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何のための受験なのか?誰のための受験なのか?②偏差値に頼ることの危うさと挫折からの立ち直りの速さ

福岡県の北九州市で学習塾とラーニングスペースを運営しているものです。

前回に引き続き受験に大切なことを書いていきます。

私は学習塾を始める前、ボランティアで多くの高校生・大学生の進路相談やキャリア教育に携わらせてもらいました。

その他にも、お仕事として多くの方の創業支援をやってきました。

今日はそんな私だから言える挫折の大切さと立ち直りを早くする方法です。

偏差値に頼る危うさ

高校入試にしろ大学入試にしろテストがある以上、偏差値は気になりますよね。

私も受験生の時は模試を受けて一喜一憂したものです。

模試が悪ければ落ち込み、よければ調子に乗ってました。

直前の模試でも調子が良かったので、本番はリラックスして受けられたのですが、気の緩みがあったのでしょうか、本番のテストはそれまで受けた模試の点数より悪く結果は不合格で、希望していた大学には入れませんでした。

偏差値 というものはあくまでも 指標のひとつ です。

大切なのはどれだけ基礎ができていて、どのような所に弱点があるのかを調べるものが模試です。

近年、高学歴ニートという言葉を耳にしますが偏差値や学力だけに頼るとこのような事態に陥ります。

親にしたらお金をかけて塾に入れたのに
生徒にしたら一生懸命勉強したて合格したのに

救われないですよね。


教育改革の目指すところ


いい大学を卒業し官僚になったのに仕事ができない。

その様な役人と仕事をする政治家は困ったと思います。(あくまでも想像ですが)

「今までは役人に任せておけば安心だったのに、丸投げできんじゃないか!教育がなっとらん!!」て誰かが言ったとか言わなかったとか。。。


実際の所は分かりませんが、先進国の中でも学力レベルは下がる一方だしこれは本当にまずいと思ったのではないでしょうか?

その結果?が小中高校の学習指導要領改訂とセンター試験改革(共通テスト導入)です。

つまり、国家として机の上の使えない勉学から実践的に使える学びを教える教育をしようとしているのです。

ただ、教える側は今まで何十年(20年以上)と同じような教育をしてきているので、今更「抜本的に改革します!」と言ってもなかなかついていけません。(現場で対応されている先生方には頭が下がります)

だから、学校教育だけに頼っているとどんどん後れを取るのです。


これからどうすればいい?

これまでは正しい答えを出す事を目的としてきました。

これからは 

試行錯誤し 

表現すること

が求められます。


その時に大事なことは 失敗から早く立ち直り次に進む ことです。

そのためには、成功や失敗を褒めるのではなく、過程にある努力 を誉めることです。

そうすることで、生徒は見てもらっている。努力すれば失敗してもいいと思うようになり、失敗を恐れない強い精神力が育ちます。

もう一度言いますが「成功を褒めてはいけません」


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