見出し画像

大学の話だけど、巡り巡って「お前はどうする?」って話

日経COMEMO KOLの若宮さんが
とてもいい問題提起をされています。

それが以下のnoteになります。
じっくりと読んで欲しいnoteの一つです。

このnoteで語られている大学論の中で、
最も大切な部分は以下だと思っています。

大学は本来、もっと社会にどう貢献するかを考え、
自分たちの研究の社会的価値を意識していくべきではないか

これは非常に大切な視点です。

若宮さんが社会人になってから入学した
文学部の授業で言われた言葉の中に
社会に貢献する研究の本来の役割が述べられています。

研究とはなんらか自分なりの視点を社会に付け加えることだ

その通りだなぁと私も思います。


私はバリバリの理系人間です。
当時(2000年頃)は、3割が大学院進学(修士)でした。
私は、修士号取得後に一旦社会人になりましが、
免疫学の研究が本当にやりたいんだと気付き、
10ヶ月で退社し、数か月間研究生として過ごしたのち、
その後博士課程へ進学した経緯があります。

研究というのは、誰かと同じことをしていても
誰からも全然認められません。

私が研究していた免疫学の分野では、
新しい仮説、新しい知見を求めて、
泥臭い実験を日夜行ない(まさに日夜!)、
科学論文として発表して初めて、
認められることになります。

科学論文として認めらえるためには、
今までの研究と何が違うのか、
何が新しいのかについて
しっかりと述べ伝える必要があります。


理系出身者のほとんどの方が、
「社会に自分の視点を加える」ということへの理解が
比較的高いと思います。

何故ならそういう仕組みを理系は内包しており、
視点を加えるという意識が自然と芽生えるからです。
また、科学的な批判精神も育まれます。

でも、自分の視点を加えるということへの
動機がない場合は、大変だろうなと思います。

良い就職をするためだけに大学進学した場合は、
新しい視点を加えるという考え方自体を
持つのが難しい環境だと思います。

一方で、学びの目的を持っている人にとっては、
オンラインで色々な講座も受講できますし、
今の状況は本当に歓迎すべき時代だと思います。

そうでない人にとっては、
ある意味受難の時代となるかもしれません。

もう終身雇用制度も崩壊しているので、
新しい潮目になっているのは明らかだと思います。
その中で、個人としてどうするのか?
これが本当に問われているのだなぁと感じています。


学ぶ場所として、
大学が合っていれば利用すればいいし、
そうでなければ何らかのコミュニティでも良いと思います。

今の時代は、
好きな時に好きな場所で好きなことが学べます。

大学も、うかうかして居られないと思います。
IT関連だと企業の方が研究スピードが速いように
感じますし、学ぶために就職というのも一手です。

個人も、大学も、企業も
自分たちの価値ってなんだろうか?
その価値を社会に還元するためには
なにをすべきなのだろうかという
問いを自らに発することが求めらています。


#COMEMOHUB #COMEMO #NIKKEI #大学の存在意義 #社会に視点を加える #学びの意味 #個人の価値

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お気軽に寄ってもらえたら黒坂、喜びます (^-^)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■COMEMO HUBのFacebook pageはこちら
https://www.facebook.com/COMEMOHUB/
■COMEMOHUBのNoteマガジンはこちら
https://note.com/kurosakalibrary/m/m46d626c35711
-------------------------------------------------------------
■黒坂図書館のFacebook pageはこちら
https://www.facebook.com/kurosakalibrary/
■黒坂図書館のエッセンスを動画(約7分)で!
https://youtu.be/x9nTPiabLKU
-------------------------------------------------------------
■黒坂個人のFacebookはこちら
https://www.facebook.com/munehisa.kurosaka
■黒坂個人のTwitterはこちら
https://twitter.com/munehisa_k
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)