ゲーテ

不機嫌は良くないよって話

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
Johann Wolfgang von Goethe

ゲーテはこう言っています。

この世界で一番いけないのは、
不機嫌であることだ!


なぜいけないのかというと、不機嫌は伝染してしまうからと言われています。

こんな話があります。

営業職のA氏が、顧客を訪問するとその担当者はなぜか不機嫌で昔のミスを持ち出してきて、それをネチネチと言ってきます。
なんとかやり過ごして、帰宅したものの、ムカムカとしたままでした。

こんな時はちょっと飲んで寝るかと思い、妻にビールがあるか聞くと、
運悪くビールがありませんでした。

するとA氏はカッとなって、「なんでビールが無いんだよ!」と
珍しく語気を荒げてしまいました。
妻はビールくらいでなんでこんなに怒られるの?
と、なんとなく気分が悪くなりました。

翌朝、寝坊してきた小学生の息子に「なんでそんな毎日寝坊するの!」と
いつもは怒らないようなことで、ひどく怒ってしまいました。

息子は、学校に行ったのですが、ムシャクシャした気持ちを抑えられず、
級友と喧嘩をして、怪我をさせてしまいました。

昼過ぎに学校から電話があり、息子さんが喧嘩をしたので、今日は迎えに来て下さいとのこと。

学校からの帰り道に、息子と妻が話しました。
「なぜ喧嘩したの?」
「母さんがあんなに怒るからさ、それでムシャクシャしちゃって。。。」
「そうだったのね、ごめんね。。。」
「でもさ、母さんはなんであんなに怒ったの?」
「そうね、昨日の夜お父さんに怒られたから。。。」

その夜、帰宅したA氏に妻は、今日の出来事を話ました。
「あなた、昨夜ビールがなくて私に怒ったでしょ。ビールを切らした私も悪かったとは思うけど、どうして、あんなに怒ったの?」
「昨日はすまなかった。。。実はお客さんに理不尽に怒られたんだよ」

って、不機嫌が伝染する話があります。なんとなく理解できるかと思います。

これからも私たちはこの不機嫌に支配されたままなのでしょうか?

そうではないんです。

不機嫌という刺激が入ってから、それに反応するまでの間にはスペースがあるので、自分自身の反応は完全にコントロール可能なんです。そんなことは信じられない!って人もいるかもしれませんが、私にはそうだと思っています。

なので、私たちはいつだってどこでだってこの不機嫌の連鎖を止めることができます。

なんならどんどん人を褒めて、ご機嫌な連鎖を自分から始めることだってできるんですよ。

上記の note にも書いたのですが、特に気持ちに余裕があると言うことも大切だと思っています。自分の気持ちが豊かであれば、そもそも不機嫌でないと思うんですよね。

そのためには自分が豊かな状況にいることにも着目していくことで、不機嫌な状態も次第にすくなくなるのかなぁと思うんですよね。


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