------------
歯医者は全国で約67,000軒を超えるほどたくさん点在している業種。
歯科医師って難関資格だと思うけど、そこ目指して勉強してる人って多いんだね。

中には超古い店舗とかもあるし、最近の駅前歯医者なんかは超キレイな外観内観。最新の設備とかも非常に多い。

コンビニよりも多いと揶揄されがちな歯医者さん。
ここでも売上も格差社会は広がっているそうな。

今回はそんな歯医者さんのお話だよ。

地域の歯医者。


D氏は歯医者を営む副院長。

とは言っても、院長はお父さんで現役。
既存の受け持ち患者を診ている。

その為、実質経営者として運営はしているもののずっと若先生という立場で運営している。

業者対応も、学会も、新患も基本的にはD氏が受け持つ形。
ずっと父が現役でいる以上、なかなかオーナーとなれない完全世襲制の家族経営型企業。

--------------------
というより街の歯医者さんって感じだね。

見た目はやや古めでお世辞にもオシャレではない。
院内は小ぎれいに清掃がされてはいるが、それでも昭和の雰囲気を漂わせる構造。

患者さんは新患もほどほどに、多くが常連というかずっと通っている人が多いっぽい。

私は業者入ではなく、普通に患者としてかなり長い間お世話になっている。
虫歯治療ではなく、予防歯科の方だね。

お客さんとの距離感。


レトロ店あるあるなのだと思うが、基本的に患者さんとの心理的距離感が非常に近い感じが印象深い。

予約していても、普通に結構待たされることもあってつらいこともあるが、歯の詰物が取れたりして激痛走ってる時なんかは迅速に対応してくれる。

常連優位の法則に従って、割と患者さんを待たせてもしっかり治してくれるのは助かると言えば助かる。

--------------------
まぁ、忍びなさは感じるがこちらも死活問題。
有事の際はお互い様って話だね。

そんな感じで、何度か助けれてることもあり私としては非常に重宝している存在。

ただ、予約時間に混み合っていると、診療台のチェアで座ってる時間が長くなることも多い。そんな時はよくお父さんである院長と高齢患者との話に耳を傾ける。

やや説教臭い。笑

--------------------
話は戻ってD氏。関西弁丸出しで、患者さんとタメ口会話。

患者さんも普通にタメ口で日常会話をしている。ただし、口の中にドリルが突っ込まれているので、何を言っているのかはよく分からない。

D氏は慣れているのか、適当に流しているのかそれっぽく会話をしながら治療をしている。隣で聞いていて距離感の近さに毎回凄いなと思いつつ待つ。

昔ながらのお店ってのはそういうもんなのさ。

今どきの歯医者。


最近では、やれプライバシーだの、やれ子供連れだのと、患者の要求も少なくない。

その為、新しいタイプの歯医者だと基本は完全個室。
一つ一つの部屋に敷居が敷かれており、キッズスペースも配置されていることが多い。

というより、歯科のお客さんの担当になると一通り治療室など全体を拝見することが多いのだが、非常に内装が美しく見栄えも良い。

--------------------
そして虫歯治療を好まず、矯正歯科や歯科検診など安定して訪れる顧客層を得意とし利益をあげていく。

審美やインプラントといった自費コンテンツも狙い目。
どうあれ、治療概念とビジネス観念は両立していることに長けた歯科医院は増加している。

というよりは、患者の要望を受けて対応している以上は相応の利益商材を販売していかないと採算が取れない訳。若手の先生や歯科衛生士なども多く雇用している背景からも、経営はシビアに見る。

その店、D氏のような街の歯医者さんはのんびりしたもんさ。

--------------------
基本的に父親である院長の持ち物件。しかもマンション一棟まるまる。
完全にバブルの恩恵、うまくやったんだろうね。

その一階部分に歯科医院を構えており、駅からも非常に近く回りはベッドタウン。

おしゃれな街って訳でもない為、こういう古いタイプの歯科医院が猛威を振るう環境になっている訳だね。

新患は基本的に紹介が多く、数十年にも熟成された口コミネットワークはまじで侮ることは出来ない。

結果的に販促費0でそれなりの運用が出来ているって話。

商売っ気が薄い。


一応、D氏に聞いてみるとインプラントや歯科矯正、
審美部門も一応取り揃えてはいるそう。

ただ、そこまで積極的には取り組んでおらず、一番いいのは2か月に1回検診にきて少しチェック及び、メンテナンスをしにきてくれれば良いという感じ。

虫歯も軽微であれば、敢えて削らず患者自身のセルフケアで予防するように促す。もちろん削ることを求められれば削るが、削ると元に戻ることはない為、教育も兼ねて予防をさせる。

--------------------
簡単に削って片付けると、その患者さんはまた同じことを繰り返す。

痛い思いをするのは本人だということで、歯を大事にする必要性をよく説いている。削れば点数も稼げて収益にもなるだろうに、患者の目線としては財布に優しい対応とも言える。

結果的に継続して通うことで、赤字になることはない。

虫歯で来る人はその瞬間痛いだけが理由の為、治療後はもう一生来ないことも多く、ビジネス的な目線でいうならば大したお客さんにはならない。

--------------------
どうあれ、矯正や予防のような目的がはっきりして来る意識の高い客層を押さえたくなるというのは納得出来る。

ちなみに私は寝ている間の噛み締めが強力らしく、マウスピースの作成を数年前にお願いし、欠かさず寝る時はつけるようにしている。

保険込みで4,000円くらい。
数年耐久しているので、結果的に安くついている。

商売が下手ないいおっさんだよ。笑

これから。


D氏の歯医者はある種異常なところもあり、業者も普通にズカズカ入ってくる。

治療中に新商品なのか器具の一種なのか。
カタログなどを提示し、軽く説明をしたりする。

確実に説明不足だろと思いつつ、すぐに営業も帰っていく。

その後、D氏は「あれじゃ絶対買わんやろ・・・」と呆れながら治療を再開する。隣で座りながらその風景を横目に見る。

--------------------
私も付き合いが随分長いので、治療中に色々話をする。
前までいた人が辞めた話。朝と夕方では、歯科助手のスタッフもがらっとメンバーが変わる。

朝は主婦が多いが、夕方は学生なども増えるそう。
結果的に、夕方の人材は入れ替わりが激しく人間関係で勝手に揉めて泣きながら辞めていく人も少なくないのだとか。

そんなこんなで、いろんな問題に悩みながらものほほんと今日もD氏は治療を行っていく。まぁ、町医者ってのはどこ行ってもこんな雰囲気なのかもしんないね。

いつも優先的に治療していただき、感謝の限りだよ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここまで読んでくれてありがとねっ!

私のnoteのサイトマップ。
自己紹介から、各種紹介が下記より一望できます。
ぜひ、ご覧ください。

✅関連リンクはこちらから
 ・メンバーシップ(収益と学びに)
 ・
共同マガジン(PVとフォロワーを)
 ・
Kindle電子書籍一覧(出版を目指そう)
 ・
有料マガジン(実践向けに)
 ・
エッセイ記事(私のつれづれ日記)
 ・
note人物記事(深い人物考察に)
 ・
成長記録(noteの足跡を)




この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?